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そうおんせいなんちょう騒音性難聴

しょくぎょうせいなんちょう職業性難聴
更新日:2022/08/16 公開日:2019/02/04 view数:10,879

騒音性難聴とは?

騒音性難聴(そうおんせいなんちょう)は大きな音が出る場所で長年、作業を続けると、騒音によって内耳が障害され、だんだんと耳が聞こえにくくなる疾患です。
そのため職業性難聴とよばれることもあります。
耳鳴りがおこることもあります。

4000Hzあたりの音がきこえない聴覚障害(dip)が確認されます。
他にもイヤフォンやヘッドフォンなどを大音量で長時間使用を続けることで発症することもあります。

特に治療法はないため予防が主になります。
仕事で音が大きく避けることが難しい場合は耳栓をするなどの予防が重要です。
騒音性難聴であれば治療薬もありませんが、騒音外傷などではステロイド薬を処方されることもあります。

目次
  1. 騒音性難聴の症状
  2. 騒音性難聴の診療科目・検査方法
  3. 騒音性難聴の原因
  4. 騒音性難聴の予防・治療方法・治療期間
  5. 騒音性難聴の治療経過(合併症・後遺症)
  6. 騒音性難聴になりやすい年齢や性別

騒音性難聴の症状

初期には症状はありませんが、進行すると耳鳴や聞こえにくさが生じます。

純音聴力検査では4,000 Hz(あるいは5,000 Hzや6,000 Hz)に限定した聴力障害(dip)が両耳にみられます。

騒音性難聴の診療科目・検査方法

純音聴力検査、耳音響放射検査を行います。

騒音性難聴は自覚症状が乏しいので、騒音職場では定期的な聴力検査(6ヵ月ごとに1回)が必要です。

耳鳴(じめい:耳鳴りのこと)や聞こえにくさを感じたら早めに耳鼻いんこう科を受診しましょう。

騒音性難聴の原因

騒音性難聴は慢性音響性聴力障害であり、短時間に聴力障害を生じるほどではない騒音に長年、曝露(ばくろ:さらされる)されることにより内耳が障害されて生じます。

85dB(A)以上の騒音環境で1日8時間以上働くと5年以上の経過で徐々に難聴が発生・進行します。
長時間に渡るヘッドフォンやイヤホン装着も同様に難聴を起こします。

騒音性難聴の予防・治療方法・治療期間

騒音性難聴であれば治療法はありませんが、騒音により起こった急性感音難聴(音響外傷)であればステロイドなどを投与します。

 

騒音性難聴の治療経過(合併症・後遺症)

騒音性難聴は就業から5~15年の間に進行し、それ以降の進行は少なくなります。

治療法はないので予防が重要です。

騒音性難聴になりやすい年齢や性別

米国CDCの報告では、20~69歳で24%の発症率です。

高齢になるほど罹患者は多くなりますが、20歳代でもかなりの発症があります。

男性の方が社会の騒音に囲まれた空間で過ごす時間が長い傾向があるため、男性の方が多いです。

執筆・監修ドクター

泰地 秀信
泰地 秀信 医師 つくし野耳鼻咽喉科 院長 担当科目 耳鼻いんこう科/麻酔科

経歴1980年   慶應義塾大学医学部 卒業
1980年   同耳鼻咽喉科 研修医
1982年   国立栃木病院 耳鼻咽喉科 医員
1984年   慶應義塾大学病院 耳鼻咽喉科 助手
1987年   横浜市立市民病院 耳鼻咽喉科 副医長
1994年   国立病院機構東京医療センター 耳鼻咽喉科 医長
2003年   国立成育医療研究センター 耳鼻咽喉科 医長
2012年   東京都済生会中央病院 耳鼻咽喉科 部長
2016年   読売クリニック 耳鼻咽喉科
2018年2月  つくし野耳鼻咽喉科 開業

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