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寝違えが治らない原因は?病気が関係していることも。病院は何科?

更新日:2022/11/30 公開日:2018/03/02 view数:1,220
寝違え 治らない

寝違えると首の頚椎あたりが痛んだり、首が動かしづらくなったりします。多くの人が一度は経験があるのではないでしょうか。

痛みは数日で治まり、1〜2週間程度で元どおりの状態に戻ります。

しかしなかなか治らない場合は、治療期間の過ごし方に問題があるか、他の病気が関係している可能性があります。

この記事では、寝違えの症状がなかなか治らない方に、その原因と病院でうける治療法を解説します。

目次
  1. なかなか寝違えが治らない原因
  2. 寝違えの治療について
  3. まとめ

なかなか寝違えが治らない原因

1.関節が固まってしまっている

関節

頚椎あたりの関節が予想以上に固まってしまい、ほぐれていない状態であることが原因の一つとして考えられます。

また元から首や肩にこりがある方は、そうではない方と比較して寝違えが治りづらい傾向にあります。

2.病気が関係している可能性も

病気

寝違えてから1ヶ月以上痛みが引かない場合、病気の可能性があります。

寝違えと似たような症状が出る病気としては、次のようなものがあります。

頚椎症(けいついしょう)

頚椎の変形が原因で痛みなどの症状が現れる病気です。

レントゲンを撮った時に頚椎に変形がみられ、なおかつ頚部に痛みを感じる場合は頚椎症を発症している可能性が高いです。

神経の疾患

『頚椎症性神経根症(けいついしょうせい しんけいこんしょう)』や『頚椎症性脊髄症(けいついしょうせい せきずいしょう)』も原因の一つとして考えられます。

下記のような神経症状がみられ日常生活に支障をきたすこともあるため、一刻も早い治療が必要です。

  • 肩から手にかけての痛みやしびれ
  • 細かい作業ができない
  • 力が入らない

 

脊髄症はさらに危険

脊髄症になると次のような症状もあらわれ、かなり危険です。

  • 足にしびれや痛みが出る
  • うまく歩けなくなる
  • 尿の出が悪くなる

 

この状態になるとさすがに寝違えとは言えないので、すぐに病院へ行ってください。

3.寝違えを繰り返してしまうのはなぜ?

姿勢が影響している

姿勢が悪い

寝違えを繰り返してしまう原因としては、姿勢が大きく影響します。

猫背などの悪い姿勢が癖になってしまっていると、繰り返し寝違えるだけでなく治りも悪くなります

また寝ている時の姿勢も大いに影響するため、不自然な体勢で眠り続けないよう気を配ることも大切です。

筋肉や血行が関係していることも

関節

片側の筋肉だけ酷使したり 、長時間動かず寝たきりのような状態が続いたりすると、筋肉内の血流が滞って寝違えやすくなります

血行が悪いと寝違えに繋がるので、体を温めて改善しましょう。

また、筋肉に乳酸などの疲労物質がたまると寝違えを繰り返しやすくなるので、慢性的な倦怠感や体の節々に痛みを感じる人は要注意です。

生活習慣の乱れ

ミネラル

また、生活習慣の乱れや栄養バランスの偏りも原因の一つです。

水分やミネラルが不足すると、こむら返りなど筋肉のけいれんが起こりやすくなります。

そうなると寝違えを繰り返しやすくなるため、生活習慣の乱れには注意しましょう。

枕が合っていない可能性も

睡眠

上記の原因に当てはまらないにも関わらず寝違えを繰り返す場合は、枕が合っていない可能性もあります

その場合は枕を見直してみるのもひとつの手段です。

寝違えの治療について

1. 寝違えは何科に行けば良い?

病院

寝違えは頚椎の関節や筋肉、靭帯に影響が出ているので、受診の際は整形外科に行きましょう。

症状によっては鎮痛剤や座薬の投与、局所注射、神経ブロック 注射といった治療も受けられます。

2.どのタイミングで病院に行くべきか

受診

通常は1〜2週間ほどで痛みや動かしづらさもなくなり、完治すると言われています。

それ以上の期間、首の痛みや動かしづらさが続く場合は病院を受診してください。

3.寝違えを改善するためには

安静

寝違えは、軽度のものであれば2〜3日で痛みが治まり、首も少しずつ動かせる状態に戻っていきます。

ただし、痛みがなくなっても炎症はまだ残っている可能性があるので、1~2週間ほどは悪化させないよう注意しましょう

完治するまでは再発の可能性も考慮し、むやみやたらに首を動かさず適度に動かして様子を見てください。

湯船につかるなどして血行をよくするのもおすすめです。

まとめ

寝違えは誰にでも起こりうる症状のひとつなので、特に心配はいりません。

しかし長期にわたって改善がみられない場合、普段の姿勢や生活習慣が寝違えを繰り返す原因になっているかもしれません。

また、頚椎症や脊髄症などの病気が潜んでいる可能性もあります。

2~3日で痛みが引かない場合や1~2週間安静にしても違和感が消えない場合には、整形外科を受診してしっかりと治療することが大切です。

執筆・監修ドクター

佐々木 政幸
佐々木 政幸 医師 久我山整形外科ペインクリニック 院長 担当科目 整形外科

経歴1995年 昭和大学卒業(形成外科)
1996年 慶應義塾大学(整形外科) ※以後、関連病院にて脊椎専門にて勤務医
2010年 久我山整形外科ペインクリニック 開院

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