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鼻の下のニキビ、早く治すには?おすすめの食事、皮膚科の治療を解説

更新日:2022/11/30 公開日:2018/01/31 view数:1,246
ニキビ 鼻の下

鼻の下にできるニキビは治りが遅く、痛みや恥ずかしさで憂鬱な気分になってしまいますよね。

この記事では鼻の下にニキビができる原因とその治療法、早く治すために気をつけることについて解説します。

目次
  1. ニキビが鼻の下にできる4つの原因
  2. 鼻の下のニキビを早く治す方法は?
  3. 皮膚科で受けるニキビ治療
  4. まとめ

ニキビが鼻の下にできる4つの原因

1.毛穴に汚れがつまる

鼻の下

鼻の下は顔の中でも毛穴が大きい部分なので、毛穴に汚れがつまりやすくニキビの原因となります。

また加齢とともに毛穴がたるむことで、汚れがつまりやすくなることも原因の一つです。

2.肌が乾燥している

乾燥

肌の乾燥はニキビなどの肌トラブルを招きます。

乾燥とは“肌を保護している皮脂膜が少なくなっている状態”で、これにより外的刺激を受けやすくなるのが原因です。

特に鼻の下を含む口周りは乾燥しやすいため、次のような場合は注意が必要です。

保湿が足りていない

保湿

鼻の下は顔の凹部分なので、スキンケアが行き届きにくいと言えます。そのため保湿が足りずに乾燥してしまうことがあります。

ティッシュによる刺激がある

鼻をかむ

鼻をかむことが多いとティッシュの刺激で鼻の下が乾燥し、ニキビができやすくなったりできてしまったニキビの治りが遅くなったりします。

3.ホルモンバランスが乱れている

女性ホルモン

体内のホルモンバランスが乱れると肌の水分・油分のバランスも崩れるため、皮脂分泌が過剰になったり逆に不足したりすることがあります。

そうすると皮膚のバリア機能が正常に働かなくなり、鼻の下に限らずニキビができやすくなります。

肌を綺麗に保つホルモンと荒れさせるホルモンがある!

ホルモンバランス

肌状態には、主に2つの女性ホルモンが関わります。

  • 卵胞ホルモン(エストロゲン):肌のバリア機能を高める働きがあり、肌を綺麗に保つ
  • 黄体ホルモン(プロゲステロン):男性ホルモンと似た働きをし、肌トラブルを起こしやすくする

 

特に生理前は黄体ホルモンの分泌が増加するため、皮脂量が増えて顔が脂っぽくなったり毛穴がつまりやすくなったりします。

反対に生理後約1週間は卵胞ホルモンが増えるため、肌のバリア機能が高まってキメが整いやすくなります。

ホルモンバランスが乱れる原因

乱れ

ホルモンバランスの乱れは次のような要因で起こります。

  • 不規則な生活
  • 箇条なダイエット
  • カフェインやアルコールの過剰摂取
  • 糖質の過剰摂取
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • 生理前
  • 妊娠や出産

4.胃腸に負担がかかっている

胃腸

鼻の下を含む口周りのニキビは、胃腸に負担がかかっていることの表れという場合が多いです。

暴飲暴食や栄養バランスの偏った食事は、消化不良を起こすことで胃腸に負担がかかるので注意してください。

また風邪を引いている時や薬を飲んでいる時は胃腸が荒れやすくなるので、消化の良いものを食べるようにしましょう。

鼻の下のニキビを早く治す方法は?

