口の中をやけどしたときは応急処置を!早く治すコツは?病院は何科?

熱い食べ物や飲み物を口にすると、口の中をやけどしてしまうことがあります。
この記事では口の中をやけどしてしまったときの応急処置と、早く治すためのケアを紹介します。
また何科にかかれば良いかも併せて解説していきます。
口の中をやけどしたときの応急処置
口の中をやけどしてしまったら、すぐに対処することが大切です。
1.口をすすぐ
熱いものが口腔内に残らないよう、すぐに水ですすぎ流します。
2.口の中を冷やす
すすいだ後は、口の中を冷やします。
冷たい水を口に含んだり、氷を口に入れて溶かしたりしましょう。
口腔内の粘膜に氷が張り付くのを防ぐため、一度水で濡らしてから口に入れましょう。
3.鎮痛薬を服用する
痛みがある場合は市販の鎮痛剤で対処する方法もあります。
飲み薬でも塗り薬でもOKですが、素早い効果を期待するなら塗り薬をおすすめします。
口の中のやけどを早く治すためのケア
応急処置の後は、口の中のやけどを早く治すために適切なケアをしましょう。
1.甘いものを舐める
砂糖やはちみつといった甘いものを舐めると、「エンドルフィン」という鎮痛作用のあるホルモンが分泌されて痛みを和らげてくれます。
またはちみつには殺菌作用があるので、やけどによる炎症を抑える効果もあります。
2.刺激のある食品は避ける
やけどは熱さだけでなく辛みや酸味などにも敏感なので、口の中をやけどしているときは次のような食品は避けましょう。
- 唐辛子
- わさび
- からし
- 山椒
- マスタード
- スパイス
- レモン
- 酢
- 梅干
3.固い食品を避ける
固い食品は口の中を傷つけやすいですので、せんべい・固いパン・揚げ物・スナック菓子なども控えましょう。
やけどが治るまでは柔らかくて冷たい食品を中心に摂り、口腔内に刺激を与えないようにしましょう。
4.ビタミンB群を摂取する
皮膚や粘膜の再生に欠かせないのがビタミンB群です。
ビタミンB群は水溶性ですぐに体外へ排出されてしまうため、こまめに摂ることが大切です。
ビタミンB群
- ビタミンB1:豚肉・玄米・豆類
- ビタミンB2:レバー・卵・納豆・乳製品・葉物
- ビタミンB6:かつお・まぐろ・レバー・肉・バナナ
- ナイアシン:レバー・魚・肉
5.たんぱく質を摂取する
皮膚はたんぱく質によって作られているため、その元になる良質なたんぱく質を摂ることで、やけどの治りが早くなるでしょう。
肉・魚・卵・大豆製品などはたんぱく質を豊富に含んでいます。
6.市販薬を使用しても良い
なかなか改善しない場合は市販薬を使用しても良いでしょう。
飲み薬・塗り薬・貼り薬などいろいろあるので、薬剤師と相談しながら選ぶことをおすすめします。
病院で受ける口の中のやけど治療について
1.口の中のやけどで、病院へ行くべき症状は?何科?
次のような症状があれば、病院を受診することをおすすめします。
- 粘膜の奥まで炎症して雑菌が入りやすくなっている(潰瘍ができている)
- 患部を舌で触ってしまうため悪化している(出血や潰瘍がある)
- 応急処置をしても痛みが治まらない
- 日に日に炎症がひどくなる
また、悪化を防ぐために舌などで患部を触らないよう注意しましょう。
口の中のやけどは何科へ行けば良い?
口の中のやけどは、皮膚科・口腔外科・歯科などで診察可能です。
2.治療内容
口の中のやけどは、診察後に薬を処方されるのが一般的です。
炎症を抑えるために抗生物質入りの軟膏が処方されるので、医師の指示に従って使用しましょう。
3.治療にかかる期間は?
口の中のやけどは三段階に分けられます。
- 軽度:口の粘膜の表面が少し傷ついている状態
- 中度:少しの痛みを伴う状態
- 重度:粘膜の奥まで炎症して痛みを伴う状態
軽度~中度は比較的治りやすく数日あれば回復するとされていますが、状態によっては2週間~1ヵ月ほどかかることもあります。
口の中のやけどを予防する方法
口の中のやけどを防ぐには、食べ物を口に運ぶタイミングなどに注意しましょう。
1.食べ物の熱さを認識する
熱いスープや飲み物などを口にするときは、一呼吸おいてどのくらいの熱さなのか認識することが大切です。
その後で口に運ぶようにすると、やけどを防げるでしょう。
2.電子レンジで温めた食品は混ぜる
電子レンジで温めた食品は、温度にムラがあることがあります。
そのため一口目はちょうど良くても、二口目は熱くてやけどする可能性があります。
電子レンジで食品を温めた後は、温度が均一になるようひと混ぜしてからいただくと、やけどを防ぐことができます。
3.猫舌の人が気をつけたいポイント
猫舌の人は、舌の動きが上手くいかず熱さを感じやすい傾向があります。そのため食べるのが遅くなり、焦って舌先にやけどをした人もいるかも知れません。
対策として、舌の手前より喉に近い奥のほうが熱さを感じにくいことを意識して、食べ物を口に入れるようにしましょう。
食品の熱さを確認しつつ焦らず食事できれば、やけどを防ぐことにつながります。
まとめ
熱い食べ物や飲み物を慌てて口にすると、温度感がつかめずにやけどしてしまうことがあります。
そういうときは素早く応急処置を行い、治るまでは刺激のあるものを口にしないことが大切です。
やけどが重症な場合や痛みが引かない場合などは、病院を受診して適切な治療を受けましょう。
執筆・監修ドクター

経歴2002年 金沢医科大学医学部 卒業
2002年 金沢医科大学病院 小児科、内科勤務
2004年~2018年大阪、神戸、東京、福岡の病院、クリニックで内科、皮膚科勤務
2018年 クリスタル医科歯科クリニックインターナショナル内に医科開設
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