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指の腱鞘炎の症状は?2種類に分けられる!病院での治療法も解説

更新日:2022/11/30 公開日:2018/04/16 view数:2,556
腱鞘炎 症状

「腱鞘炎(けんしょうえん)」は、手首や指を動かした時に違和感を覚えたり、痛みやひっかかりなどの症状が現れたりする病気です。

腱鞘炎は『腱鞘』と言う組織のある部分ならどこでも発症する可能性がありますが、中でも圧倒的に多いのが手や指の腱鞘炎です。

こちらの記事では、指に生じる腱鞘炎について症状や原因、治療法などを解説していきます。

目次
  1. 指に生じる腱鞘炎について
  2. 指に生じる腱鞘炎の症状と原因
  3. 指の腱鞘炎の治療について
  4. まとめ

指に生じる腱鞘炎について

1.腱鞘炎とは

腱鞘

腱(けん)は骨に筋肉をくっつける役割を持つ線維性の組織で、腱鞘(けんしょう)と呼ばれる筒の中を通っています

簡単に言うと腱鞘は、腱という束をまとめるパイプのような役割を果たし、指を曲げたり伸ばしたりする際に必要な部位です。

しかしこの部分が炎症してしまうと腱との間に摩擦が生じて痛みを感じるようになり、曲げたり伸ばしたりといった動きが滑らかに行えなくなります。この症状を腱鞘炎といいます。

2.指の腱鞘炎の種類

指に生じる腱鞘炎には、大きく分けて2種類の症例があります。

ばね指(または弾発指)

ばね指

曲げた手指を伸ばそうとするとばねのように弾けて急に動く症状を、ばね指、または弾発指と呼びます。

指を伸ばす際に引っ掛かりを感じる場合もあり、症状が進むと自力で指を動かすことが難しくなります。

他にも指のつけ根が痛み、腫れがみられることもあります。

ドケルバン腱鞘炎

ドケルバン

親指に近い手首側に、少し盛り上がっている間接があります。

この部分は「橈骨茎状突起(とうこつけいじょうとっき)」と呼ばれ、親指を動かす際に必要な部位です。

この部分に炎症が起こると付近に強い痛みが走り、腫れが生じることもあります。これをドケルバン腱鞘炎と呼びます。

ドケルバン腱鞘炎は手作業を行う人に多くみられる症状で、物を握る、つまむ、絞るといった動きをすることに痛みを感じます。

指に生じる腱鞘炎の症状と原因

1.指に生じる腱鞘炎の症状

指

指を動かす際に違和感や不快感がある、一瞬痛みが起こりすぐ治まるなどの症状が初期に表れます。

ひどくなると痛みがさらに強くなり、指を曲げたり伸ばしたりといった動きがしづらくなります

特に、曲げるよりも伸ばすことが困難となり、日常生活に支障がでます。

末期症状になると指が伸ばせなくなり、二次的に指の関節も固まってしまいます。

2.指の腱鞘炎の原因

注意

腱鞘炎は手や指を使いすぎることが原因で発症するため、特定の間接を動かし続けるとかかりやすくなります

使い過ぎによって負荷のかかった指は、動かすたびに腱と腱鞘の間に摩擦を起こします。

その結果腱鞘は炎症を起こし、肥大化します。肥大化した腱鞘は、腱の滑らかな動きを妨げてしまうので、症状は悪化していきます。

次のような作業を日常的に行う人は要注意です。

  • 執筆活動
  • 家事や育児
  • 作業の多い仕事
  • パソコンの入力

 

このような外的刺激の他にも、次のように体調が影響して腱鞘炎が発症するケースもあります。

  • 妊娠出産期や更年期に伴うホルモンバランスの変化
  • 糖尿病、リウマチ、透析といった病気に付随

指の腱鞘炎の治療について

1.病院での治療方法

腱鞘炎

腱鞘炎に関する治療は、整形外科を受診するとよいでしょう。

治療方法としては、まず症状がある場所に負担をかけずに安静に過ごして様子を見ます

テーピングや専用の装具などを使用し、固定して様子を見ることもありますが、改善がみられない場合はステロイド注射を腱鞘内に投与して炎症を抑えます。

手術について

しかしそれでも治らなかったり再発を繰り返したりする場合は、手術を行うこともあります。

ばね指やドケルバン腱鞘炎の場合は、腱鞘の一部を切開して腱の引っ掛かりを取り除くという手術で、比較的短時間で終わります。

2.自分でできる対処法

手首

まずは、痛みがある部分を動かさないことが最優先です。すぐに病院に行けない場合は、市販の湿布を貼って様子を見ると良いでしょう

また、抗炎症作用のある塗り薬を使う対処法もあります。

ただし授乳中や妊娠中の方には、自己判断で薬を使用することをおすすめしません。必ず病院を受診してください。

まとめ

指に生じる腱鞘炎は、指の使いすぎが主な原因です。仕事や家事、育児など日頃から手指をよく使う人は注意が必要です。

指に不快感や痛みを覚えたらまずは動かすのを控え、安静にしましょう。

腱鞘炎は初期段階での治療が大切です。悪化すると再発を繰り返し、最悪の場合は手術が必要になります。

市販薬やストレッチなどで症状を緩和することもできますが、病院の薬に比べると当然効果は薄いので、症状がひどくなる前に専門医に診てもらうことをおすすめします。

特に妊娠、授乳中であれば自己判断で薬を使用することは避け、整形外科を受診して医師に相談しましょう。

執筆・監修ドクター

佐々木 政幸
佐々木 政幸 医師 久我山整形外科ペインクリニック 院長 担当科目 整形外科

経歴1995年 昭和大学卒業(形成外科)
1996年 慶應義塾大学(整形外科) ※以後、関連病院にて脊椎専門にて勤務医
2010年 久我山整形外科ペインクリニック 開院

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