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ヘリコバクターピロリ菌感染症

目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 原因
  4. 検査内容と主な診療科目
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差

概要

ヘリコバクターピロリ菌感染症とは?

ヘリコバクターピロリは、胃炎・胃潰瘍・胃がんの原因になる細菌です。
2018年現在、「直接的に胃がんを引き起こす原因になる」と見なされている唯一の存在です。

ピロリ菌がつくり出すタンパク質―CagAは、「胃の上皮細胞極性(細胞を正しい向きに配置する性質)を破壊する」「細胞を際限なく増殖させる」などの性質を持っていて、胃がんの発生を促します。

ピロリ菌が長期的に感染していると、慢性胃炎(萎縮性胃炎)を起こし、最終的にはがん化する恐れもあります。
現在、ピロリ菌感染の有無を検査することが可能ですから、一度は検査を受けてみると良いでしょう。
感染していることがわかれば、除菌もできます。

症状

ピロリ菌に感染しているだけでは症状は現れないことも多い。
ピロリ菌による胃炎や胃十二指腸潰瘍を起こすと、腹部の不快感や腹痛を起こすことがある。
また、長期にピロリ菌感染が続くと胃癌の原因となる。

原因

ヘリコバクターピロリ菌はヒトの胃粘膜に感染し、胃外では長期に生存できないため、胃-口感染とされているがどのような行為で感染するかについては明らかにされていない。

検査内容と主な診療科目

血液や尿検査でピロリ菌抗体を測定する。
呼気でピロリ菌の有無を調べる尿素呼気試験、または内視鏡をつかって直接胃の粘膜を採取し調べる方法がある。

自覚症状がないことが多いため、人間ドックや健康診断で感染がわかった時には、胃癌や潰瘍などの予防目的除菌治療のため消化器内科を受診をしたほうが良い。

治療方法と治療期間

1週間の抗生剤と酸分泌抑制薬の内服による。

治療の展望と予後

一部の患者を除き除菌が可能。

発症しやすい年代と性差

2017年で感染者は3600万人と推定される。
1940年代以前の生まれでは感染率が80%近くあるが、その後徐々に低下し70年代では約20%と感染率は低下する。

感染は5歳以下で起こり80%が家庭内感染であると推測されている。
例外はあるものの、薬による治療がないと生涯にわたって感染は持続する。
成人になって感染しても一時的な感染で、持続感染することは少ないとされる。
加齢とともに感染率が上昇することはない。

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