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突き指と骨折の見分け方。症状にどんな違いがある?治療法や期間は?

更新日:2022/09/27 公開日:2020/12/11 view数:354,520
【骨折】突き指との見分け方、処置や症状を解説

【医師監修】

突き指と指の骨折は、どちらも痛みや腫れの症状が出ます。

そのため、突き指だと思っていたら骨折していたというケースも少なくありません。

突き指と骨折はどちらも同じように痛みや腫れの症状が出るので、見分けるのが難しいかと思います。

この記事ではそれぞれどのような違いがあるのかと、治療法や期間、応急処置の方法について解説します。

目次
  1. 突き指と骨折の違い・見分け方
  2. 突き指・骨折の治療について
  3. まとめ

突き指と骨折の違い・見分け方

1.突き指とは?

【骨折】突き指は指の関節に痛みが起こる怪我

指先に壁やボールなどが強くぶつかることで、指の靭帯・腱・関節・骨などを傷める怪我の総称です。

手の指によくみられるものですが、足の指にも起こります。

2.骨折とは?

【骨折】剥離骨折、開放骨折、粉砕骨折などがある

骨折とは「外部からの強い衝撃によって、ひとかたまりの骨のつながりが途絶えること」で、いくつか種類があります。

・完全骨折:完全に骨が折れている状態
・不全骨折:部分的に折れてヒビが入っている状態
・単純骨折:骨折しているが、皮膚は傷ついていない状態
・開放骨折:折れた骨が皮膚を破いたり傷つけたりしている状態
・剥離骨折:靭帯や腱などから骨が剥がれてしまう状態
・粉砕骨折:骨折部が複雑に粉砕した状態

3.突き指と骨折の見分け方

【骨折】突き指より痛みや腫れが大きい

骨折の方が痛みや腫れが大きい

どちらも腫れや痛みの症状があり見分けにくいですが、基本的に骨折は痛みや腫れが突き指よりもひどく、数日経っても痛みが引きません。

状態によっては痛みが弱いこともありますが、数日続くようなら骨折の疑いがあります。

また指の向きがおかしかったり、関節ではないところに腫れと強い痛みがあったりする場合も、骨折の可能性が高いです。

突き指は時間が経てば痛みが治まる

突き指の場合最初はずきずきと痛みますが、だんだん感じにくくなり1週間前後で治まります。また湿布で治ることもあります。

しかし骨折の場合は、患部を動かしたり体重をかけたりすると強い痛みがあり、時間が経っても痛みは引きません。突き指と違って、湿布で治ることもありません。

突き指と骨折が同時に生じることも

ただし突き指と骨折がどちらも生じている場合もあるため、自分で見分けるより病院でみてもらう方が正しい判断ができます。

突き指・骨折の治療について

1.まずは応急処置を!

【骨折】突き指の場合でも応急処置を行う

指を負傷したときは、それが突き指か骨折か判別する前に「RICE処置」を行います。つまり、どちらであろうと応急処置としてやることは同じです。

RICE処置とは、Rest(安静)・Ice(冷却)・Compression(固定)・Elevation(患部を心臓よりも高い位置に上げる)の頭文字をとった総称です。

RICE処置のやり方

まずは負傷した部分を動かさず、安静にします。

そして氷嚢や保冷剤を使って患部を冷やし、テーピングや添え木などで固定しましょう。

その後、患部を心臓よりも高い位置に上げます。

RICE処置を行えば痛みや腫れが最小限に抑えられ、その後の治療をスムーズに進めることができます。

2.病院へ行くべき症状とは?

【骨折】激痛があるときは整形外科へ

特に次のような症状がみられたら骨折や腱断裂の可能性があるので、放置せず整形外科を受診してください。

・指が異常な方向に曲がっている
・指を動かすことができない
・激痛がある
・指が通常時の2倍以上腫れている
・内出血がみられる

3.突き指の治療法と治療期間

【骨折】突き指の治療方法や治療期間

問診・触診の後、X線画像検査によって骨に異常がないかチェックします。

骨が重なっていてみえにくい場合や、レントゲンではみれない部分をしらべる必要がある場合、CT撮影を行うこともあります。

突き指(捻挫)の場合

1~2週間程度、テーピングなどで固定します。

痛みや腫れは1週間程度で引き、2~3週間を目安に治ります

骨折の場合

突き指によって骨折している場合、ギプスなどで約1ヵ月固定することで治ります。

ただし骨の位置にズレがみられる場合、手術で正しい位置に戻してから固定します。

剥離骨折(マレット変形・槌指)の場合

剥離骨折の場合ギプスや装具で6~8週間固定しますが、状態によっては手術(日帰りで行える)が必要となることもあります。

腱が断裂している場合も治療法と期間は同様です。

固定がとれたらリハビリを!

固定がとれた直後は関節が固まっている状態なので、曲げ伸ばしといったリハビリを行い、少しずつ可動域を広げていく必要があります

難なく指が動かせるようになるまで、リハビリを続けましょう。

まとめ

突き指は軽度であれば捻挫などで済みますが、中度~重度になってくると骨折や腱断裂を起こすことがあります。

痛みや腫れといった症状は捻挫も骨折も同じなので、どうしても見分けがつきにくいと思います。

いずれにせよ指を負傷したときはRICE処置を行って、痛みや腫れが長引くようなら早めに整形外科を受診するのが良いでしょう。

執筆・監修ドクター

佐々木 政幸
佐々木 政幸 医師 久我山整形外科ペインクリニック 院長 担当科目 整形外科

経歴1995年 昭和大学卒業(形成外科)
1996年 慶應義塾大学(整形外科) ※以後、関連病院にて脊椎専門にて勤務医
2010年 久我山整形外科ペインクリニック 開院

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