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きゅうせいじんしょうがい急性腎障害

えーけーあいAKI
更新日:2022/10/28 公開日:2020/01/06 view数:3,426
目次
  1. 急性腎障害とは
  2. 急性腎障害の症状
  3. 急性腎障害の診療科目・検査方法
  4. 急性腎障害の原因
  5. 急性腎障害の予防・治療方法・治療期間
  6. 急性腎障害の治療経過(合併症・後遺症)
  7. 急性腎障害になりやすい年齢や性別

急性腎障害とは

急性腎障害(きゅうせいじんしょうがい)とは、何らかの原因によって腎臓の機能が急激に低下する状態です。

以前は「急性腎不全」と呼ばれていましたが、早い段階で診断する必要性が高く、診断の基準を統一するために国際的に急性腎障害に名称が統一されました。

尿の量が少なくなることで老廃物が排出できなくなるうえに、体内の水分量や塩分量の調節ができなくなります。

体内の水分量が急激に増えることで、体液の電解質バランスが崩れ、生命にかかわる重篤な状態となります。

透析や腎移植が必要となることもあります。

急性腎障害の症状

急性腎障害の症状は、急激に腎臓の機能が低下します。進行が早く、数時間から数週間程度で低下していきます。

主な症状は尿量の低下や無尿によるむくみです。血尿になることもあります。

腎臓の機能が低下することで尿として排泄されるはずの老廃物が体内に蓄積され、疲労感やだるさ、集中力の低下、食欲がなくなる、吐き気、眠気などがおこります。

重くなると意識混濁、けいれんなどをおこし生命にかかわることもあります。

腎臓は左右にあるため、どちらかの腎臓1つを障害されている段階ではあまり症状があらわれないことがあります。

急性腎障害の診療科目・検査方法

急性腎障害は、腎臓内科泌尿器科を受診します。

腎臓の病気は初期の段階では自覚症状がでにくいため、健康診断などの定期検査で発見されることもあります。

問診で病歴、日常生活の状態を確認し、血液検査と尿検査で腎臓にかかわる血清尿素窒素や血清クレアチン、カリウムなどの数値が高くなっていないか調べる検査を中心におこないます。

腎臓の状態や大きさを確認するため、超音波(エコー)やCTなどの検査をおこなうこともあります。

急性腎障害の原因

腎臓の機能が低下する急性腎障害の原因にはいくつかあります。

腎臓に十分な血液がおくられなくなることが原因になります。例えば心筋梗塞などで血液の循環が悪くなることで、腎臓に流れ込む血液量の低下することがあります。

脱水などで体内の水分が少なくなることで、腎臓への血流が少なくなることもあります。そのため、大量出血や嘔吐(おうと)も原因になります。

また、腎臓そのものの機能が感染症やがんなどのほかの病気や薬などが原因で腎機能が低下することもあります。

ほかにも尿が排出される経路に何らかの問題がおこり、排尿できなくなることも原因になります。

急性腎障害の予防・治療方法・治療期間

急性腎障害は、原因に対する治療が必要です。

大量出血や重度の脱水により腎臓の機能が低下した場合は、出血や脱水に対して治療することで、糸球体や尿細管が破壊されることなくことで治療ができます。

尿路に障害がおこり、尿がでにくい場合は放置しておくと尿毒症となる危険性がありますが、尿路の障害を取りのぞければ腎臓の機能は戻ります。

原因によって治療期間は異なりますが、治療可能な状態であれば4週間程度で改善されることが多いです。

しかし、状況によっては腎臓の機能が失われ、腎臓の移植手術や、腎臓の機能を機械でおこなう人工透析が必要になることもあります。

急性腎障害の治療経過(合併症・後遺症)

急性腎障害は、腎臓の機能を低下させている原因を取りのぞくことで、ほとんどは改善されます。

しかし、原因によっては腎臓の組織が破壊されてしまうため、透析治療が必要となることもあります。早期に発見し、治療することが重要です。

また継続した食事療法が必要になる場合もあります。

急性腎障害になりやすい年齢や性別

急性腎障害は、高齢者や糖尿病などで腎臓の機能が低下している人が発症しやすくなります。

男性の場合は尿の通り道である尿道に腫瘍や結石ができやすいこともあり、女性より男性に多く見られます。

執筆・監修ドクター

岡村 信良
岡村 信良 医師 久野銀座クリニック 理事長 担当科目 消化器内科

経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

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