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新型コロナウイルスでうつ病に?病院に行くべき症状は?

更新日:2021/08/31 公開日:2020/06/05 view数:32,864
スマートフォンを放置する女性

新型コロナウイルス関連でさまざまな情報が飛び交っており、感染するかもしれないという不安や、自粛ムードによる景気の悪化で失業するといった心配事による相談が増えています。このコラムでは、「新型コロナウイルス」と「うつ病」の関連について、相談する場合の診療科や治療法、対策などを考えていきます。

目次
  1. 新型コロナウイルスの影響でうつ病になる人が増えている?
  2. 「コロナうつ」という病名や医学用語はない?
  3. 2週間以上不調を感じたら受診を検討
  4. 「コロナうつ」にならないために気をつけたいこと
  5. 気分の落ち込みが続いたら心療内科や精神科を受診
  6. 治療は原則カウンセリングや服薬
  7. 違和感を覚えたらすぐに受診を!
  8. 「勤労者心のメール相談」の利用

新型コロナウイルスの影響でうつ病になる人が増えている?

新型コロナウイルス関連でさまざまな情報が飛び交っており、感染するかもしれないという不安や、自粛ムードによる景気の悪化で失業するといった心配事による相談が増えています。
また5月25日に緊急事態宣言が解除されたことから、徐々に出勤や登校が始まる、という方もなかにはいると思います。とはいえ、まだ感染が完全に終息したわけではないことから、「出勤などの際に感染したらどうしよう」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。

このコラムでは、「新型コロナウイルス」と「うつ病」の関連について、相談する場合の診療科や治療法、対策などを考えていきます。

「コロナうつ」という病名や医学用語はない?

さまざまなメディアで見かける言葉のなかに「コロナうつ」がありますが、しっかりとした定義をされていないため、病名ではありません。医学用語でもなく、新型コロナウイルスに対するこころの状態を端的に表す言葉としてマスコミが作ったものです。

「コロナうつ」が示すのは、新型コロナウイルスに対するさまざまなストレスによって、沈んだ気分になる、気力が低下するといった状態を表現しています。

2週間以上不調を感じたら受診を検討

治療が必要になる「病気」や「障害」と呼ばれる状態は、2週間以上日常生活に影響があらわれる状態を指します。日常生活の影響とは、会社に出勤できない、仕事や家事が手につかない、能率低下でミスが増えた、といったことが具体的には挙げられます。特に主婦の方などは、家族が自宅にいることが増えたために家事が増えた、という方も多く、「以前に比べて家事をやる気が起きない」といった声も見られます。

「コロナうつ」チェックリスト

以下の症状のうち、上の2個を含む3 個以上に当てはまり、かつ日常生活に支障がある人は、受診を検討しましょう。

□気分が落ち込み、憂うつである
□以前は楽しめていたことが楽しめなかったり、興味が持てない
□会社に出勤しなければならないのに、出勤できない
□仕事や家事が手につかない
□能率低下でミスが増えた
□夜しっかり眠れた気がしない
□アルコールやたばこなどの摂取が増えた

*このチェックシートは、医師の診察に代わるものではありません。セルフチェックの結果が問題なさそうな場合でも、少しでも不安を感じたり気になることがあれば、必ず医療機関にご相談ください。

コロナうつになりやすい人

情報過多になっている

情報をたくさん集めることで、安心感を得ることができます。一方で、新型コロナウイルス関連の情報は、先行きが見えないことから不安や心配をあおるものも多いため、不安が増加していきます。

不規則な生活習慣になっている

外出自粛の影響で、夜中までテレビを見たり、ゲームをしたりなど、夜更かしをしてしまいがちになっています。そして、朝はなかなか起きられない、起きてもぼーっとする、など、「体内時計」が狂ってしまいます。体内時計が狂ってしまうことで、睡眠の質が低下し、体調不良やメンタル不調に拍車をかけます。

毎日ひとりでお酒を飲む

「適度なお酒は身体にいい」といわれますが、毎日飲むと身体にアルコール耐性がついてしまい、いつもの量では酔うことができなくなります。飲酒量が増えることで次第にアルコール依存状態になり、やがてうつに発展してしまうこともあります。

特に自宅でのひとり飲みは会話もなく、飲むペースが速くなりがちなので注意が必要です。また、いま話題のオンライン飲み会も、お店の閉店時間や終電を気にせず飲めるため、飲酒量が増えてしまうケースもあるようです。

その他、以下の項目にひとつでも当てはまる場合、コロナうつに罹患する確率が高まります。できるだけやめるようにしましょう。

・倦怠感や孤独を感じる
・新型コロナウイルスに関連するニュースを見ると、落ち込んだり、不安になる
・昼寝をしてしまう
・寝る前にスマホやパソコンなど、ブルーライトを浴びる
・他人とのコミュニケーションをとる機会がない
・身体を動かす時間をとっていない

「コロナうつ」にならないために気をつけたいこと

暗いニュースを見過ぎない

1日のなかで流れるニュースには、繰り返しになる内容も多くあります。そのため1日1本、時間にして15分~30分程度を目安に、ニュースを見るようにしましょう。
特に、主婦の方などは子育てのストレスなどとも合わせて、より気分が落ち込みやすくなる傾向にあります。そのため、できるだけニュースを見る時間を短くしましょう。

情報をさまざまな媒体から集める

人づてに入ってくる話やテレビ、ラジオ、インターネット、SNSなど、情報源はさまざまな種類があります。得た情報のなかには、誤った情報や、不安をあおる情報もあります。そのため、テレビだけを見るのではなく、インターネットや新聞など、さまざまな媒体に触れるようにしましょう。ただし、先ほども紹介した通り、集めすぎも禁物です。

