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味覚障害

目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 原因
  4. 検査内容と主な診療科目
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差

概要

味覚障害とは?

味覚障害は、通常の味である「塩味」「甘味」「酸味」「苦味」「うま味」の5つの基本味を感じることができなくなる、味覚器官の異常です。
人間が感じることのできる味覚は5つの基本味で構成されており、それぞれが体内に取り込む栄養素の識別のために大切な役割があります。「塩味」はミネラル、「甘味」は糖質、「うま味」はアミノ酸と生命維持に必要な栄養素を識別し、「酸味」と「苦味」は量により好まれるものではなく、「毒」として危機回避のための役割を担っています。
味覚低下(特定の味または4つの味覚の減退)、異味覚(異常な味がする、常時苦味を感じることや口腔内に違和感を覚える)、味盲(特定の味、苦味を感じない)等、種類は様々であり、生活習慣病を誘発することもあります。また、食欲減退など食事に大きく影響を及ぼします。

症状

症状は大きく2つに分かれる。
1つは「量的障害」である。味の感覚が徐々に低下し、味を感じられなくなってしまう。
進行し味覚消失になる危険性もある。
また、4つの味「塩味」「甘味」「酸味」「苦味」のうち、どれか一つの味が感じられなくなることもある。
例として、「砂糖を舐めたのに甘く感じない」「醤油をつけたのにつけた気がしない」などの症状がみられる。

もう1つは「質的障害」。味そのものを感じることはできても、味の感じ方が異なる状態のことである。
口の中に何も入れていないのに、苦味や酸味を感じる、口の中に違和感を覚えるなどの状態である。
例を挙げると「醤油が苦いと感じる」「レモンがしょっぱいと感じる」など、本来の味とは違う味として感じてしまうことである。

原因

原因は味を感じる過程において異常が起きることにある。
味覚障害の代表的な原因の一つに、ミネラルである亜鉛の不足がある。
亜鉛は味を感じる器官である舌表面の味蕾(みらい)が、生まれ変わるために必要な栄養素である。
つまり亜鉛不足による味蕾の減少により、味を感じることができなくなる。
他にも貧血、消化器疾患、甲状腺疾患、腎疾患などが原因となることもある。
風邪、舌苔(舌に付着する白いカス)によるもの、うつ病やストレスなどにより味覚障害を発症することもある。

検査内容と主な診療科目

味覚は生命維持のために必要な食事に関わる大きな問題であるため、少しでも違和感があれば、早めに受診するのが望ましい。
耳鼻咽喉科、口腔外科でも検査を受けることができる。

検査にはいくつか種類があり、代表的な検査は「電気味覚検査」である。
これは機械で舌に電気を流して計測する方法であり、電気刺激から金属の味がするという特性を利用したものである。
もう一つ代表的なものが「ろ紙ディスク検査」と言い、ろ紙に4種の味を染み込ませて舌の上に置き、それぞれの味の感じ方を調べる方法である。
電気味覚検査と異なり身近なものでできる。「安静時唾液量測定」「ガムテスト」も行うことがある。
安静時とガムを噛んだ時の唾液量を測定、比較することで異常を見つける方法である。

治療方法と治療期間

治療法は味覚障害の原因によって異なり、栄養素を補ったり、原因物質を排除したりと様々である。具体的な方法の例は原因ごとにわけて以下に記載する。

・貧血:鉄分の投与により亜鉛の充足を図る
・唾液分泌量低下:唾液分泌促進剤の投与により唾液量を増やす
・カンジダ症:抗真菌剤によるうがい等により口腔内を殺菌、清浄化を目指す
・薬剤の副作用によるもの:原因薬剤の服用を中止することで原因となる薬剤の排除を行なう
・歯周病:歯周病の改善治療により口腔環境を改善する

治療期間はそれぞれ異なるが、亜鉛の内服する期間は3〜6ヶ月継続が望ましいと言われている。

治療の展望と予後

病気に悩む時間や、症状の自覚から受診までの期間が長くなればなるほど亜鉛服用療法の有効性が低下すると言われている。亜鉛の投与は短い例で1ヶ月間、長い例で4ヶ月の継続投与が必要となり、状態によって様々である。

発症しやすい年代と性差

推計24万人超と言われており、症状が出ているが気づいておらず受診していない、治療していない方も合わせるともっと多いと言われている。患者数は2003年時点で約24万5000人(日本口腔・咽喉科学会調べ)、1990年の約13万8600人から倍増しており、年々増加傾向である。また、60歳代に受診のピークが見られることから、高齢者に多く、原因が加齢によるものがあることから性差は見られないとされている。

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