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虫刺されで水ぶくれが…何の虫?対処法を解説。皮膚科へ行くべき?

更新日:2022/07/27 公開日:2020/12/15 view数:67,014
虫さされ 水ぶくれ

【医師監修】

虫刺されによって水ぶくれができることがありますが、これはアレルギー反応によるものです。

虫刺されはいつのまにか起こっているため、皮膚にかゆみや赤みなどの反応が表れることで初めて気づきます。

そして痛み以外に水ぶくれを引き起こすこともあり、正しい対処法を知っておきたいものです。

この記事では、虫に刺されて水ぶくれができる理由と刺されたときの対処法、原因となる虫について解説します。

目次
  1. 虫刺されで水ぶくれができる理由
  2. 水ぶくれの原因となる虫について
  3. 虫刺されによる水ぶくれの治し方&予防法
  4. 病院で受ける、水ぶくれの虫刺され治療について
  5. 虫刺されを予防するには?
  6. まとめ

虫刺されで水ぶくれができる理由

虫刺されで水ぶくれができる原因はアレルギー

虫刺されによるかゆみや水ぶくれなどの症状は、簡単にいうとアレルギー反応です

虫に刺されると、虫の唾液などの成分が人の体に入ります。

すると体は異物が入ってきたことに対して、かゆみや痛みなどのアレルギー反応を起こして体を守ろうとします。水ぶくれもその症状のひとつです。

誰にでも起こる可能性がありますが、アトピーやアレルギー体質の方だとより確率が高いといえるでしょう。

二次感染によって水ぶくれができる場合も

アレルギー反応以外にも、かゆみで皮膚を引っ掻いたことで傷がつき、そこから細菌が侵入して水ぶくれができるケースもあります。

この場合、皮膚の炎症が虫刺されの範囲よりも広くなることがあります。

水ぶくれの原因となる虫について

何の虫に刺されると水ぶくれができるのか、説明していきます。

1.蚊

蚊に刺されると水ぶくれやかゆみなどを引き起こす

虫刺されの主な原因となる虫です。

蚊が吸血するときは「唾液腺物質」を人の皮膚に注入するため、アレルギー反応が起こります。

「即時型反応」であれば刺されてすぐ皮膚が蕁麻疹のように平たく盛り上がり、「遅延型反応」であれば翌日から同様の症状が出始めます。

2.ネコノミ

猫ノミに刺されるとかゆみや水ぶくれができる

ネコノミに刺されると、足首やすねにかゆみを伴う発疹がたくさんできます

蚊に刺されたときと似たような症状で、水ぶくれができることもあります。

猫や犬の体に寄生して吸血し、ノラ猫の移動とともに庭や公園などに発生します。

そこを通りかかると足元を刺されるため、素足で出かけるときなどは注意が必要です。

虫刺されによる水ぶくれの治し方&予防法

1.自分でできる治し方。かゆみがあるときは?

虫刺されの水ぶくれを破るととびひになるかも

水ぶくれが破れると、細菌感染を引き起こして「とびひ(伝染性膿痂疹)」になることがあるため、つぶさないようにしましょう。

症状が軽い場合は自然に治るのを待てばOKですが、虫刺され用の市販薬を使用しても良いでしょう。

かゆみが強い場合は冷やす

保冷剤などで冷たいもので刺されたところを冷やすと、血管が収縮するため感覚が鈍り、かゆみを感じにくくなります。

絆創膏を貼る方法も

絆創膏にかゆみを緩和させる作用はありませんが、患部を保護する作用があるので、かゆみを我慢できないお子さんなどに有効です。

絆創膏によって患部が蒸れないように、通気性のある紙タイプを選ぶと良いでしょう。

2.水ぶくれが破れ、痛みや範囲が広がる場合は皮膚科へ

水ぶくれが破れて中の液体が出ると、液体がかかった部分に細菌がうつることがあります。

それによって痛みを伴ったり、水ぶくれが他の部分に広がったりした場合、「とびひ」の可能性があるので早めに皮膚科を受診してください。

病院で受ける、水ぶくれの虫刺され治療について

虫刺されの水ぶくれは皮膚科でステロイドが処方

虫刺されによる赤みやかゆみなどの症状が強い場合、皮膚科ではステロイド外用薬やステロイド内服薬、抗ヒスタミン薬などが処方されます。

1週間ほどで治ることがほとんどですが、掻きむしったり免疫力が下がっていたりするともう少し長引くこともあるでしょう。

とびひの場合はステロイドを使用すると悪化することがあり、皮膚科では抗菌薬が処方されます。

水ぶくれをきれいに治すためのコツ

水ぶくれがかゆくても掻きむしってはいけません。

掻きむしると、水ぶくれが破けた後に皮膚が「びらん(ただれたような状態)」になってしまいます。

かゆみが強い場合は患部を冷やして、掻きむしらないようにしましょう。

虫刺されを予防するには?

虫刺されの予防には露出を避け虫除けスプレーを

黒っぽい服を避ける

ダニなどの虫は黒色に集まってくる性質があります。

そのため黒っぽい服を身につけたり、露出が多い服を着たりするのは避けましょう。

虫除けスプレーを使用する

夏場の外出時は虫除けスプレーを使用しましょう。

特に乳幼児は、よりアレルギー反応が出やすいので虫除け対策を怠らないことが大切です。

最近は自然由来の商品もあるので、乳幼児でも使用できます。

室内に虫が入らないようにする

屋内に蚊が入ってこないように網戸を閉める、就寝前には電気蚊取りを使用するなどすると良いでしょう。

まとめ

虫刺されによるかゆみや痛み、水ぶくれなどは、体を守るためのアレルギー反応です。

刺されたところがかゆくても掻きむしらないようにして、対処することが大切です。

水ぶくれができてしまった場合はつぶさないよう注意し、細菌感染を防ぐためにも早めに皮膚科を受診しましょう。

執筆・監修ドクター

長谷川 佳子
長谷川 佳子 医師 ルサンククリニック銀座院 院長 担当科目 形成外科/皮膚科/内科

経歴北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

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