趣味など、新型コロナウイルス以外で興味があることを調べる

新型コロナウイルス関連の情報を見続けて、さらに不安になってしまうこともあります。そこで、自分の趣味や身近な人が興味を持っていることについて調べるなど、新型コロナウイルス以外の情報に触れるようにしましょう。
「自分にとって都合の良い情報を提供してくれる道具」としてインターネットなどを利用することで、不安が軽減されることもあります。

規則正しい生活を心がける

生活リズムが不規則になり、寝る時間が遅くなってしまうと、「体内時計」が狂ってしまいます。これにより睡眠の質が下がったり、体調不良やメンタルでの不調を引き起こしたりする原因になります。毎朝決まった時間に起きる、寝る、といったことを心がけるだけでも、「コロナうつ」対策には有効です。

身体を動かす

特に普段から身体を動かすことになれている方は、自粛によりランニングなどの運動ができず、ストレスをためてしまいがちではないでしょうか。
ランニングなどの代わりに、家の掃除をする・模様がえをするなど、身体を動かすような作業をしてみると良いでしょう。さらに本格的に身体を動かしたい場合、インターネットなどで「自宅でできる運動」を探してみることもひとつの手段です。

自分でできる範囲の感染対策をする

いつまでも情報を調べていても、個人でできることはあまり多くはありません。うがいや手洗い、外出時には3密(密閉・密室・密集)を避けるなど、自分でできる範囲のことを実践することで、感染の不安から遠ざかるようにしましょう。
今後、流行拡大がおさまり外出自粛が緩和されていくと、人の動きが活発になり、再び感染が広まる可能性があります。引き続き「自分でできる感染対策」をおこなっていきましょう。

すでにうつ病に罹患している方の場合、さらに悲観的になってしまい、うつ病が悪化するケースも見られます。そのような場合は、すぐにかかりつけの医師に相談することも大切です。

ひとり暮らしで気をつけたいこと

他人と会話し、つながりを維持する

外出自粛によって、他人とのかかわりが遮断されています。オンライン通話を取り入れて家族や友人と会話をするなど、ひとり暮らしでおこる「孤立状態」を防ぐようにしましょう。

気分の落ち込みが続いたら心療内科や精神科を受診

さまざまな不安を抱えている状態が続くと、次第に気分が落ち込んでいき、何もやる気にならないといった「うつ状態」になってしまいます。

不安や気分の落ち込み、不眠といった症状が続くようであれば、心療内科を受診しましょう。

病院に行くこと自体が不安な場合は?

そもそも外出することで感染してしまうのではないか、という不安を抱えている方は、通院すらままならないことも多くあるでしょう。現在、医療機関ではさまざまな感染症対策をおこなっています。

対策例としては、以下のようなものがあります。
・待合室に入室できる人数の制限
・リモート診療の実施
・スタッフ・患者様のマスク着用義務化
・空気清浄機の導入
・アルコール除菌の徹底

その他、感染症対策について気になることがあれば、各医療機関に確認してみるのも良いでしょう。

治療は原則カウンセリングや服薬

症状によって差はありますが、基本的にはカウンセリング、必要に応じて服薬治療をおこないます。病院によっては、問診、カウンセリングをオンラインでおこなえる場合もあります。また処方された薬も、宅配サービスなどで受け取れることもあるため、受診を予定する医療機関に問い合わせてみると良いでしょう。

症状が改善しても注意

症状が良くなったとしても治療を続けましょう

服薬によって良い状態を維持することができます。しかし、症状が良くなったからといって自己判断で薬の服用を中止してしまうと、症状が再発する可能性もあります。新型コロナウイルスの感染や外出自粛など状況が落ち着いても、より良い状態にするため、医師と相談しながら治療を進めていきましょう。

違和感を覚えたらすぐに受診を!

新型コロナウイルスの流行がひと段落しても、完全に終息するまでには長い戦いを覚悟する必要があります。引き続き不要不急の外出は控えたり、外出する場合も3密(密閉・密室・密集)を避けるなど感染リスクを抑えることが大事ですが、過度に不安を感じず、趣味や運動などで上手にストレスを解消しましょう。

もし不安やストレスによる心身の不調を感じたら無理をせず、早めに医療機関へ相談するようにしてください。

「勤労者心のメール相談」の利用

横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長の山本晴義医師(心療内科医)が自ら回答する「勤労者心のメール相談」という事業があります。仕事上のストレスによる、身体的・精神的問題などに関する相談を、年中無休の24時間、無料で受け付けていて、24時間以内に返信があります。積極的に利用しましょう。
メールアドレス:mental-tel@yokohamah.johas.go.jp

厚生労働省でも、新型コロナウイルスによって、仕事や生活にストレスや不安を感じている方むけにサイトを立ち上げています。さまざまな専門家からのアドバイスや、新型コロナウイルス関連の情報、相談窓口などが紹介されていますので、受診前にぜひ参考にしてみてください。

執筆・監修ドクター

山本 晴義
山本 晴義 医師 横浜労災病院 勤労者メンタルヘルスセンター長 担当科目 心療内科

経歴1972年 東北大学医学部 卒業
1976年 東北大学医学部付属病院 心療内科助手
1981年 呉羽総合病院 心療内科部長
1983年 梅田病院 院長
1991年 横浜労災病院 心療内科部長
1998年 横浜労災病院 勤労者メンタルヘルスセンター長

現在に至る

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