ひとつのIDでさまざまな施設の順番待ち・予約が可能

EPARKグループ

夜間・休日に電話1本で医師がご自宅へ

急な発熱時など往診(自宅で診察・処方)の無料電話相談を受付しています。

0066-98090-0345523(無料電話相談)

夜間・休日に電話1本で医師ご自宅へ

今すぐ電話する無料電話

なるべく早く病院へ!突発性難聴でめまいが起こる原因と対処法

更新日:2017/07/05 公開日:2017/07/05 view数:939
突発性難聴 めまい

突然起こるめまいは、『突発性難聴』の恐れがあります。

いろいろな場面で起こり得る『めまい』ですが、「大したことない」と放っておくと、聴力を失うことさえあります。

こちらの記事では、突発性難聴がどんな病気か、なぜめまいが生じるのかについて解説します。

目次
  1. 突発性難聴とは
  2. めまいを伴う突発性難聴の対処法
  3. まとめ

突発性難聴とは

1.どんな病気?

『突発性難聴』は、突然耳が聞こえなくなる、または聞こえにくくなる病気です。

ストレスやウイルス感染など…突発性難聴にかかる要因

突発性難聴 めまい

突発性難聴の原因は未だ解明されていません。しかし、要因としては『過度なストレス』や『服用している薬』、『ウイルス感染』、『血行不良によって栄養が届かない』こと、などが考えられます。

また、そのほか『頭部の外傷』や飛行機に乗ったときなどに起こる、耳の奥の部位『内耳の気圧変化』によっても起こるリスクがあります。これらの要因で、音を脳に伝える神経に障害が起き、聞こえが悪くなります。

40~60代に多いが、子供もかかる

特に40~60代に多くみられますが、稀に子供がかかることもあります。

2.突発性難聴の症状

突発性難聴 めまい

難聴や耳鳴り、耳がつまったような感じなど

突発性難聴は、通常片方の耳に起こりますが、稀に両耳に発症することもあります。

『難聴』の症状は、発症から数分~3時間以内の短期間で進行していきます。難聴の症状が出る前の前兆として、『耳鳴り』が起こることも多く、これによって耳の異変に気づく人も多くいます。

そのほか、『耳が詰まったような感じ』や『吐き気』、『嘔吐』などを感じる人もいます。

めまいの程度は人によってさまざま

突発性難聴 めまい

『めまい』の症状を感じることもありますが、その程度は人によってさまざまです。

ふわふわと雲の上を歩いているような感じがしたり、ぐるぐると景色が回っているように感じたりします

めまいは数分でおさまることもあれば、数日にわたって続くこともあります。突発性難聴にかかった3割の人がめまいを感じます。

症状は一過性で、繰り返すことはない

突発性難聴による症状は一過性です。改善と悪化を繰り返したり、再発したりすることは通常ありません。

ただし、その後の聴力の回復が難しいケースもあります。

3.なぜ突発性難聴でめまいが起こるの?

突発性難聴は、耳の最も奥にある『内耳』に何らかの障害が起こることで発症します。

その内耳には、平衡感覚をつかさどる『三半規管』という部位があります。

突発性難聴によって、三半規管が、正常に働かなくなり、平衡感覚に支障をきたすことで、めまいが生じます

めまいを伴う突発性難聴の対処法

1.なるべく早く耳鼻咽喉科を受診!

突発性難聴 めまい

突発性難聴にかかったら、『耳鼻咽喉科』を受診しましょう。

突発性難聴は、治療を早く始めることが非常に大切です。放っておくと聴力を失うこともあります。症状に気が付いたら、すぐに医療機関を受診しましょう。

2.検査方法

まずは、難聴やめまいの原因を調べます。問診とともに、外耳道や鼓膜に異常がないかを診ます。

また、血液検査によって、ウイルスなどに感染していないかを調べます。

聴力検査もおこない、その結果によって、CT検査やMRI検査、平衡感覚検査などの精密検査を実施します。

3.治療法と完治の可能性

突発性難聴は、先に解説したように原因が解明されていないため、確実な治療法はありません。

安静にし、ストレスや疲労の解消につとめる

安静にすることが大切です。突発性難聴の要因といわれる、ストレスや疲労、睡眠不足などの解消につとめます。

ステロイド剤や血管拡張剤を用いた治療

突発性難聴 めまい

それに加えて、炎症を抑える『ステロイド剤』や、末梢神経を正常に働かせる『ビタミンB12製剤』、血流障害を改善する『血管拡張剤』など、症状をみながら、薬を用いて治療します。

症状によっては、入院して安静を保ちながら治療することもあります。

適切な治療を受ければ1/3が完治する

突発性難聴は、治療を早く始めるほど、回復が期待できます。遅くとも症状があらわれてから2週間以内には、治療を開始する必要があります。

適切な治療を受ければ、1/3の人が完治します。そのほかの人には、聞こえづらさや耳鳴りなど、何らかの後遺症が残ります。

まとめ

めまいの症状があったら、できるだけ早く病院へ

突発性難聴は、誰にでも起こりうる病気です。

めまいが起きたからといって、必ずしも突発性難聴ではありません。

しかし、症状があったらできるだけ早く病院へ行くことが大切です。たった1回のめまいでも、病気が潜むサインかもしれません。

そのほかの病気の可能性も!

突発性難聴であれば、治療を始めるのは早ければ早いほど良いです。

また、『メニエール病』や『聴神経腫瘍』など、他にもめまいを起こす病気があります。めまいの原因をつき止めるためにも、異常を感じたら医療機関を受診しましょう。

執筆・監修ドクター

白畑 敦
白畑 敦 医師 しらはた胃腸肛門クリニック横浜 院長 担当科目 消化器外科

経歴2002年5月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科臨床研修医
2004年5月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科助教(院外)
2006年6月  幕内会 山王台病院 外科
2007年6月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科助教
2008年6月  関東労災病院 外科
2009年6月  昭和大学藤が丘病院 消化器外科 助教
2012年10月  横浜旭中央総合病院 外科、昭和大学藤が丘病院 兼任講師
2017年11月 しらはた胃腸肛門クリニック横浜を開業、院長に就任

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

メールアドレス:任意
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション):

関連コラム

「なるべく早く病院へ!突発性難聴でめまいが起こる原因と対処法」以外の病気に関するコラムを探したい方はこちら。

関連する病気

「なるべく早く病院へ!突発性難聴でめまいが起こる原因と対処法」に関する病気の情報を探したい方はこちら。