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ガスたまりによる腹痛の原因と解消法は?炭酸飲料や便秘に注意して

更新日:2022/11/30 公開日:2018/03/29 view数:1,413
腹痛 ガス

腸内から出るガスが、何らかの理由によってお腹にたまってしまい、腹痛を引き起こすことがあります。

炭酸飲料の飲みすぎなども腹痛の原因になることがあります。この記事では、お腹にガスがたまることで起きる腹痛について詳しく説明します。

目次
  1. ガスだまりによる腹痛について
  2. ガスがたまって腹痛が生じた時の対処法
  3. 病院で受ける検査や治療
  4. まとめ

ガスだまりによる腹痛について

1.お腹にガスがたまると、腹痛や頭痛、腰痛の原因にも

満腹

お腹が痛くて、下腹部を触ってみるとパンパンに膨らんでいることがあります。この状態をお腹にガスがたまっている状態といいます。お腹にガスがたまることで、腹痛だけでなく頭痛や腰痛も引き起こしてしまいます。

2.ガスがたまるとなぜ腹痛が起こる?

通常、お腹にないガスがたまってしまうと、お腹が張り、周りの臓器が圧迫されます。

それに身体も反応して不調として捉えてしまい、腹痛を感じやすくなります。

3.お腹にガスがたまる原因

ガスを排出する機能が衰えている

食事をとると、必ず腸内でガスが発生します。これは、呼吸やおならによって定期的に排出されているので、健康であればお腹が張ることはありません。

しかし、胃腸の動きが悪くなり、ガスを排出する機能が衰えている場合、ガスがお腹にたまってしまいます。

炭酸飲料を飲む

炭酸

体内に入るガスが多いと、その分お腹にたまってしまうとも考えられます。

例えば炭酸飲料などは、水にガスが含まれているため、飲みすぎると身体にガスがたまる原因になります。普段より多くのガスを身体に入れてしまうと、排出の機能の衰えがなくても、身体にガスがたまる原因になります。

便秘による腸内環境の悪化

便秘

体外から取り込むガスの量は変わらなくても、体内でのガスの発生が増えることもあります。

例えば便秘になることで、腸内環境が悪くなると、特に腸内でガスが発生することで、悪玉菌が増え、ガスの発生を増やします。

刺激物の多い食事や強いストレス

便秘

刺激物の多い食事や、強いストレスなども腸内環境が変化します。

先に解説したビールや炭酸飲料など、炭酸が多いもの以外に、便通に良いイメージのある食物繊維などもガスがたまる原因となります。

食物線維は摂りすぎてしまうと消化しづらいため、ガスが発生しやすくなり、お腹にガスがたまってしまうのです。

4.ガスによる腹痛から考えられる病気

過敏性腸症候群

ガスだまりによる腹痛の中でも、もっとも多いといわれています。ガスたまりや下痢、便秘など症状はそれぞれですが、ストレスが原因だと考えられます。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃と腸

・胃潰瘍

胃潰瘍になると、胃の粘膜にダメージを受けて穴が開いてしまうこともあります。刺すような痛みを感じます。

食べ物の消化がうまく行われないので、ガスが発生しやすくなります。

・十二指腸潰瘍

腹痛はそれほどなく、みぞおちが少し痛む程度で発見が遅れることがあります。

重症化すると吐血するため、その時点で気付く人も少なくありません。

大腸がん

食欲がなく、それほど食べてないのにお腹がパンパンに張ることがあったら、注意が必要です。初期状態は、ガス溜まりの症状が特徴的なので、病気に気づきにくいといえます。

血便が出たら、まずは大腸がんを疑って下さい。

ガスがたまって腹痛が生じた時の対処法

1.腸にやさしい食事をとり、腸に負担がかかる食事は控える

まずは、腸内環境を整えることが必要です。2,3日で劇的に変化することはないので、日ごろから腸内に良い食事をとりましょう。

腸にやさしい食事とは?

ヨーグルト

腸内環境に良い食べものや飲み物は積極的にとるようにしましょう。

  • 乳酸菌が含まれるヨーグルト
  • 発酵食品(納豆・キムチなど)
  • 常温、または温かい飲み物

腸に負担がかかる食事とは?

揚げ物

腸内環境を悪化させる食べものや飲み物は、なるべく避けるようにしましょう。

  • 揚げ物など油分の多い食事
  • ジャンクフード
  • 冷たい飲み物

2.睡眠時間や日々の運動、生活習慣を見直す

睡眠不足は体に負担がかかる

睡眠不足

休息がしっかり取れていない場合や、不規則な時間に寝て起きることは、それだけで身体に負担がかかってしまいます。

運動不足は腸の働きを低下させる

運動不足

腸の働きが落ちる原因として、運動不足も考えられます。内蔵の筋力が衰えると、ガスが溜まりやすくなります。ウォーキングや軽めのジョギングなど有酸素運動を取り入れることもガス溜まりの解消に役立ちます。時間が取れない場合は、仕事の合間や、電車一駅分を歩くだけでも効果があります。

睡眠前の食事も控えて

睡眠前の食事も、睡眠中の身体の負担になり、睡眠の質を低下させるため避けましょう。

病院で受ける検査や治療

1.何科にかかればいい?

ガス溜まりが軽減されない場合や、お腹がパンパンに張った状態で腹痛が続く時は、病院の受診も考えましょう。診療科目としては、消化器内科が当てはまります。

消化器内科が生活範囲になければ、ひとまず近くの内科でも問題ありません。

腹痛が続く場合は消化器内科で相談

解消されないガス溜まりや続く腹痛を相談できるクリニック・病院をお探しの方は、こちらの情報をご覧ください。

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どんな検査をする?

問診

問診を受けて、特別な病気が疑われない場合は、検査を行うよりもまずは生活の見直しや、お腹の調子を整える薬を内服するところから始まります。

2.ガス溜まりによる腹痛の治療法

病気が見つかれば、それに合った治療を行います。

特に病気ではなく、お腹のガス溜まりだけであれば、生活習慣の見直しが一番です。また、お腹にたまったガスを排出させるための薬が市販薬にも処方薬にもあるので、必要に応じて薬剤師や医師に相談してみてください。

まとめ

ガスが溜まってしまうと、腹痛を引き起こすだけでなく、それだけで身体の調子が整いません。

生活習慣を改善しても良くならないなど、原因が分からない時は迷わず病院を受診し、医師に相談しましょう。

執筆・監修ドクター

岡村 信良
岡村 信良 医師 久野銀座クリニック 理事長 担当科目 消化器内科

経歴2006年 北里大学大学院卒、
2008年 平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに入職、その後院長に就任。
2013年 12月には当院久野銀座クリニックを開業

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