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まいぼーむせんきのうふぜんマイボーム腺機能不全

えむじーでぃーMGD
更新日:2022/08/10 公開日:2019/07/16 view数:4,670

マイボーム腺機能不全(まいぼーむせんきのうふぜん)とは、目に油分(脂質)を排出しているマイボーム腺という部位が、うまく機能しなくなる疾患です。

目は乾燥しないように涙で覆われていますが、この涙の成分というのはほとんどが水分です。
そのため、涙だけでは目は乾燥しやすいのです。

マイボーム腺から出る油分は、涙を乾燥や蒸発、皮膚に流れてしまうといった状況から守っています。脂肪の排出がうまくいかなることで目を守る機能が停滞して、さまざまな不快な症状を引き起こします。

 

目次
  1. マイボーム腺機能不全の症状
  2. マイボーム腺機能不全の診療科目・検査方法
  3. マイボーム腺機能不全の原因
  4. マイボーム腺機能不全の予防・治療方法・治療期間
  5. マイボーム腺機能不全の治療経過(合併症・後遺症)
  6. マイボーム腺機能不全になりやすい年齢や性別

マイボーム腺機能不全の症状

  • まばたきを多くしてしまう
  • 目が赤くなる(充血)
  • 目に異物感を感じる
  • 目がごろごろする
  • 目が乾く
  • まぶたが熱い
  • 目が痛い
  • 涙が出やすい
  • 痒みがある
  • 目が疲れる(眼精疲労)
  • 目が不快である、常に目が気になる(目不快感)

など

油が足りなくなったことでドライアイが多く併発します。
ドライアイは、コンタクトレンズを装用していると細菌感染の原因となる場合があり、その状況を経てマイボーム腺が細菌感染するとマイボーム腺炎にまで発展することがあります。

 

マイボーム腺機能不全の診療科目・検査方法

異常を感じたら、眼科を受診します。

主には問診により自覚症状の確認を行います。
検査では、マイクロスコープなどを使い、まぶたのキワに脂質のかたまりが確認出来る場合も多く、有無を調べます。また、マイボーム腺の開口部の中に白っぽい固まった脂質があるかなどを観察します。
マイボーム腺機能不全は、失明、死亡するといった病気ではないが、目の不快感だけではなく、ドライアイの原因となっている場合も多いため、放置せず診断を仰ぐ必要があります。

マイボーム腺機能不全の原因

まだはっきりとした原因はわかっていませんが、年齢を重ねることによるマイボーム腺機能の劣化や体調不良、炎症、常在菌の関与などが原因となり発症すると考えられています。

ドライアイの原因としてマイボーム腺機能不全があげられるようになったことで、現在研究が進んでいます。

マイボーム腺機能不全の予防・治療方法・治療期間

眼科の治療は、点眼薬を使用しての治療や専用器具でマイボーム腺の油を出す治療、もしくは患部を温める赤外線による温罨法(おんあんぽう)は目の周辺を温め、マイボーム腺の詰まりを改善する方法などがあります。

慢性的な疾病のため、長期的な治療が必要となりますが、視力が低下することはないため、定期的に眼科で適切な治療を受け、不快感なく日々過ごせるよう治療を継続する必要があります。

マイボーム腺機能不全の治療経過(合併症・後遺症)

マイボーム腺機能不全は、急激に失明や死亡するといった疾病ではありません。

しかし、機能が低下したままでは目の違和感だけでなく、ドライアイの発症や悪化を招きます。
今後は研究が進むことでマイボーム腺機能不全の原因に沿った治療法が提案されることが期待されています。

マイボーム腺機能不全になりやすい年齢や性別

調査によってばらつきがあり、傾向を見出すのは難しいですが、人種的傾向としてアジア人に有病率が高いとされています。

執筆・監修ドクター

平松 類
平松 類 医師 二本松眼科病院 副院長 担当科目 眼科

経歴昭和大学医学部卒業、医学博士。
昭和大学東病院助教、三友堂病院眼科科長、彩の国東大宮メディカルセンター眼科科長
をへて二本松眼科病院に勤務。

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