ひとつのIDでさまざまな施設の順番待ち・予約が可能

EPARKグループ

夜間・休日に電話1本で医師がご自宅へ

急な発熱時など往診(自宅で診察・処方)の無料電話相談を受付しています。

0066-98090-0345523(無料電話相談)

夜間・休日に電話1本で医師ご自宅へ

今すぐ電話する無料電話

あふたせいこうないえんアフタ性口内炎

更新日:2022/08/10 公開日:2019/03/19 view数:30,211

アフタ性口内炎とは?

アフタ性口内炎は非常によくみられる口腔内の疾患です。

アフタとは潰瘍を意味しており、口内炎の中ではもっとも多くみられるタイプです。口の粘膜に小さな楕円形の潰瘍がおこります。

1年に少数のアフタが数回できる程度の人もいれば、常に口内炎がみられる人もいます。同じ場所にできる場合もあればいろいろな箇所に次々に発生する場合もあります。

再発性アフタ性口内炎の場合は、何度もアフタ性口内炎が粘膜に発生します。理由はわかっていませんが妊婦や経口避妊薬を服用している人、喫煙習慣のある人はアフタ性口内炎ができる可能性が低下する傾向にあります。

目次
  1. アフタ性口内炎の症状
  2. アフタ性口内炎の診療科目・検査方法
  3. アフタ性口内炎の原因
  4. アフタ性口内炎の予防・治療方法・治療期間
  5. アフタ性口内炎の治療経過(合併症・後遺症)
  6. アフタ性口内炎になりやすい年齢や性別

アフタ性口内炎の症状

痛みや灼熱感で始まり、その1~2日後に口内に炎症が発生します。水疱ができることはありません。

その大きさから予想されるよりも痛みは強く、多くはそれが4~7日間持続します。できる場所のほとんどが軟らかな粘膜組織(唇や頬の内側、舌、口の底の部分、軟口蓋、のど)です。見た目の形状は薄く、円形または楕円形です。中心部は黄色がかった灰色、縁は赤色です。

大半は小さく、直径約1.25センチメートル以下ですが、しばしば2~3個集まって現れ、傷あとが残ることはありません。

しかし、まれに大きな口内炎が発生すると形がいびつで、治癒するまでに何週間もかかり、傷あとが残る場合もあります。

重症の場合は、発熱、頸部リンパ節の腫れ、全身の疲労感がみられることもあります。

アフタ性口内炎の診療科目・検査方法

通常は視診により症状を確認することで診断が可能です。問診、視診、触診により診断が容易で明らかなときには検査は行いません。

悪性腫瘍との鑑別のため疼痛や周囲の異常(硬くなっていないかなど)の確認、ベーチェット病などアフタ性口内炎が症状として出る疾患を確認するためにそれらの疾患に対する検査を行うこともあります。

基本的には自然に治癒することが多いが症状が2週間以上続く場合は歯科、口腔外科を受診しましょう。また、耳鼻いんこう科でも対応可能です。

アフタ性口内炎の原因

なぜできるのか原因は不明です。

様々な要因が症状を誘発し発症のきっかけになると考えられています。

例えば、口の中のけが、ストレス、特定の食べもの(チョコレート、コーヒー、ピーナッツやアーモンド、卵、シリアル、イチゴ、チーズ、トマト)を摂取することでもおこります。

また 、遺伝する可能性も指摘されています。ビタミンの欠乏、ホルモンのバランス異常、胃腸の障害、自律神経失調なども原因として考えられています。

こうしたことをおこす原因には、歯の鋭縁(えいえん:角が尖っている状態)、合っていない歯の詰め物や被せ物、歯石、食物中の異物、刺激物、誤って粘膜を咬むなどが挙げられます。

また、ベーチェット病シェーグレン症候群全身性エリテマトーデスなど免疫系の疾患もその原因として考えられています。

このように外来刺激や新陳代謝の低下などにより口腔粘膜の表面にわずかな傷が生じ、そこへ細菌が繁殖すると、アフタ性口内炎になると考えられています。



アフタ性口内炎の予防・治療方法・治療期間

原因となり得る外傷的要因(例:固いパンの角などによる気がつきにくい微小な傷)や生活習慣(喫煙、ストレスなど)を取り除き、食習慣や口腔衛生を改善します。

また含漱薬(がんそうやく:うがい薬)の使用などにより口腔内を清潔に保つようにします。

治癒が遅れる場合は対症的にステロイド系の外用薬(ケナログ軟膏、アムメタゾン軟膏など)や硝酸銀を局所投与(口腔粘膜に塗布)することもあります。

アフタ性口内炎の治療経過(合併症・後遺症)

アフタ性口内炎の根本的な治療方法は確立していません。

慢性再発性アフタは通常2週間ほどで痕も残さず治癒しますが、2週から3か月間隔で再発を慢性的に繰り返すことが多いです。

再発性アフタの治療においては、含嗽(うがい)だけでなく専門医による口腔ケアを行うことが有効です。

アフタ性口内炎になりやすい年齢や性別

よく見られる口内炎です。

再発性アフタ性口内炎の場合は20~30歳代に多く、女性に多い傾向があります。

執筆・監修ドクター

迎 和彦
迎 和彦 医師 むかい歯科 院長 担当科目 歯科

経歴1989年 昭和大学歯学部卒業
     昭和大学歯科病院 歯科補綴学教室勤務
     現在 同上非常勤
2004年 むかい歯科開業

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

メールアドレス:任意
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション):

関連する病気

アフタ性口内炎以外の病気に関する情報を探したい方はこちら。

関連カテゴリ

アフタ性口内炎に関連するカテゴリはこちら。