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アフターピルの副作用は?いつからいつまで続く?出現確率も解説!

更新日:2022/07/27 公開日:2020/12/15 view数:19,699
アフターピル 副作用

【医師監修】

アフターピルは、性行為後72時間(3日)以内であれば、避妊率は98〜99%と高確率で避妊することができます。

副作用は頭痛や吐き気など24時間以内に治まる軽度のものが多く、不妊症や後遺症もない薬といえます。

しかし、強く出た場合や長引く場合は気になりますよね。

アフターピル(緊急避妊ピル)の副作用は、吐き気・嘔吐・頭痛・胸の張りなどが考えらえますが、基本的には24時間以内に治まります。

この記事では、アフターピルでどんな副作用が出るのかや、期間、出現確率などについて解説します。

目次
  1. アフターピルの副作用について
  2. アフターピルの副作用はいつからいつまで?
  3. 中絶にくらべ体への負担 は非常に少ない
  4. まとめ

アフターピルの副作用について

まず、アフターピルの副作用としてあらわれる症状や、副作用のあらわれる確率などについて解説します。

1.アフターピルで、どんな副作用が出る?

副作用

おもな副作用は吐き気や嘔吐

アフターピルの副作用としては、『吐き気』や『嘔吐』などの症状があります。

そのほか、下腹部痛や頭痛、だるさ、下痢などの症状があらわれることもあります。

吐き気について

ホルモンバランスが急激に変化することで、吐き気が起こりやすくなります。

胃が空っぽだととくに副作用が出やすくなるので、食事とともに服用したり、寝る前に服用したりすることで、吐き気の軽減につとめましょう。

吐き気は24時間以上続くことは稀です。それ以上続くようであれば、医師に相談してください。

嘔吐について

吐き気から実際に嘔吐してしまうこともあります。

服用してから2時間以内に嘔吐してしまった場合は、薬も排泄されてしまっている恐れがあるので、再度服用が必要となります。

2.重度の副作用について

危険

血栓症を起こすことも

アフターピルによって、血管内の血液が凝固する機能が高まることがあります。

それにより血管内に『血栓』が形成され、循環系における血流が閉塞する『血栓症』を起こす恐れがあります。

重度の副作用が起こったら…対処法

突然の息切れや、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力や麻痺、急に視力障害が起きた時は、すぐに服用をやめ、医師に連絡をしましょう。

また、血栓性静脈炎、肺塞栓症やそれにかかったことのある方、乳がん、子宮内膜がんや重症な肝障害がある方などの服用は禁忌です。

そのほか、持病があったり、何か過去に大きな病気にかかったりしたことがある場合は医師に伝えましょう。


3.なぜ副作用が出るの?

ホルモン

アフターピルによる副作用は、薬で体内の女性ホルモンを急激に変化させることが原因で生じます。

アフターピルには女性ホルモンが含まれており、妊娠を防ぐためにホルモンバランスを変えて、人工的に女性ホルモンのひとつである『黄体ホルモン』の分泌がある状態を作ります。

薬の作用が減退してくると、脳は「黄体ホルモンの分泌が少なくなったから、妊娠期ではない」と誤認し、体が妊娠しにくくなります。

こうして生理が起こるメカニズムと同じ状態にすることで、妊娠を防ぐのです。

4.副作用の出る確率は?

副作用

アフターピルは種類によって、副作用の出方が変わります。

また、最近は副作用も減ってきてはいるものの、ノルレボなら10%程度、ヤッペ法は50%ほどで副作用が出現するといわれています。

5.生理が遅れることはある?生理予定

アフターピルは、ホルモンを投与 することによって、受精卵が子宮に着床することを防止するものです。

月経は女性ホルモンの分泌量が下がったタイミングでくるため、ホルモンの投与によって分泌量を上げることで体は「まだ月経のタイミングではない」と判断します。

そのため、生理が1週間〜10日ほど前後にずれることがあります。

多少のずれであれば問題ありませんが、アフターピルを飲んで3週間経っても生理が来ていない場合は、妊娠を疑う必要があるでしょう。

その場合には、薬局などで妊娠検査薬を購入するか、アフターピルを購入した病院を改めて受診するようにしましょう。

アフターピルの副作用はいつからいつまで?

続いて、アフターピルの副作用はいつ出現して、どれくらい続くのかについて解説します。

1.服用後、どれくらいで副作用が出る?

副作用

服用後から24時間後までに副作用が出ることがほとんどです。

副作用が出ない場合は、とくに体調に変化はありません。

また、副作用が出ないからといって作用が発揮されていないわけではありません。

2.副作用の続く時間

服用

基本的には24時間程度で副作用は終わります

ただ、種類によっては、避妊に失敗したあと72時間(3日)以内にアフターピルを服用して、12時間後に2回目の服用をしなければならないことがあります。

その際は、どちらにも副作用があらわれる可能性があるといえます。そのため、それぞれの服用から24時間(1日)以内に副作用が出て治っていく、と考えてください。

3.副作用が24時間経っても治まらない場合は?

病院

吐き気や嘔吐は、基本的には24時間以内に治まるといわれています。服用してから1日で治まるようであれば、とくに心配する必要はないでしょう。

それ以上続く場合には、ほかの病気との関連や重度の副作用であることも考えられます。気になる場合は、アフターピルを処方してもらった病院に相談してみるとよいでしょう。

中絶にくらべ体への負担 は非常に少ない

避妊

アフターピルは、不妊症や後遺症の可能性もほとんどないといえる薬です。つまり、体にとって非常に負担の少ない薬だということができます。

中絶の場合時期によっては8~50万円ほどの費用がかかるほか、別途検査や入院費等が必要になります。

また中絶は精神面でも大きな負担となり、アフターピルによって妊娠を防ぐ方があらゆる面で負担が少なく済みます。

まとめ

アフターピルは、避妊具が破けたり、つけていなかったりした時に、性行為のあとで服用するものです。

副作用は、24時間以内に治ることがほとんどで、副作用が出ない人も多いため、安全性の高い薬だといえます。

妊娠を望んでいない場合は、アフターピルを正しく使用し、避妊することが重要です。

執筆・監修ドクター

鈴木 慶子
鈴木 慶子 医師 医師 担当科目 産婦人科

経歴東京女子医科大学医学部出身

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