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たんのうえん胆のう炎

更新日:2022/03/29 公開日:2019/02/05 view数:14,936
目次
  1. 胆のう炎とは
  2. 胆のう炎の症状
  3. 胆のう炎の診療科目・検査方法
  4. 胆のう炎の原因
  5. 胆のう炎の治療経過(合併症・後遺症)
  6. 胆のう炎になりやすい年齢や性別

胆のう炎とは

胆のう炎は、右の肋骨(ろっこつ)下にある胆のうに炎症がおこる病気です。胆のうは、肝臓で作られた胆汁(消化液の一種)を一時的にためておく機能を持つ臓器です。

胆のう炎の原因は胆石によっておこる場合が多くあります。胆石による刺激と胆汁に含まれる酸により胆のうに炎症が起こります。こうした炎症によって急性胆のう炎では急激に右上腹部が痛くなります。

また、慢性化して鈍い痛みを引きおこす慢性胆のう炎は、急性胆のう炎を繰り返したことによっておこります。くりかえし発症することで炎症をおこした箇所が再生される際に組織の線維化(かたく分厚くなる)がおこることで発症します。

慢性胆のう炎の治療をするためには手術が必要です。

また、胆石以外の原因では手術やケガなどが原因で胆汁の量が減ることがきっかけになります。胆汁の量が減ることで十二指腸へ流れず、胆のう内にとどまることで炎症をおこします。こうしておこる胆のう炎を「無石性胆のう炎」と呼びます。

胆のう炎の原因が胆石の場合は、再発の可能性が高くなります。そのため再発しないように胆のう全体を摘出する手術をおこなうことが一般的です。胆のうは取り除いても通常の生活には影響しないとされています。

急性胆のう炎の場合は自然に回復することもありますが、細菌による感染が原因であることが多く、痛みが長時間続いたり、再発したりする可能性も高いため、放置せずに消化器内科を受診し、しっかりと治療することが推奨されます。

胆のう炎の症状

急性胆のう炎は突然発症し、右上腹部に痛みがあらわれます。
その痛みは6時間以上継続し、発熱や嘔吐(おうと)、悪心、黄疸(おうだん)などが伴うことがあります。

中には無治療のままでも痛みが引くこともあるが、再発する可能性は高いです。
胆のう炎の症状を確認する指標の一つとして、マーフィー徴候があるかを確認します。

胆のう付近を触った際に、強い痛みのため患者さんの呼吸が止まることがあります。
これがマーフィー徴候です。しかし、徴候を見せない場合もあります。

慢性胆のう炎の場合、同じように右上腹部が痛むが、急性胆のう炎よりも痛みは軽度であることが多いです。
鈍い痛みや腹部の不快感、膨満感などがおこります。
痛みは急性胆のう炎の時のように長くは続きませんが、多くの場合、治療するまで繰り返し生じます。

胆のう炎の診療科目・検査方法

胆のう炎を疑う場合、消化器内科を受診し、血液検査にて白血球数、ビリルビンなどを測定し、全身の炎症の度合いや合併症の可能性などをはかります。
また超音波検査は必ず行われる。他にもエックス線撮影、CT、MRIを行うことがあります。

慢性胆のう炎になると治療なしには回復しないため、治療が必要です。
また急性胆のう炎の場合も一般的に胆石発作とは異なり、単に疼痛のみならず細菌感染の合併を伴う状態です。
自然回復を期待せず、速やかに受診の上で原因検索や重症度の評価をするようにしましょう。

胆のう炎の原因

胆のう炎の原因の多くは胆石である。そのためほとんどの場合は胆石症の合併症として胆のう炎を発症します。
胆石が胆のうの出口部分をふさぐことで胆汁を胆のうの外へ出せなくなり、たまることで炎症をおこします。

胆石以外の原因では胆のうの血行不良や収縮不全、細菌や寄生虫、アレルギーなどがあります。
こうした胆石以外を原因にした胆のう炎は無石性胆のう炎と呼びます。
外傷や手術後、長期間のダイエットなどで胆汁の排出が少なくなることや胆のう自体の収縮力が落ちて排出ができず、胆のう内に胆汁がとどまること(うっ滞)が原因になります。
また、膵臓(すいぞう)から分泌される膵液(すいえき)の逆流が原因となっている場合もあります。
中には胆のうがんの合併例があり、原因検索には注意を要します。

胆のう炎の治療経過(合併症・後遺症)

胆のうを摘出することで再発する可能性はなくなります。ただし、それ以外では再発する可能性があります。

胆のう摘出後に消化器症状として6%に間欠的な下痢が認められます。消化吸収には影響なく、日常生活には問題がないとされています。

胆のう炎になりやすい年齢や性別

日本では全人口の約10%が胆石を保有していると推定されています。
胆石を保有している中でも無症状の人が急性胆のう炎を発症する頻度は約3.~12%とされています。急性胆のう炎患者の中で、重症例は1.2%~6.0%で、女性のほうが男性よりも発生率が2倍になります。
胆石のリスクファクターとして、いわゆる4F(fourty[40代], female[女性], fatty[肥満], fair[白人])があげられます。
特に肥満は胆のう炎のリスクの一つとしても指摘されています。

執筆・監修ドクター

大田 幹
大田 幹 医師 代々木上原駅前内科クリニック 院長 担当科目 内科/消化器内科/糖尿病内科/アレルギー科/リウマチ科

経歴東北大学医学部 卒業
東京大学大学院 博士課程終了
国際医療福祉大学 元准教授

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