
宮下 昌子先生(日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医)にインタビュー
診察からお産まですべてに対応。同じ女性として妊婦さんの心に寄り添う医師
お産は長い時間を要しますから駅伝と見立てて、医師である私が総監督、助産師や看護師が区間ごとの伴走者として、妊婦さんと共に駆け抜ける気持ちでサポートしています。また、出産時に痛みが続くと妊婦さんは「いつまで続くのだろう」とネガティブになってしまうこともありますから、「あと400メートル!もう少しでゴールだよ」などと声をかけるようにしていますね。
(※)は自由診療の可能性があります。料金表または医院までお問い合わせください。
開業して65年以上が経ちますから、親子2代にわたって来院してくださるご家族がいたり、私が取り上げた赤ちゃんが妊婦さんとして来院されたりすると、医師冥利に尽きますよね。また当院では、診察や検査のすべてを私が担当していますから、何人目のお子さんなのか、不安に感じるのはどんな時か、どんな性格なのかを把握したうえでお産に立ち会います。知っている顔が見られたとリラックスしてお産に臨んでいただけることもよくあり、うれしい限りです。
産前の検査や診察を私一人で行っているからこその気付きがありますし、長くサポートしてきたからこそ話せることもあるかと思いますので、今後も心で寄り添う診療を続けていきたいですね。
治療方法・重要性について丁寧に説明。納得できる診療提供に尽力しています
もちろん、症状や生活スタイルは患者さんによって異なりますから、お一人おひとりに合った治療方法をご提案させていただきます。また、お薬によっては副作用があったり乳がんの方は使用できなかったりすることもあるので、初診時に丁寧に説明するようにしています。治療を継続するためには、どんな治療なのかを患者さんご自身にしっかりと理解していただく必要がありますから、わからないこと、不安なことがあれば遠慮なくお尋ねください。
また、中学校にて子宮頸がんワクチンについて説明する機会があるのですが、まだまだ認知度は低いようです。患者さんご自身がワクチンについてしっかりと理解できるよう、今後も啓発活動に尽力してまいります。
(※)は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。公費負担になる場合もあります。
高齢出産をする方やシングルマザーへの支援にも力を入れています
また、日本では、未婚で出産する方に冷たい視線を向けられることがまだまだ多いですよね。そのような方に対して、私たち組織だけではなく市全体として、いつかは国全体としてサポートできるよう力を注いでいきたいです。
女性として、また、子育てを経験した母親として、来院された方のご要望にできる限りお応えいたします。ささいなことでも構いませんので、気兼ねなくご相談にいらしてください。