さかさまつげ逆さまつげ
逆さまつげ(さかさまつげ)とは睫毛乱生(しょうもうらんせい)・睫毛内反(しょうもうないはん)といい、まつ毛の発生部位と生える方向が乱れていることが原因でおこります。睫毛とは、まつ毛の事です。これらの乱れた生え方をしているまつ毛が、角膜、結膜方向に向いていることで、眼球の表面を傷付けるため異物感があったり、チクチクとした痛みを感じたりします。他にも涙が増えたり、充血したり、目やにが増えたりします。
正常であれば、まつ毛は眼球に触れません。睫毛乱生・睫毛内反は原因なく発症することもあります。外傷や炎症により、まつ毛の並びが変化しておこることもあります。
逆さまつげの症状
何らかの原因により、まつ毛の毛根部が変化し、眼球に向けてまつ毛が生えます。これらのまつ毛が角膜や結膜をこすります。そのせいで眼にチクチク、ゴロゴロといった異物感や不快感があらわれます。
目やにの増加などもおこります。また角膜炎や結膜炎がおきやすくなります。ひどい場合は、角膜に潰瘍ができて濁り、視力に影響する場合もあります。
逆さまつげの診療科目・検査方法
疑われる場合は眼科で問診、視診をおこない、必要であれば治療をおこないます。視力に影響を与えることがあるため、目に違和感があれば受診することが推奨されます。
逆さまつげの原因
原因は明らかになっていません。まつ毛の毛根部の炎症により、発症する場合があります。
逆さまつげの予防・治療方法・治療期間
主な治療方法は、まつ毛を抜いてしまう方法と、まつ毛の毛根部の凝固治療です。しかし、まつ毛を抜く方法は、またまつ毛が生えてくるため一時的な症状の改善でしかありません。まつ毛を繰り返し抜いていると炎症を起こす可能性があります。そのため、毛根を破壊して生えてこないようにする方法が一般的です。
まつ毛の凝固治療には「電気分解」「冷凍凝固」「光凝固」がありますが、これらを実施しても再発する場合もあります。他にまつ毛列切除という外科的治療もおこなわれています。
治療期間には個人差があります。
▼逆まつげの治療方法について詳しく知りたい方はこちら
ベビママほっと。:逆まつげの手術法は?治療の必要性と自分でできる痛みの抑え方を解説!
逆さまつげの治療経過(合併症・後遺症)
1本から数本程度のまつ毛が、角膜にあたっているようであればまつ毛の除去(抜去)がおこなわれます。この治療は、再びまつ毛が生えてくるまでの一時的な治療となります。抜いてから生えてくるまでの期間は個人差はありますが、概ね数週間程度です。
多数のまつ毛が角膜に当たっている場合は、凝固治療(電気分解・冷凍凝固・光凝固)か、症状によって外科手術を選択します。凝固治療は、複数回の治療が必要となります。生えてこなくなるまでの回数は個人差があります。外科手術の場合は、数日腫れが出ます。経過が順調であれば、まつ毛は再び角膜に当たることはありません。
逆さまつげになりやすい年齢や性別
生まれつきの場合もありますが、怪我や目の周りの炎症により、まつ毛の向きが変わってしまう場合もあります。そのため発症しやすい患者さんの年代や性差については不明です。
執筆・監修ドクター
経歴昭和大学医学部卒業、医学博士。
昭和大学東病院助教、三友堂病院眼科科長、彩の国東大宮メディカルセンター眼科科長
をへて二本松眼科病院に勤務。
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