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発作性上室性頻拍

更新日: 公開日:
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目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 診療科目・検査
  4. 原因
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差
虎溪則孝 先生

【執筆・監修ドクター】

虎溪医院 虎溪 則孝 先生

概要

発作性上室性頻拍とは?

発作性上室性頻拍(ほっさいせいじょうしつせいひんぱく)では突然、脈拍が早くなったりします。それにより胸が苦しくなったり、息苦しくなるなどの症状がおこります。心臓の筋肉(心筋)の動きは微量の電気信号で動いています。この電気信号の乱れによって発作性上室性頻拍がおこります。心臓の動きに異常がおこることで脈が乱れたりといった症状が出るのです。

発作性上室性頻拍は発生する場所などにより、さらに分類されます。
命にかかわることは少ないですが、患者さんの職業などによっては治療が必要です。

症状

「一瞬」ではなく少なくとも30秒以上は持続する突然の動悸、胸部違和感、息切れ、呼吸困難、めまい、まれに失神などの症状があります。

発作が毎日起きる場合もあれば、数年に1回程度のこともあります。

発生する機序により房室結節リエントリー性頻拍(AVNRT)、房室リエントリー性頻拍(AVRT)、心房頻拍(AT)に分類されます。

診療科目・検査

ただちに生命にかかわることはまれだが、発作が持続するようであればなるべく早く循環器内科を受診しましょう。
救急外来の受診も考慮する必要があります。

検査内容

自己検脈、発作時に心電図をとることが重要です。
12誘導心電図、ホルター心電図、イベントレコーダーなどで記録されれば、ほぼ診断確定します。
心エコー検査で基礎心疾患の有無を確認します。
心臓電気生理学検査でより詳細な異常部位を特定します。

原因

心臓の筋肉の中を走っている電気の流れの異常です。
余計な電線を介して電気の流れが空回りする場合や、異常な発電源から高速の電気興奮がおきることなどが原因です。

WPW症候群など生まれつき心房と心室の間に異常な電線の束がある場合にも合併します。

治療方法と治療期間

治療法

発作時バルサルバ手技(呼吸を止めた状態で、強く胸・腹に力を入れる)、氷水を入れた洗面器に顔をつけるなど、抗不整脈薬の頓服、または予防内服、救急外来では頻拍を止める点滴注射や電気ショックなどがあります。

根治治療を望む場合はカテーテルアブレーションを行う必要があります。
特に公共交通機関の運転手は必須です。

治療期間

根治術以外は対症療法のため、予防内服や発作ごとの対応が終生必要だが、発作の頻度は個々によります。
カテーテルアブレーションは通常4~5日の入院が必要です。

治療の展望と予後

カテーテルアブレーションにより約95%は根治可能です。

発症しやすい年代と性差

500~1000人に1人の割合で認めるとされます。AVNRTは女性に多く発作の初発は45歳前後、AVRTは30歳前後とされています。

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