自分でできる!片頭痛の3つの治し方。市販薬の選び方や病院の治療法も!

『片頭痛』は、頭の片側や両側、後頭部に起こります。
吐き気をともなうこともあるため、日常生活がつらくなることもありますよね。
しかし、片頭痛は原因や対処法を知って気をつければ、自分で治していくことも可能です。
この記事では、一度起こると痛みがしばらく治まらない『片頭痛』の治し方について解説しています。
片頭痛の原因や、前兆について解説!
1.片頭痛ってどんな症状?

片頭痛とは、頭の片側・両側・後頭部が突然ズキズキと痛む頭痛のことで、女性に多くみられます。
片頭痛がひどいときは、頭全体に痛みが広がるだけではありません。吐き気や嘔吐が起こり、日常生活に支障をきたします。
さらに光・音・においなどにも敏感になります。
2.片頭痛は前兆のある・なし2種類に分けられる
片頭痛は、「前兆があるもの」と「前兆がないもの」の2種類に分けることができます。
前兆がある片頭痛
頭痛が起こる30分から数時間前に、キラキラとしたきれいな光やギザギザとした形の光が見え、部分的に視界が見えにくくなります。
これらの光は、閃輝暗点(せんきあんてん)とよばれる片頭痛の特徴的な症状です。
光が見えなくなると、片頭痛が起こりやすいとされています。
前兆がない片頭痛
片頭痛の多くは前兆のないもので、突然起こります。
頭痛で悩んでいる方でも、いつも頭痛の前兆がおこるとは限りません。そのときによって、どのように頭痛が起こるのかはちがってきます。
3.片頭痛の原因
片頭痛は脳の血管が広がることによって発症!

寝不足や寝過ぎ、女性ホルモンの変動や、ストレスから解放されるなど、副交感神経の働きが活発になると、脳の血管が広がります。
広がった脳の血管が、周囲の『三叉神経』(さんさしんけい)という、頭の中で一番大きな神経を刺激すると、その刺激によって発生する炎症物質が、さらに血管を広げて片頭痛の発症につながっていきます。
過度のストレスによる脳の血管の収縮→拡張
過度のストレスは脳の血管を収縮させます。
その分、ストレスから解放されると、急に脳の血管が拡張することがあります。そのため、仕事が終わった後やお休みの日などにも、片頭痛が起こりやすくなります。
そのほか片頭痛が起こる原因

副交感神経を優位にする、空腹や食べ過ぎ、疲労なども片頭痛を引き起こしやすいとされています。また、音や光も脳の刺激となるため、片頭痛を起こしやすくします。
片頭痛の治し方。自分でできる対処法は?
1.自分でできる3つの対処法
痛みが強い部分を冷やしましょう
片頭痛が生じたら、冷たいタオルで痛みのあるところを冷やしましょう。
冷やすことで、脳の血管が収縮して痛みの軽減につながります。
入浴やマッサージは逆効果。静かで暗い場所へ!
入浴やマッサージは、血管をさらに広げ痛みをひどくするため逆効果です。
また、頭痛が起きているときに体を動かすと痛みが増してしまいます。光や音にも敏感になっているので、静かな暗い場所で体を休めましょう。
適量のカフェインを摂取して、痛みの軽減をはかる

コーヒーやお茶に含まれているカフェインには、血管を収縮する効果があります。そのため、カフェインを摂取することで、痛みの軽減が期待できます。
毎日の過剰摂取は、頭痛を起こしやすくすることもあります。適度な摂取を心がけてください。個人差がありますが、コーヒーなら2~3杯なら問題ないでしょう。
2.病院でうける治療法
病院を受診する場合は、「脳神経内科」や「脳神経外科」をおすすめします。脳神経内科や脳神経外科が近くにない場合は、まずは内科を受診しても問題はありません。
脳神経内科や脳神経外科って、どんなところ?

脳神経内科や脳神経外科は、脳や脳の血管・神経などの症状をあつかっています。
そのため、片頭痛だけでなく、脳のトラブル全般の強い味方となってもらえるでしょう。
片頭痛の診断は問診が中心
片頭痛かを診断されるのには、問診が重要になってきます。おもに以下のようなことを問診で聞かれることが多いです。
気になる症状があれば自己判断せず、医師に伝えていきましょう。
- 頭痛が起こる前兆があるか
- どのくらいの間頭痛が続くのか
- 頭痛にともなう症状があるか
- どのような薬を飲むと改善されるか、または改善されなかったか
- 睡眠時間や仕事、性格など
治療はどんなことをするの?

主に薬物療法と予防療法があります。
・薬物療法について
薬物療法は、頭痛発作が起こった時になるべく早く頭痛を鎮める治療法です。
脳の血管に作用し、拡がりすぎた脳の血管を元に戻し、また、三叉神経からの痛みの原因となる物質が放出されるのを防ぎます。
さらに、三叉神経が受けた刺激の情報が大脳に伝達されるのをブロックする働きもあり、片頭痛だけでなく、吐き気や嘔吐、光過敏・音過敏などの症状も和らげることができます。
・予防療法について
予防療法は、頭痛がある日もない日も毎日お薬を飲み、頭痛発作を起こりにくくするとともに、頭痛発作が起こっても軽くしてくれる治療法です。
3.市販薬の購入と、痛みに応じた薬の種類
市販薬を購入するさいのポイントや、片頭痛の程度に応じたおすすめの薬の種類について解説します。
市販薬を購入する場合は薬剤師に相談を

病院に行くことができないとき、片頭痛に効く薬をドラッグストアでも購入することができます。しかし、薬は自己判断ではなく薬剤師に相談して購入したほうがよいでしょう。
軽度の片頭痛の場合
痛みが強くない軽度の片頭痛の場合は、「アスピリン」が含まれている消炎鎮痛薬を服用することで、痛みが和らぐことが多いです。
中度から強度の痛みの場合
痛みが強く、日常生活に支障がでる場合は、アスピリンでは効果が期待できません。
中度から強度の痛みの場合は、「トリプタン系」の薬を病院で処方してもらうことをおすすめします。
薬を服用しすぎるとさらに頭痛を起こすことも!
頭痛が治まらないからといって、さらに薬を服用すると逆に頭痛を起こすこともあります。
必ず、医師・薬剤師の指示通りに服用しましょう。
片頭痛を予防するために
1.同じ姿勢のまま長時間過ごさないように
長時間同じ姿勢でいると、首や肩の筋肉が緊張してしまいます。
片頭痛が出る前に、ストレッチなどをしてほぐすようにしましょう。
2.自分に合った枕を選びましょう

眠るときの枕の高さも知らないうちに首に負担をかけて筋肉を緊張させています。
高すぎず柔らかすぎない自分に合った枕を選ぶと、首の緊張を少なくなり片頭痛の予防につながります。
まとめ
片頭痛の種類や原因はさまざま
片頭痛にはいろいろな種類があり、原因もちがいます。
片頭痛が起こってしまったら、症状に合わせて対処していきましょう。
片頭痛が起こる前の予防が大切!
「ストレスをためない」「同じ姿勢で長時間過ごさない」「肩や首の緊張をほぐす」「適度なストレッチ」などを心がけるようにしましょう。
自己判断をせず、早めの治療を
自己判断で市販薬を飲み過ぎないようにしましょう。
また、いつもとちがう頭痛を感じたときは、別の病気で頭痛が起こっているかも知れません。
必ず病院を受診して、医師の指示を受けるようにしましょう。
執筆・監修ドクター
経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業
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