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にょうどうかるんくる尿道カルンクル

にょうどうしゅよう/にょうどうかるんける尿道腫瘍/尿道カルンケル
更新日:2022/10/12 公開日:2020/05/19 view数:17,981
目次
  1. 尿道カルンクルとは
  2. 尿道カルンクルの症状
  3. 尿道カルンクルの診療科目・検査方法
  4. 尿道カルンクルの原因
  5. 尿道カルンクルの予防・治療方法・治療期間
  6. 尿道カルンクルの治療経過(合併症・後遺症)
  7. 尿道カルンクルになりやすい年齢や性別

尿道カルンクルとは

尿道カルンクル(にょうどうかるんくる)とは、女性の尿道の入り口から尿道にできる良性の尿道腫瘍です。

尿が体から外に出る、外尿道口周辺の尿道後壁にピンク色や暗赤色の腫瘍ができます。
出血もなく、排尿に影響が出たり、細菌感染を起こしたりしていなければ、通常は治療をせずに経過観察となります。

腫瘍の大きさは、数ミリ程度のものから、大きなサイズになると大豆以上のものまで、さまざまです。
閉経後の経産婦に発症することが多く、更年期前の発症はまれです。

尿道カルンクルの症状

尿道カルンクルの症状は、見た目は大きくなると大豆くらいの大きさになります。柔らかめの赤い腫瘍です。

小さいサイズであれば、特に症状が出ない場合も多くあります。

しかし、大きくなると、排尿経路(外尿道口)を塞ぎ、排尿時に痛む・違和感がある・出血・接触による痛みなどが出る人もいます。

また、血流が多く通っているため、排尿後ティッシュで拭くなどの刺激を受けると簡単に出血する場合もあります。

外尿道口が尿道カルンクルで、塞がれると細菌感染が起きやすくなり、膀胱炎を発症する患者もいます。

尿道カルンクルの診療科目・検査方法

尿道カルンクルの検査は、問診後に視診を行います。

尿道カルンクルを疑う際の視診は、女性の尿道の腫瘍の中でも尿道口に多く発生するため、視診で尿道から発生する赤色の小腫瘍が確認できるかをみます。

出血や痛み・排尿痛などがある場合は、あわせて尿検査や顕微鏡検査、超音波エコー検査などを行い、他の病気や疾病が関係していないかも同時に検査することもあります。

尿道カルンクルであれば、経過観察となる場合も多く、治療を行わない場合もあります。
しかし、膀胱炎や腎盂腎炎など、同じような排尿痛や出血が起きるほかの病気の可能性もあります。
膀胱炎や腎盂腎炎などの病気は放置できない疾病です。

尿道からの出血や排尿痛などがある場合は、放置せずに泌尿器科を受診してください

尿道カルンクルの原因

尿道カルンクルの原因は、はっきりとはわかっていない部分もあります。しかし、中高年以降の女性が多く発症しているとされています。

近年では、尿道が短い女性が、尿意を長年我慢して炎症を繰り返した結果が原因の一つと考えられています。

また、尿道への負荷がかかる出産回数が関係していると考える場合や、便秘症が原因となるなどとも考えられています。

尿道カルンクルの予防・治療方法・治療期間

尿道カルンクルは、出血や痛みなどがなければ、経過観察を行います。

小さな腫れや少しの痛み、少量の出血があるなどの軽度の場合、ステロイドの軟膏で治療が行われます。
しばらくすると腫れがなくなって小さくなります。

しかし、出血を繰り返すものや、痛みが伴い排尿障害を招くなどがある場合は、麻酔をかけて手術により取り除きます。
この場合、数日間の入院が必要となります。

尿道カルンクルの治療経過(合併症・後遺症)

尿道カルンクルは自然に腫瘍が小さくなる、手術で取り除くといった、どちらの場合も細菌感染などを起こさなければ、通常は予後良好です。

手術を行う際には、腰椎麻酔によって下半身麻酔を行います。
麻酔後は、気分が悪くなったり、嘔吐したりといった症状が出る人もいますが、通常は一過性であるとされています。

尿道カルンクルになりやすい年齢や性別

尿道カルンクルは、中高年以降の女性に特に多い腫瘍とされています。しかし、詳しい患者数などについては統計が取られていないため、はっきりとした数はわかっていません。

参考・出典サイト

執筆・監修ドクター

荒牧 竜太郎
荒牧 竜太郎 医師 荒牧内科 院長 担当科目 内科/呼吸器内科

経歴1998年 埼玉医科大学 卒業
1998年 福岡大学病院 臨床研修
2000年 福岡大学病院 呼吸器科入局
2012年 荒牧内科開業

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