まいぼーむせんきのうふぜんマイボーム腺機能不全
マイボーム腺機能不全(まいぼーむせんきのうふぜん)とは、目に油分(脂質)を排出しているマイボーム腺という部位が、うまく機能しなくなる疾患です。
目は乾燥しないように涙で覆われていますが、この涙の成分というのはほとんどが水分です。
そのため、涙だけでは目は乾燥しやすいのです。
マイボーム腺から出る油分は、涙を乾燥や蒸発、皮膚に流れてしまうといった状況から守っています。脂肪の排出がうまくいかなることで目を守る機能が停滞して、さまざまな不快な症状を引き起こします。
- 目次
マイボーム腺機能不全の症状
マイボーム腺機能不全の診療科目・検査方法
マイボーム腺機能不全の原因
まだはっきりとした原因はわかっていませんが、年齢を重ねることによるマイボーム腺機能の劣化や体調不良、炎症、常在菌の関与などが原因となり発症すると考えられています。
ドライアイの原因としてマイボーム腺機能不全があげられるようになったことで、現在研究が進んでいます。
マイボーム腺機能不全の予防・治療方法・治療期間
マイボーム腺機能不全の治療経過(合併症・後遺症)
マイボーム腺機能不全は、急激に失明や死亡するといった疾病ではありません。
しかし、機能が低下したままでは目の違和感だけでなく、ドライアイの発症や悪化を招きます。
今後は研究が進むことでマイボーム腺機能不全の原因に沿った治療法が提案されることが期待されています。
マイボーム腺機能不全になりやすい年齢や性別
調査によってばらつきがあり、傾向を見出すのは難しいですが、人種的傾向としてアジア人に有病率が高いとされています。
参考・出典サイト
執筆・監修ドクター
経歴昭和大学医学部卒業、医学博士。
昭和大学東病院助教、三友堂病院眼科科長、彩の国東大宮メディカルセンター眼科科長
をへて二本松眼科病院に勤務。
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