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混濁尿

更新日: 公開日:
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目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 診療科目・検査
  4. 原因
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差
荒牧 竜太郎

【執筆・監修ドクター】

荒牧内科 荒牧 竜太郎 先生

概要

混濁尿とは?

尿に濁りがあり、尿の色がいつもと違う状態を混濁尿として扱います。混濁尿が起こる原因は、何らかの細菌感染や脂肪成分の増量、血漿成分が増えることが挙げられます。水分を摂取している量が少ない場合にも一時的に混濁尿が起こることがあります。

尿が濁っている状態が続く場合は、何らかの病気にかかっている可能性があり、中でも混濁尿はほかの症状とあわせて現れることもあります。

症状の例としては、排尿痛や尿意切迫、尿に血が混じる、腹痛や発熱を伴うといったこともあります。

また、混濁尿が現れる病気は、膀胱炎をはじめ、尿道炎、前立腺炎、腎盂腎炎、腎結核など様々です。


症状

尿がいつもよりも濁り、色に異常がある状態です。尿の色だけではなく、腹痛・発熱・排尿痛・血尿・尿意切迫などを伴う場合があります。

<混濁尿を伴う病気の主な症状>

腎盂腎炎

残尿感、排尿痛、悪寒、発熱、背中や脇の痛みなど

膀胱炎

残尿感、排尿痛、腹痛、腹部違和感、血尿など

尿道炎

排尿痛、尿意切迫、頻尿など

診療科目・検査

混濁尿が、1週間程度継続的に持続している場合は、腎臓や尿路に異変が起きている可能性があります。尿道や膀胱の細菌感染が疑われます。検査結果には、数日を要する場合もありますので、尿に違和感があったら併発症状がなくても、できるだけ早く泌尿器科を受診しましょう。

問診のほかに尿検査が行われます。尿検査は、尿がではじめの尿ではなく、途中の尿をとって行います。これは、病気でない人でも尿のではじめは、尿道出口付近に細菌・白血球などが溜まっている場合があるからです。その後、尿の顕微鏡検査・細菌培養検査などが行われます。

原因

混濁尿の多くは、腎臓の感染症(腎盂腎炎など)、膀胱炎、前立腺炎、尿道炎などの感染が原因となります。尿からは、感染源となっている細菌や白血球が多く排出されます。また、腎臓の周りのリンパ管が病気の影響で閉まってしまうと脂肪分を含んだリンパ液が尿に混ざり混濁尿が起こる場合もあります。

治療方法と治療期間

膀胱炎などの細菌感染であれば、抗菌薬の投与が一般的です。抗菌薬が効き始めると数日で症状はなくなっていきますが、再発防止のために医師から出された薬は最後まで飲みきってください。また、腎盂腎炎が進んでいる場合は、状態により入院が必要となる場合もあります。入院期間は、一般的には1、2週間程度のことが多いです。

治療の展望と予後

抗菌薬で、症状が快方に向かわない場合は、薬を変える場合もあります。感染性のものであれば、抗菌薬に効果があれば予後は良好です。しかし、尿路や膀胱の細菌感染は、体力が落ちると繰り返す傾向があります。体調を整え、規則正しい生活を送りましょう。

また、薬の効果があまりない場合は、内視鏡検査やレントゲン検査などを行い、結石やがんなどほかの病気が原因となっていないかを調べたり、更なる検査が必要となる場合もあります。がんのステージが進んでいたり、腎盂腎炎が敗血症にまで進行していたりすると、予後不良となります。

発症しやすい年代と性差

混濁尿は、様々な背景が影響して起こるため、年代や性差は一概には言えません。また、混濁尿は一時的な場合も多いので、患者数も一概には言えない部分があります。原因として多い、膀胱炎は20〜30代の女性に多く見られます。放置すると腎盂腎炎まで進んでしまう場合もあるので、早めに治療を受けましょう。

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