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エボラ出血熱

更新日: 公開日:
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目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 診療科目・検査
  4. 原因
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差

概要

エボラ出血熱とは?

エボラ出血熱とは、エボラウイルスを原因とした感染症です。エボラウイルスに感染したサルやコウモリなどの動物に触れることによって感染するとされています。人から人への感染もおこります。

これまで、アフリカの中部や西部で大規模な流行が発生して、今でも新たな患者さんが出ています。

2019年7月、世界保健機関(WHO)は、この事態が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(RHEIC)」に該当すると宣言しました。

症状

ウイルスにさらされてから2~20日後に症状があらわれ始めます。

初期の段階では、筋肉痛、頭痛、のどの痛み、せきなど、ほかのウイルスの感染症と似た症状がみられます。光に対して敏感になり、結膜から出血して白目の部分が赤くなることもあります。

その後、数日のうちに、腹痛、肌や白目の部分が黄色くなる黄疸、激しいい嘔吐(おうと)や下痢、粘膜からの出血、錯乱(取り乱すこと)、さまざまな意識の障害があらわれるせん妄などの重い症状があらわれてくることがあります。

7〜9割が死に至るといわれています。

診療科目・検査

血液検査と尿検査によって診断します。

発熱などの初期症状は一般的な感染症でもみられるため、エボラ出血熱にかかっていることを特定することは難しいとされています。また、「出血熱」と呼ばれていますが、すべての患者さんに出血がみられるわけではありません。

アフリカなどを旅行してきた人で、発熱している場合は、エボラ出血熱を疑うことが必要です。

対応できる医療機関は限られています。流行している地域から帰国した際は、最寄りの検疫所などで、万が一、症状が出た場合の相談先をあらかじめ確認しておきましょう。

原因

エボラウイルスに感染したコウモリやサルを取り扱ったり、食べたりすることで感染すると考えられています。流行している地域で、洞窟へ立ち入る際には、コウモリなどの野生動物との接触に気をつけなければいけません。

また、感染した患者さんの血液や分泌物などの体液に触れることによっても感染します。これが、人から人へと広がる原因になります。

流行しているのはアフリカの中央部や西アフリカです。基本的に、エボラウイルスは動物に感染することが多いウイルスのため、人に感染することは多くありません。

治療方法と治療期間

エボラウイルスに対して効果のある抗ウイルス薬はありません。そのため、治療は以下のような患者さんの生活の質を改善することを目的とした支持療法を中心におこなわれます。

・血圧を維持し、電解質(体内のカルシウム、カリウム、ナトリウムなど)のバランスを保つため、静脈内への輸液をおこなう
・止血などの凝固メカニズムにおきている異常を治療する

現在も、効果的な治療法を探す研究が続けられています。

治療の展望と予後

エボラ出血熱のワクチンや抗ウイルス薬はいまだ開発中です。そのため、エボラ出血熱が流行している地域を旅行する場合は、予防をこころがけることが大切です。

旅行中は、

・ほかの人の血液や体液に触らない
・アルコール消毒をしっかりおこなう
・コウモリやサルと接触したり、動物の肉を生で食べたりしない

といったことを心がけてください。

また、帰国後21日間は健康状態に気を配り、エボラ出血熱の症状がみられた場合は、すぐに診察を受けましょう。

発症しやすい年代と性差

2013年12月、西アフリカのギニアでエボラ出血熱の大規模な流行が発生しました。最初に認識された2014年3月の時点で、すでに数千人が感染し、感染した方の6割が亡くなっていました。

2014年~2016年の間に、ギニアにおいてエボラ出血熱で亡くなった方の数は2500人以上にのぼります。また、この流行は隣り合っているほかの国々へも拡大しました。

2018年には、コンゴ共和国で54名が感染し、そのうち33名が亡くなりました。2019年11月現在、まだ収束の目処は立っていません。

2019年時点で、日本国内での感染は確認されていません。

 

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