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エコノミークラス症候群の予防法は?服・運動・水分補給がポイント!

更新日:2022/11/30 公開日:2018/01/22 view数:1,454
エコノミクラス症候群 予防

エコノミークラス症候群といえば、飛行機に長時間座っていることで起こるというイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。

しかし、エコノミークラス症候群は飛行機にかぎったものではありません。

長時間同じ姿勢でいることが原因であるため、さまざまな場面で起こる可能性があります。

こちらの記事では、エコノミークラス症候群のおもな症状や予防法、かかりやすい人の特徴についてご紹介します。

目次
  1. エコノミークラス症候群の原因・なりやすい人は?
  2. エコノミークラス症候群の予防法
  3. まとめ

エコノミークラス症候群の原因・なりやすい人は?

1.飛行機だけじゃない!発症の原因

むくみ

エコノミークラス症候群は、飛行機に長時間乗っていることによって引き起こされる症状として知られています。

しかし、エコノミークラス症候群は飛行機にかぎらず、長時間同じ姿勢でいることによって、血液やリンパの流れがとどこおってしまうことが原因でも起こります。

2.エコノミークラス症候群の症状や進行した場合

『エコノミークラス症候群』の症状

飛行機

主な症状としては足が赤くなったり、むくんだり痛みが出たりするほか、次のような症状が挙げられます。

  • 呼吸困難
  • 胸痛
  • 不安感
  • 冷汗
  • 失神

中でもむくみや呼吸困難、胸痛はエコノミークラス症候群の初期症状と考えられているので、こういった症状があらわれたら注意が必要です。

むくみが進むと、『深部静脈血栓症』に…!

危険

深部静脈血栓症とは、足に血液がたまって「血栓」ができてしまう症状のことです。

血栓ができると静脈がつまってしまい、血行不良が起こるだけでなく最悪の場合は壊死することもあります

死の危険もある『肺塞栓症(はいそくせんしょう)』

苦しい

『肺塞栓症』は、足にできた血栓が動くことが原因で発症するため、飛行機の着陸後に歩き出したときが最も起こりやすくなります。

それは、筋肉の収縮によってはがれた血栓が血液で流れ肺の血管を詰まると、肺が酸素を取り込めず、心臓から血液を出せなくなるためです。

重症の場合は、呼吸困難や胸の痛みが出て即死することもある深刻な状態です。

3.エコノミークラス症候群は、こんなときに起こりやすい!

飛行機以外の乗り物や室内でも起こりうる!

車

乗り物でいうと、長距離のバスや車、鉄道の移動でも起こります。

また、長時間テレビを見ていて『深部静脈血栓症』ができてしまった人もいます。

災害時の『エコノミークラス症候群』に注意!

災害時は、自家用車の中での避難生活が原因です。せまい車の中では足をじゅうぶんに動かすことができません。足を下げた状態でいるため、足に血栓ができやすくなります。

4. エコノミークラス症候群になりやすい人

医師

エコノミークラス症候群になる危険性が高い人は、以下のような人です。

長時間の移動をされる予定のある方、もしくは以下に当てはまる方は、事前に医師に相談することが大切です。

  • 高齢の人
  • 肥満の人
  • 今までに脳血栓のような血栓症を起こしたことのある人
  • 妊娠中の人
  • ピルを服用中の人
  • 悪性腫瘍のある人
  • 大きな静脈瘤のある人
  • 骨折でギプスをつけている人

エコノミークラス症候群の予防法

エコノミークラス症候群を予防するためにできる運動や、服装、マッサージについて解説します。

1.こまめに「ふくらはぎ」を動かす運動を取り入れましょう

血液がたまりやすい「ふくらはぎ」をよく動かすこと

足

エコノミークラス症候群は、足をじっとさせていることで起こります。

そのため、足の筋肉を使うことが重要ですが、とくに重要なのが「ふくらはぎ」の筋肉です。ふくらはぎは血液がたまりやすく、もっとも血栓のできやすい場所です。

座ったままでもできる運動を取り入れましょう!

マッサージ

歩くことや足踏みが、ふくらはぎに最もよい運動ですが、乗り物の中ではなかなかできません。

座ったままできる運動としては、1時間ごとに「つま先を上げ、続いてかかとを上げる運動」を数分おこなうことです。

力強く動かすと、ふくらはぎの筋肉がよく収縮し、血液が流れやすくなります。

2.衣服はどんなものがよい?

ワンピース

身体や足を強く締めると足の血液の流れが悪くなるため、ゆったりした服装がおすすめです。

足を圧迫する「弾性ストッキング」もエコノミークラス症候群の予防によいでしょう。足を適度に圧迫することにより、血液のとどこおりを少なくします。

長さはひざ下までのハイソックスタイプで、15~25mmHg程度の圧力のあるものがおすすめです。

3.簡単なマッサージも効果あり!

マッサージ

ふくらはぎを中心に軽くマッサージをすることも効果があります。

強くもむのではなく、触れるか触れないかくらいの力でなでて、そのあとゆっくりともみほぐしていくとよいでしょう。

理由としては、最初から強くもみほぐしてしまうと血管の負担となるためです。最初はできるだけ刺激を与えないよう、優しくマッサージしましょう。

4.水分補給について知っておきたいこと

水分が減ると血液が固まる!?水分補給はしっかりと

水分補給

とくに大切なのが、水分補給です。身体の水分が減って脱水状態になると、血液が固まりやすくなります。

とくに、飛行機の中は湿気が少なく脱水になりやすいため、じゅうぶんな水分補給をおこないましょう。脱水を起こさないことが、エコノミークラス症候群の予防になります。

注意すべき飲み物はあるの?

カフェイン

アルコールとコーヒーは、利尿作用があるのでトイレに行く回数が増えます。そうするとかえって脱水状態になってしまう可能性があるので注意しましょう。

5.そのほか工夫できること

ストレッチ

ほかに注意できることは、姿勢です。長時間同じ姿勢でいないように工夫しましょう。

伸びや上半身のストレッチだけでも、血液の流れをよくすることができます。

また、深呼吸をすることでも血液の流れが良くなります。時々、深呼吸することを意識しましょう。

まとめ

エコノミークラス症候群は、飛行機だけなくさまざまな場面で起こります。なぜ起こるのかを知り、予防していくことが大切です。

とくに、エコノミークラス症候群になりやすい方が長時間移動する際は、医師に相談することをおすすめします。

最悪の場合は、死に至る可能性もある病気ですが、足を動かす、水分をしっかり摂るなど簡単に予防できます。必要以上に怖がらず、長時間の移動を楽しめるといいですね。

執筆・監修ドクター

岡村 信良
岡村 信良 医師 久野銀座クリニック 理事長 担当科目 消化器内科

経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

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