がいじかく外痔核
外痔核とは?
外痔核(がいじかく)は、一般的にいぼ痔とよばれます。同じいぼ痔でも肛門の歯状縁の内側にできるいぼ痔を内痔核、肛門外縁部にできるものが外痔核です。肛門の外側の皮膚には痛みを感じる神経があるため強い痛みを感じます。長時間同じ姿勢で血の巡りが悪くなることや排便時に無理な力がかかることが主な原因です。
外痔核であれば、強く痛むような場合でもほとんどは塗り薬によって数日で改善に向かいます。無理せず早急に医療機関を受診することが推奨されます。
外痔核の症状
通常は、痛みや出血はないが、傷や炎症で急に腫れた場合は痛みが出ます。
外痔核の診療科目・検査方法
外痔核の原因
下痢や便秘などの排便習慣や、香辛料、アルコールの飲みすぎも原因とされます。
長時間同じ姿勢をとり続けた場合も発症することがあります。
外痔核の予防・治療方法・治療期間
軽度では、薬物治療(軟膏や坐薬などの外用薬や内服薬)が基本となります。
一時的な痛みや腫れの場合、薬物治療の効果は、数日程度で改善することが多いです。
外科治療の場合、手術法によって治療期間は異なるが、1ヵ月以内で治癒するものが多いです。
外痔核の治療経過(合併症・後遺症)
一時的な腫れは、薬物治療で治癒することもあります。
強い痛みを伴う腫れがある場合は手術をすることで治療可能です。
外痔核になりやすい年齢や性別
痔核の罹患率は4~55%とされています。
男女に差はなく、45~65歳に多く、女性は妊娠、出産の時期に発症することも多いです。
参考・出典サイト
執筆・監修ドクター
経歴2003年 福岡大学医学部卒業
広島大学医学部第一外科
2004年 牧港中央病院心臓血管外科
2006年 マツダ病院外科
2009年 JA広島総合病院外科
2012年 東葛辻仲病院大腸肛門外科
2016年 東葛辻仲病院、新宿外科クリニック非常勤
2017年 とうげ外科胃腸科医院 副院長
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