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脱水症状による頭痛の対処法。いつまで続く?頭痛薬は飲んで良い?

更新日:2022/11/30 公開日:2018/05/18 view数:1,174
脱水症状 頭痛

強い日差しを受ける夏に、水分不足による頭痛を感じたことはありませんか?

実際のところ、脱水症状による頭痛は暑い夏だけに起こるわけではなく、汗をかきにくい冬でも生じるものです。

この記事では脱水症状に伴う頭痛の仕組みと痛みの対処法、また痛みが持続する時間と頭痛薬の服用について解説します。

目次
  1. 脱水症状とは?頭痛以外にどんな症状がある?
  2. 脱水症状によって頭痛が起こるのはなぜ?
  3. 脱水症状による頭痛の対処法
  4. まとめ

脱水症状とは?頭痛以外にどんな症状がある?

脱水症状とは、「体内の水分が必要量を下回ることで生じる様々な不調」です。

成人の体は約60%(つまり半分以上)が水分でできていますが、汗や尿などで日々排出されていくので、食事や飲み物から水分・ミネラルを摂取する必要があります。

しかしこれらの摂取量が排出量を下回ると、気温に関係なく脱水症状が起こります。

1.一般的な症状

水分補給

軽い脱水症状では、意識がはっきりしており自分で動いたり飲食したりできるのが特徴で、一般的には次のような症状がみられます。

  • 頭痛
  • 喉の渇き
  • 運動能力の低下
  • 食欲不振
  • ぼんやりする
  • 皮膚の赤み
  • イライラ
  • 体温の上昇
  • 疲労感
  • 尿量の減少
  • 尿の濃縮
  • 痙攣

2.重症な場合

重症

重症になると次のような症状がみられるほか、最悪の場合は死亡することもあります

  • 急激な頭痛と立ちくらみ
  • 自分で立つことができない
  • 意識を失う
  • 手足などの末梢部位がしびれる

脱水症状によって頭痛が起こるのはなぜ?

脱水症状が頭痛をもたらすのは、「血流を増やそうとして脳の血管が拡張されるため」です。

というのも、脱水が起こると体内の水分だけでなく血液も減少するため、血液循環に支障が出ます。

すると十分な血液が脳に運ばれなくなるので、血流を増やすために脳の血管が広がり、頭痛につながると考えられています。

1.脱水症状による頭痛はいつまで続く?

頭痛

脱水症状のときは、体内の水分やミネラルのバランスが崩れているため、元に戻るまでに早くて20分、遅くて24~48時間ほどかかります。

そのため水分補給をしたからといって、すぐに頭痛が治まるというわけではなく、しばらく続くことがあります。

2.塩分不足も脱水の原因に

塩分

塩分不足も脱水の原因となります。特に水分不足で頭痛が起きているときは、体内のミネラルバランスを保つために塩分が排出されやすくなります

そのためある程度は塩分を補給しないと、脱水症状が加速します。

頭痛が治まるまでは無理をせずこまめに水分や塩分を補給し、涼しい場所で体を休ませることが大切です。

脱水症状による頭痛の対処法

1.軽い脱水症状の応急処置

応急処置

軽い脱水症状を起こした場合、日の当たる場所にいるならまずは風通しの良い木陰や涼しい室内などに移り、休みましょう。

そして少なくなった体内の水分を補給するために、スポーツドリンクや経口補水液などをゆっくりと摂りましょう

ちなみにお茶は利尿作用があるため脱水を助長させるほか、水や炭酸飲料ではミネラルや塩分を効率よく補給できません。

体温が高い場合は、頭ではなく大きな血管のあるところ(首の横側や脇の下など)を冷やすと、効率よく体全体の温度を下げられます。

2.こんな症状がみられたら病院へ

救急車

次のような症状がみられたら傍にいる人が病院へ連れて行くか、すみやかに救急車を呼びましょう。

  • 意識が朦朧とする
  • ほとんど意識がない
  • 自分で動くことができない
  • 飲食物を飲み込むことができない

 

軽度の脱水症状でも不安を感じるなら、病院を受診して点滴などの処置を受けておきましょう。

3.頭痛薬は飲んでも良い?

服用

ひどい頭痛が続く場合、頭痛薬を使用することもあります。

一時的に頭痛を和らげることは可能ですが、脱水が改善していない状況で服用すると、腎臓に負担をかける可能性があるので慎重な判断が必要です。

基本的には頭痛薬よりも、まずはしっかりと脱水症状を治すことが大切です。

4.頭痛だけが続くときの対処法

診察

脱水を改善しても頭痛がおさまらないときは、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

まとめ

脱水症状というと夏のイメージが強いですが、水分の排出量が摂取量を上回れば冬でも水分不足は起こります

冬の空気は乾燥しているので水分が奪われやすい上に、暖房器具を使うことで空気がさらに乾燥するので注意が必要です。

また冬は夏より喉の渇きに気づきにくく、意識して水分を摂らないと脱水症状による頭痛につながります。

季節に関係なく水分やミネラルはこまめに補給して、脱水症状による頭痛を防ぎましょう。

執筆・監修ドクター

荒牧 竜太郎
荒牧 竜太郎 医師 荒牧内科 院長 担当科目 内科/呼吸器内科

経歴1998年 埼玉医科大学 卒業
1998年 福岡大学病院 臨床研修
2000年 福岡大学病院 呼吸器科入局
2012年 荒牧内科開業

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