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咳が止まらない…考えられる病気は?3週間以上続くと注意!緩和法も

更新日:2018/04/03 公開日:2018/04/03 view数:989
咳 病気

肺や気道など呼吸器系に何らかの問題があると、数週間から数ヶ月にかけて咳が治まらないことがあります。咳が続く期間やその他の症状により、どんな病気が疑われるかは様々です。

この記事では、咳が止まらない期間ごとにどのような病気が疑われるか、また、症状を和らげる方法について解説します。

目次
  1. 咳が止まらないのはなぜ?病気の可能性はある?
  2. つらい咳が3週間以上続く…考えられる病気とは?
  3. つらい咳の症状をどう和らげる?
  4. まとめ

咳が止まらないのはなぜ?病気の可能性はある?

1.咳の役割

咳 女性

咳はウイルスや細菌など、病原体が体に入り込んできた時にそれを外に排出する役割があります。

咳をすることで体の中に入り込んだウイルスや細菌を減らそうとしています。

また、気道にたまった痰を出す役割もしています。咳は身体の中にウイルスや細菌をため込まず、健康的な状態でいるために起こる症状の一つです。

2.痰をともなうかどうかが分かれ目

分かれ目

咳が続く期間や症状の重さにより、注意すべき度合いは変わります。まず、咳に痰が伴うかどうかという点でも大きく違いがあります。

痰はなぜ出る?

健康な人でも痰は出ます。痰は、たばこや肺炎、気管支炎など、ほこりや異物、病原菌を排除する反応の結果として出るものです。

痰が続くのは、強い刺激や炎症があるため

痰が続くのは、のどの奥から肺までの空気の通り道の粘膜表面に、強い刺激や炎症が長く続いているからと考えられます。

3.咳が続く期間と考えられる病気

咳以外に風邪のような症状がなければ、咳が出ている期間によって以下に分類することができます。

咳0329

3週間以内、またはその前後続く咳

3週間程度、あるいはそれより咳が出ている期間が短ければ、肺炎や喘息などの可能性が高いといえるでしょう。

また、心臓関連の病気として、うっ血性心不全などの可能性も考えられます。副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎を発症している時にも、3週間以内の短い咳の症状が出ることがあるので注意が必要です。

8週間以上続く咳

咳 病気

一方、8週間以上続く慢性的な咳は、大きな病気を抱えている可能性もあります。

3週間以上続く場合、その原因となっている病気の多くは非感染性の疾患であることがほどんどです。咳喘息や肺結核、アトピーなどが挙げられます。他には肺がんなどの可能性もあります。

2ヶ月程度続く場合は病院へ

2ヶ月程度、あるいはそれ以上咳が続く場合は、咳の症状に関わらず、すぐに病院を受診するようにしましょう。

つらい咳が3週間以上続く…考えられる病気とは?

1.胸膜炎

感染症やがんなどの腫瘍が原因のことも

胸膜炎とは、肺を包んでいる膜のことを指します。肺は、2枚の薄い皮でできており、この膜が何らかの影響で炎症を起こしている状態を胸膜炎といいます。原因は、感染症やがんなどの腫瘍であることも少なくありません。また、直接的な咳の原因は胸膜炎にあったとしても、胸膜炎にがんなどの可能性が隠れていることもあるため、詳しく検査をする必要があります。

2.COPD

喫煙がもっとも大きな原因となる

たばこ

慢性閉塞性肺疾患を英語にしたときの頭文字を取ったものが、COPDと言われています。タバコを日常的に吸う人に見られることが多い病気です。肺が慢性的に炎症状態になることで、息を吐き出す機能が弱くなり、しっかり息を吸えないことで呼吸困難になることがあります。

遺伝要因や、大気汚染で発症するケースも

原因の最も大きなものが喫煙ですが、遺伝的な原因がないわけではありません。細菌や大気汚染も原因になることが分かっています。中国でも問題となっているPM2.5でも、COPDを煩う可能性があるので注意するようにして下さい。

3.肺がん

咳の他に、息切れや胸の痛みも

胸の痛み

肺がんは重篤な病気の一つです。咳は8週間程度からそれ以上と、長期に渡るものになります。

他にも肺がんの初期症状としては、息切れや胸の痛みがあります。しかし、最初は痛みが弱かったり、一時的な痛みであることから、何となく気になる程度で終わってしまうので、注意をして様子を見る必要があります。

つらい咳の症状をどう和らげる?

1.加湿器や洗濯物の部屋干しで乾燥を防ぐ

加湿

咳は、部屋が乾燥していることで喉が乾燥すると、その分咳も出やすくなります

まずは乾燥を防ぐために加湿器をすることや、加湿器がなければ部屋の中で洗濯物を干すのも良いでしょう。

2.こまめな水分補給やマスクをしても

こまめな水分補給で喉を潤すことを心がけ、それでもまだ乾燥が気になる場合はマスクをするなど工夫をしましょう。

長く咳をしている人は、喉が痛くなることもあります。はちみつやしょうがなど喉に良い食材を使い、紅茶やホットミルクを飲むのもおすすめです。

まとめ

咳が止まらないこともいくつか理由があり、その中でも8週間以上の咳が続いている場合には、肺がんなど重篤な病気が隠れていることもあります。

たかが咳と甘く見ずに十分に注意が必要です。3週間程度の咳であれば、風邪の可能性も高いので様子を見ながら生活習慣を整え、栄養と睡眠をしっかりとるようにしましょう。

咳以外に症状がなくても、長期間に渡って咳の症状がある場合は迷わず病院へ行くことが大切です。

重篤な病気が隠されている場合、すぐに対処し治療を行うことが、完治への第一歩となります。

執筆・監修ドクター

岡村 信良
岡村 信良 医師 久野銀座クリニック 理事長 担当科目 消化器内科

経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

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