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乾癬性関節炎

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目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 原因
  4. 検査内容と主な診療科目
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差
  8. 編集部脚注
福田真 先生

【執筆・監修ドクター】

アカラクリニック 福田 真 先生

概要

乾癬性関節炎とは?

乾癬性関節炎は、皮膚がボロボロと白く剥がれ落ちる乾癬(※1)の症状があり、その後に関節炎や指が腫れる、爪の変形が起こる病気です。免疫機能の異常によって起こると考えられていますが、詳しい原因はわかっていません。

乾癬の症状があるすべての人が関節炎になるわけではなく、日本での発症数はそのうちの約1%といわれています。乾癬性関節炎は進行していくと関節リウマチと同じく、関節の組織を破壊するため関節の変形が進行します。

症状

乾癬(かんせん)特有の皮膚症状(赤く腫れたあとにフケのようにポロポロとれる)のほか、手指や足などの関節に痛みと腫れが出る。
かかとのあたり(アキレス腱付着部)や腰背部痛も合併することがある。
まれに皮膚症状が出る前に関節炎が発症することもある。

原因

原因は不明である。

検査内容と主な診療科目

特別な検査はないが、他の関節炎をきたす病気を除外するための血液検査と、関節炎部位のレントゲンでの評価が有用である。

リウマチ科、皮膚科を受診する。

治療方法と治療期間

メトトレキサートなどの抗リウマチ薬が関節炎と皮疹(ひしん)両方に効果がある。
難治性の場合にはTNF阻害薬(※2)という生物学的製剤も用いることができる。

基本的には生涯にわたる治療が必要となる。

治療の展望と予後

治療は生涯必要となるが、適切な治療にて炎症を抑えることができる。

発症しやすい年代と性差

乾癬(かんせん)のある患者さんの約30%に関節炎が発症するといわれている。

25歳から30歳での発症が多く、男女差はない。

編集部脚注

※1 乾癬(かんせん)

乾癬は、「白い鱗屑(りんせつ:フケのような白い粉)を伴う皮膚病」です。
鱗屑の下は、周囲との境界がはっきりした紅斑になっています。
紅斑の数、大きさ、形はさまざまです。
約90%は局所的症状にとどまりますが、重症例では「爪の変形を伴う例」「関節炎を伴う例」「紅斑が全身に広がる例」なども見られます。

※2 TNF阻害薬

TNF阻害薬は、「関節リウマチなどに用いられる生物学的製剤の1つ」です。
関節リウマチなどの自己免疫性疾患は、「免疫システムが自分の身体を攻撃対象にすること」が要因です。
免疫システムが自分の細胞に反応した結果、病原体が入ってきたわけでもないのに炎症が起きるのです。
このとき、炎症を誘発しているのは、「炎症性サイトカイン」と呼ばれる物質です。
TNF阻害薬は、主要な炎症性サイトカインである「TNF-α」の働きを阻害し、炎症を抑えます。

具体的には、

・TNF-αと結合して、炎症誘発を抑える
・TNF-αをつくり出す細胞を阻害する

といった作用で、自己免疫性疾患の炎症を緩和します。

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