1.洗顔を見直す

洗顔

洗顔時にゴシゴシこすってしまうと摩擦でニキビが悪化するので、やさしく洗うことが大切です。

また洗い残しがないよう、洗顔石鹸はしっかり落としましょう。熱いお湯は皮脂を落としすぎてしまうため、ぬるま湯がおすすめです。

2.スキンケアを見直す

スキンケア

洗顔後はできるだけ早く保湿しましょう。

スキンケアは刺激にならないようにやさしく行うことがポイントです。

化粧水だけだと効果が半減

キャリアオイル

化粧水のみのスキンケアは水分が蒸発してしまうので、保湿効果が半減します。

また人によっては、乾燥がさらに加速することもあります。そのため、キャリアオイルと呼ばれる顔用の植物性オイルを使うと良いでしょう

キャリアオイルの使い方

スキンケア

洗顔後、顔に水分が残った状態でオイルを数滴のばし、その後化粧水をつけて軽く抑えると保湿効果が増します。

化粧水後にオイルをつける方法もありますが、化粧水を効率良く浸透させるためにはオイルを先に塗ることをおすすめします。

様々な種類があり、それぞれ効果が異なるので肌に合うものを選びましょう。

  • ホホバオイル
  • オリーブオイル
  • アルガンオイル
  • アーモンドオイル
  • ローズヒップオイル
  • 椿油

3.ホルモンバランスを整える

ストレスフリー

ホルモンバランスの乱れはニキビをできやすくする上に、できたニキビを悪化させることもあります。

質の良い睡眠やバランスのとれた食事、適度な運動を心がけ、ストレスをためないようにリラックスする時間をつくりましょう。

4. ニキビの改善におすすめの食事

食事

ニキビの改善に効果的な栄養素を、食事から摂りましょう。

  • ビタミンA:にんじん、モロヘイヤ、ほうれん草、パプリカなど
  • ビタミンC:パプリカ、ブロッコリー、モロヘイヤ、かぼちゃ、ゴーヤ、キウイフルーツなど
  • ビタミンE:モロヘイヤ、大葉、かぼちゃ、赤パプリカ、アボカド、小松菜、ほうれん草など
  • 良質なたんぱく質:大豆、大豆加工品、枝豆、鶏ささみ、マグロ、鰹、乳製品、卵など

 

動物性たんぱく質は適度に

肉

豚バラ肉・鳥皮・サーロインなど動物性たんぱく質に含まれる脂質は、ニキビの原因となる場合もあるので、摂りすぎないようにしましょう。

ニキビ治療にはビタミンBが不可欠!

食事

実はビタミンBは8種類の栄養素をひとまとめにした総称なので、“ビタミンBを含む食材”というものはありません。

そのためビタミンBを補給するにはそれぞれをバランスよくとる必要があります。

  • ビタミンB1:豚肉、きな粉、うなぎなど
  • ビタミンB2:鶏豚牛のレバーやハツ、魚卵など
  • ナイアシン(ビタミンB3):イワシ、豚牛のレバー、豚肉など
  • パントテン酸(ビタミンB5):鶏豚牛のレバー、納豆など
  • ビタミンB6:にんにく、マグロ、鶏豚牛のレバーなど
  • ビオチン(ビタミンB7):豚牛のレバー、大豆、卵黄、玄米など
  • 葉酸(ビタミンB9):うなぎ、緑黄色野菜、のりなど
  • ビタミンB12:しじみ、赤貝、あさり、牛レバーなど

 

食材から摂るのが難しい場合、サプリメントでビタミンB群を補う手もあります。

5.手や化粧品でニキビを刺激しない!

触る

ニキビができると気になってつい触ってしまいますが、手には見えない汚れがたくさん付着していて不衛生です。

またニキビを隠すためにマスクや化粧品を使用すると、摩擦で悪化してしまうこともあるので注意が必要です。

できてしまったニキビはできるだけ刺激を与えず、気になってもあまり触れないようにしましょう。

皮膚科で受けるニキビ治療

皮膚科での治療は、保険適応となるものと自由診療(保険適応外)があります。

1.おもに保険が適用される治療

保険治療では、主に飲み薬と塗り薬を用いてニキビの改善を目指します。

塗り薬タイプの抗生物質

塗り薬

ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌するために、次のような塗り薬(抗生物質)が処方されます。

  • アクアチムクリーム
  • アクアチムローション
  • ダラシンTゲル
  • ダラシンローション
  • 毛穴つまりをとる塗り薬

 

毛穴のつまりを取りやすくするために、次のような塗り薬も処方されます。

  • ディフェリンゲル
  • ベピオゲル
  • デュアック配合ゲル
  • 飲み薬

 

殺菌を目的とした抗生物質や、皮膚や粘膜の調子を整えるためのビタミン剤なども処方されます。

面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)

面皰圧出

ニキビの先端にレーザーなどで小さな穴をあけ、毛穴につまった汚れを押し出す『面皰圧出』という治療法もあります。

その場でニキビの中身を除去することで、悪化を予防します。

ステロイド注射

注射

また重度のニキビの場合、ステロイド剤を注射する治療があります。塗り薬よりも即効性が高いとされています。

2.自由診療

看護師

自由診療としては、次のような治療法が挙げられます。

  • ケミカルピーリング
  • イオン導入
  • レーザー照射
  • フォトフェイシャル
  • ホルモン治療

 

これらは保険が適応されず自費なので、クリニックによって料金が異なります。

まとめ

鼻の下にニキビができるとついつい触ってしまいがちですが、ここは我慢して適切な対処法をとっていただきたいです。

触れると摩擦が生じるほか雑菌が付着しやすくなり、治りが遅くなったり悪化したりすることもあります。

ニキビが気になる方は皮膚科を受診して素早く治しましょう!

執筆・監修ドクター

長谷川 佳子
長谷川 佳子 医師 ルサンククリニック銀座院 院長 担当科目 形成外科/皮膚科/内科

経歴北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

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