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乏尿

更新日: 公開日:
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目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 診療科目・検査
  4. 原因
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差
syunsuke suyama

【執筆・監修ドクター】

陶山クリニック 陶山 俊輔 先生

概要

乏尿とは?

乏尿(ぼうにょう)とは、1日に400ml未満と、尿量が減少していることをいいます。1日100ml以下になることは「無尿(むにょう)」といいます。

尿量が減ると、排出されなかった不純物が体にたまるため、吐き気や不整脈、低血圧など、さまざまな不調があらわれます。

原因には、腎臓そのもののはたらきが悪くなること、腎臓への血液循環が悪くなること、尿管や膀胱などの閉塞(へいそく:塞がること)などがあります。

症状

排尿量が著しく減少します。通常、成人の尿量は1日に1,000~2,000mlとされています。これが、乏尿になると、400ml未満になります。ほかにも、0.5ml/㎏/時間未満(新生児の場合は1ml/㎏/時間未満)という基準もあります。

尿量が少なくなると、排出できなかった不純物が体内にたまるため、全身倦怠感や吐き気、不整脈などの症状があらわれます。

診療科目・検査

泌尿器科を受診してください。

血液検査と尿検査によって、血液電解質、BUN(血液中に含まれる尿素窒素)、クレアチニンの測定をおこないます。

原因が腎前性なのか、腎性なのかは、尿中のナトリウム値と尿中クレアチニンの値を測定し、ナトリウム排出率を計算することによって、ほぼ確定します。

原因

「腎前性乏尿」、「腎性乏尿」、「腎後性乏尿」の3種類に分けられます。

腎前性乏尿

腎臓で尿が生成される前の段階に異常があるとされています。ほとんどの場合、腎臓の血流の減少が原因となっています。血流の減少は、出血や体液の喪失、心臓病(心筋梗塞、心不全など)、腎動脈の閉塞などによっておこります。

腎性乏尿

腎臓そのものの障害で、腎臓で作られる尿の量が減少しています。急性尿細管懐死やネフローゼ症候群、腎結核が原因であることが多いです。

腎後性乏尿

尿細管などが塞がって、尿量が減少しています。尿道カテーテルの閉塞や尿路結石、腫瘍などが原因です。


治療方法と治療期間

乏尿の原因となっている病気を治療します。治療法や治療期間は病気によって異なります。

尿路に閉塞がある場合は、点滴をすることで体液を補給し、心拍出量を正常化します。また、さらなる腎障害を予防するため、低血圧も正常化する必要があります。

腎不全など、不可逆的な病気が原因となっている場合は、血液透析や持続的静脈血液ろ過などをおこなうこともあります。


治療の展望と予後

尿道カテーテルをしている患者さんは、乏尿以外にも、尿路感染症や血尿、膀胱結石、尿道の外傷などがおこる恐れが強いため、注意する必要があります。

発症しやすい年代と性差

基本的には、どの年代の人にもあらわれる恐れのある症状です。

性差は関係なく、尿道カテーテルをしている患者さんや、腎臓の病気の患者さんにはあらわれやすくなっています。

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