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じんせいひんけつ腎性貧血

更新日:2022/08/16 公開日:2019/02/05 view数:6,952

腎性貧血とは?

腎性貧血(じんせいひんけつ)は腎臓の異常により赤血球を作るよう指示を出すエリスロポエチンという造血ホルモンが減ることで貧血になる症状です。

貧血はよく「鉄分不足」によると考えられますが、「鉄欠乏性貧血」とは異なるため、鉄分を補っても改善しません。

腎性貧血ははっきりとした症状はなく、他の貧血と同様で「なんとなくだるい」「疲れやすい」といった症状があります。また、腎性貧血は慢性腎臓病の症状のひとつで、貧血に対処しつつ、腎臓病の治療をおこなうことが必要になります。


目次
  1. 腎性貧血の症状
  2. 腎性貧血の診療科目・検査方法
  3. 腎性貧血の原因
  4. 腎性貧血の予防・治療方法・治療期間
  5. 腎性貧血の治療経過(合併症・後遺症)
  6. 腎性貧血になりやすい年齢や性別

腎性貧血の症状

症状のない場合が多いものの、倦怠感、動悸、息切れなど一般的な貧血症状と同じ症状がみられます。

腎性貧血の診療科目・検査方法

血液検査(赤血球数、血色素量、ヘマトクリット、クレアチニン、eGFR、エリスロポエチン濃度、フェリチン、血清鉄など)を行います。

慢性腎臓病そのものの管理が必要なため受診は不可欠です。腎臓内科を受診しましょう。

腎性貧血の原因

慢性腎臓病によってエリスロポエチンという造血ホルモンが不足することが原因です。

腎性貧血の予防・治療方法・治療期間

貧血の程度により2週から4週ごとに赤血球造血刺激因子製剤(ESA)の皮下注射もしくは静脈注射を行います。

効果があれば治療を続け、保存期から血液透析に移行したあとも継続が必要です。

腎性貧血の治療経過(合併症・後遺症)

ある程度貧血が進んだ症例では治療によりQOLが改善します。

また慢性腎臓病の進行や心血管疾患の発症および生命予後を改善する可能性もあるため治療が推奨されます。

腎性貧血になりやすい年齢や性別

実際の患者数は不明です。

どちらかというと中高年に多く、性差はありません。

つまり慢性腎臓病の進行例に合併します(保存期:透析治療をうける前の状態)。
また血液透析中の患者さんのほとんどは腎性貧血で治療を受けています。

参考・出典サイト

執筆・監修ドクター

澤田 啓
澤田 啓 医師 けいクリニック 院長 担当科目 内科/小児科

経歴1983年 昭和大学医学部 卒業
    聖隷浜松病院 研修医
    浜松医科大学腎臓内科
    丸山病院     勤務

1998年 けいクリニック 開業

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