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子宮頚管ポリープ

目次
  1. 概要
  2. 症状
  3. 原因
  4. 検査内容と主な診療科目
  5. 治療方法と治療期間
  6. 治療の展望と予後
  7. 発症しやすい年代と性差

概要

cervical-polyps

子宮頚管ポリープとは?

子宮頚管(しきゅうけいかん)ポリープは、子宮頚管(頸管)という膣から子宮をつなぐ細いトンネル部分にできるポリープです。
子宮頚管の粘膜にイボ状の組織ができ、その組織がやわらかいため出血しやすいことが特徴です。
多くは良性で、手術にて切除することができます。
まれに悪性の腫瘍の場合があるため、婦人科や産婦人科を受診します。
病理組織検査を行い、結果を診て判断します。

自然治癒はしないため、状態によって経過観察か切除をします。
切除する場合は日帰りによる手術が多く、入院の必要もありません。
妊娠中は、疾患の場所や状態を鑑みて切除をおこなうか検討する必要があります。

※子宮頚管は「頸管」と書くこともあります。
「頸」と「頚」は全く同じ意味を持つ漢字で「頸」は「頚」の正字です。
この記事では使用の普及している「頚」で表記しています。

症状

子宮頚管部に見つかるポリープは、そのほとんどが子宮頚管粘膜ポリープである。
しかし、子宮内膜ポリープ、粘膜下筋腫の下垂、まれにポリープ状に発育する悪性腫瘍のこともある。
また、妊娠中では子宮内膜から連続する脱落膜ポリープの可能性もあり、「子宮頚管ポリープ」と一括りに称されるものではない。
子宮頚管ポリープは子宮頚管(子宮と膣をつなぐ部分)の粘膜が増殖してできる。
大きさは米粒ほどのものから、小指の先ほどまで大きくなる場合もある。

組織が柔らかいため、性交時やスポーツ、いきみなどで出血することがある。
ポリープが大きくなり壊死すると出血しやすい。
出血以外の自覚症状はなく、妊娠・出産への影響はほとんどない。出血がなく、おりものが増えて気がつくこともある。

原因

子宮頚管粘膜ポリープは頸管粘膜の(※)限局性増殖によって発生し、慢性的な炎症の結果と考えられているが、原因はよくわかっていない。

※限局性とは
炎症や腫瘍の発生する場所が狭く、限られた範囲内にあること

検査内容と主な診療科目

婦人科を受診する。

膣鏡による検査により、子宮頚管ポリープの有無や状態を確認する。
切除した場合は切除後の組織を採取し病理組織検査を実施し、悪性か良性かを確認する。
ほとんどの場合は良性だが、0.1%ほどに悪性のものが確認される。
妊娠中に見つかった場合は、それが「子宮頚管粘膜ポリープ」か「子宮内膜から連続する脱落膜ポリープ」かを超音波検査で確認してから切除の必要性を決定する。

出血や感染症の原因になることもあるため、切除により取り除くことが原則である。
また、まれに悪性腫瘍の場合もあるため、必ず病理組織検査を実施して確認する。

治療方法と治療期間

切除する場合はペアン鉗子による捻除(ねんじょ:ねじり取ること)でほとんどのケースは可能である。
茎が太い場合はメス、鋏(はさみ)などでポリープを取り除く。
電気メスやレーザーメスにより焼灼する方法もある。
切除後はしばらく少量の出血が持続することがあるので、激しい運動や性行為は控えるように指導する。

ほとんどの場合、手術は短時間で終わるため、日帰りによる手術が可能。
筆者の経験では、捻除は数秒で終わることが多く、メス・鋏・電気メス等を使用しても5分程度で終了する。

治療の展望と予後

手術による切除が可能。
子宮頚管粘膜ポリープは取り除いても再発することがある。
子宮がん検診を定期的に受診した際、受診の度に見つかることも多い。

発症しやすい年代と性差

子宮頚管ポリープ自体はまれなものではない。
その中でも0.1%ほどに悪性のものが含まれるとされる。
筆者の経験では悪性腫瘍であったことはない。

すべての年齢層の女性に見られるが30~50歳代に多い。
中でも出産経験のある人に多い傾向がある。
若い世代にはあまり見られない。
妊娠中にもよく見られ、特に妊娠初期の性器出血の原因となりやすい。

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