あふたせいこうないえんアフタ性口内炎
アフタ性口内炎の症状
痛みや灼熱感で始まり、その1~2日後に口内に炎症が発生します。水疱ができることはありません。
その大きさから予想されるよりも痛みは強く、多くはそれが4~7日間持続します。できる場所のほとんどが軟らかな粘膜組織(唇や頬の内側、舌、口の底の部分、軟口蓋、のど)です。見た目の形状は薄く、円形または楕円形です。中心部は黄色がかった灰色、縁は赤色です。
大半は小さく、直径約1.25センチメートル以下ですが、しばしば2~3個集まって現れ、傷あとが残ることはありません。
しかし、まれに大きな口内炎が発生すると形がいびつで、治癒するまでに何週間もかかり、傷あとが残る場合もあります。
重症の場合は、発熱、頸部リンパ節の腫れ、全身の疲労感がみられることもあります。
アフタ性口内炎の診療科目・検査方法
アフタ性口内炎の原因
なぜできるのか原因は不明です。
様々な要因が症状を誘発し発症のきっかけになると考えられています。
例えば、口の中のけが、ストレス、特定の食べもの(チョコレート、コーヒー、ピーナッツやアーモンド、卵、シリアル、イチゴ、チーズ、トマト)を摂取することでもおこります。
また 、遺伝する可能性も指摘されています。ビタミンの欠乏、ホルモンのバランス異常、胃腸の障害、自律神経失調なども原因として考えられています。
こうしたことをおこす原因には、歯の鋭縁(えいえん:角が尖っている状態)、合っていない歯の詰め物や被せ物、歯石、食物中の異物、刺激物、誤って粘膜を咬むなどが挙げられます。
また、ベーチェット病やシェーグレン症候群、全身性エリテマトーデスなど免疫系の疾患もその原因として考えられています。
このように外来刺激や新陳代謝の低下などにより口腔粘膜の表面にわずかな傷が生じ、そこへ細菌が繁殖すると、アフタ性口内炎になると考えられています。
あわせて読みたい
アフタ性口内炎の予防・治療方法・治療期間
原因となり得る外傷的要因(例:固いパンの角などによる気がつきにくい微小な傷)や生活習慣(喫煙、ストレスなど)を取り除き、食習慣や口腔衛生を改善します。
また含漱薬(がんそうやく:うがい薬)の使用などにより口腔内を清潔に保つようにします。
治癒が遅れる場合は対症的にステロイド系の外用薬(ケナログ軟膏、アムメタゾン軟膏など)や硝酸銀を局所投与(口腔粘膜に塗布)することもあります。
アフタ性口内炎の治療経過(合併症・後遺症)
アフタ性口内炎の根本的な治療方法は確立していません。
慢性再発性アフタは通常2週間ほどで痕も残さず治癒しますが、2週から3か月間隔で再発を慢性的に繰り返すことが多いです。
再発性アフタの治療においては、含嗽(うがい)だけでなく専門医による口腔ケアを行うことが有効です。
アフタ性口内炎になりやすい年齢や性別
よく見られる口内炎です。
再発性アフタ性口内炎の場合は20~30歳代に多く、女性に多い傾向があります。
参考・出典サイト
執筆・監修ドクター
関連する病気
アフタ性口内炎以外の病気に関する情報を探したい方はこちら。
関連カテゴリ
アフタ性口内炎に関連するカテゴリはこちら。