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けつまくしかんしょう結膜弛緩症

更新日:2022/08/10 公開日:2019/07/05 view数:6,327

結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)とは、眼の白目の部分である結膜部分にたるみが多くなることで、眼に多くの不快感が出る疾病です。
見た目には眼の白目が赤くなり眼に違和感が現れます。

結膜弛緩症はドライアイと深い関係があり、緩んだ白目(結膜)に涙がたまってしまい、涙が黒目の部分である角膜に届かなくなります。

角膜に涙が届かなくなるとドライアイになり「眼が乾く」「眼が赤い」「ゴロゴロする」「かすんで見える」「眼に痛みが出る」などの症状が現れます。

目次
  1. 結膜弛緩症の症状
  2. 結膜弛緩症の診療科目・検査方法
  3. 結膜弛緩症の原因
  4. 結膜弛緩症の予防・治療方法・治療期間
  5. 結膜弛緩症の治療経過(合併症・後遺症)
  6. 結膜弛緩症になりやすい年齢や性別

結膜弛緩症の症状

緩んでたるんでいる白目の部分、つまり結膜(弛緩結膜)が過剰に動くので、異物感を感じる場合があります。

強烈な痛みはなく、ゴロゴロする感じや、しょぼしょぼするような不快感、何かが挟まっているような違和感、不快感がおこります。

弛緩結膜により黒目の角膜に涙が行き渡らなくなるのでドライアイの症状が見られます。

  • 眼が乾く
  • 眼が赤くなる
  • 眼がゴロゴロする(異物感)
  • しょぼしょぼする
  • 眼に不快感がある
  • 眼に違和感がある
  • 涙がこぼれる
  • かすんで見える
  • 眼に痛みを感じる
  • 眼が疲れる(疲れ目)

など

結膜弛緩症の診療科目・検査方法

結膜弛緩症はドライアイの悪化にもつながるので医療機関を受診し治療を受ける必要があります。
眼科、眼科専門医での診察、検査、治療を受けることを推奨します。

結膜弛緩症の検査は問診ののち、細隙灯顕微鏡検査により角膜や水晶体を特殊な顕微鏡でくわしく診て、その時に角膜や水晶体の混濁や角膜の傷、その混濁や傷の場所や程度までわかるため簡単に見つけることが可能です。

痛みも感じずに検査を受けることが可能なので、眼に違和感があれば受診が推奨されます。

結膜弛緩症の原因

結膜弛緩症の原因はよくわかってはいませんが、主に加齢とともに増える傾向が見られます。
結膜弛緩症を患っていると弛緩結膜が過剰に動くことで、結膜の毛細血管が引っ張られるため、結膜下出血の原因となることがあります。

結膜下出血を繰り返す場合、診察すると結膜弛緩症の症状が確認できる場合があります。

白目が赤くなりやすい場合は結膜弛緩症による結膜下出血の可能性があります。

結膜弛緩症の予防・治療方法・治療期間

人工涙液、ヒアルロン酸による点眼治療、抗炎症薬があります。

これらに効果が見られなければ、たるんで余っている結膜を切除する外科的手術があります。

また、治療期間には個人差があります。

結膜弛緩症の治療経過(合併症・後遺症)

点眼薬での治療に効果が見られない場合は手術を行いますが、結膜を切って糸で縫う方法は術後、しばらくは眼がゴロゴロとした違和感を覚えることがあります。

しかし、徐々に違和感は無くなり、以前の自然な状態に戻ります。

結膜弛緩症になりやすい年齢や性別

加齢に伴い発症するため、高齢になれば増える傾向があるといえます。

発症しやすい年代、性差などについてはデータにされておらず、不明です。

執筆・監修ドクター

平松 類
平松 類 医師 二本松眼科病院 副院長 担当科目 眼科

経歴昭和大学医学部卒業、医学博士。
昭和大学東病院助教、三友堂病院眼科科長、彩の国東大宮メディカルセンター眼科科長
をへて二本松眼科病院に勤務。

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