ものもらいの手術方法~術後の過ごし方まで解説!眼帯は何日?化粧は?

『ものもらい』で膿が多くたまっている場合や、しこりが大きい場合は手術が必要になることがあります。
この記事では、ものもらいの手術法やかかる時間、術後の過ごし方などについて解説します。
ものもらいで手術が必要なケースって?
1.ものもらいで手術することってあるの?

ものもらいは、細菌感染によって起こる目の周りの化膿のことで、菌に感染して膿が溜まった状態の『麦粒腫(ばくりゅうしゅ)』と、脂がたまった状態の『霰粒腫(さんりゅうしゅ)』の2つがあります。
状態によっては、手術が必要になることもあります。手術自体は決してむずかしいものではありません。
2.手術が必要のはどんなとき?

麦粒腫で手術が必要な場合
麦粒腫は1週間〜10日程度で目薬・眼軟膏・内服薬などによって直すことができます。
しかし、膿がたまりすぎた場合は『切開手術』を受ける必要があります。
霰粒腫で手術が必要な場合
霰粒腫は基本的には自然に治ることが多いですが、長年治らないこともあります。
その場合はまぶたを切開し、中の脂や肉のシコリの部分を取り除かなければなりません。
3.手術以外の『ものもらい』の治療法

手術に至らないような軽度のものであれば目薬・眼軟膏・内服薬で治ることがほとんどです。霰粒腫の場合には自然に治ることもあります。
ものもらいができている時は、コンタクトレンズや、女性の場合はアイメイクを避けて清潔に保つことが治りを早くします。
ものもらいの手術方法。かかる時間は?
1.手術は炎症をおさえてから
ものもらいの手術は、まず炎症をおさえてからおこないます。
なぜ炎症をおさえてからなの?

麦粒腫の場合と、化膿性の霰粒腫の場合には炎症が起きていることがほとんどです。
炎症が起きていると麻酔が効きにくいだけでなく、手術後の治りも悪くなってしまいます。
炎症はどうやっておさえるの?

目薬・眼軟膏・内服薬を用いて炎症を抑えます。膿が多くたまっている場合は、注射針を刺すなどして小さな切り口をつくり、膿を排出します。
膿が排出されて快方に向かえば、麦粒腫は手術の必要がなくなることもあります。
2.手術方法について解説!痛みはある?
手術の流れとともに、方法について解説します。
麻酔をしてからまぶたを切開します

手術をするという段階になると、まずは麻酔です。基本的には目薬による麻酔をおこないます。
まぶたに局所麻酔を打つこともあり、その際に多少痛みを感じることもあります。
麻酔がちゃんと効いていれば、切開時の痛みはほとんどありません。
まぶたの不要なものを取り除きます

まぶたの皮膚を注射針やメスで切開し、膿や脂などの不要なものを取り除きます(まぶたをひっくり返して結膜側から行うこともある)。
霰粒腫でしこりができている場合、すべて取り除かなければ再発する可能性が高いため、しっかりと取り除きます。
基本的には二重のラインや目のシワに沿って切開をするので、目立つような傷は残りにくいです。
患部を縫い合わせます

まぶたの不要なものが取り出せたら、一針から三針程度の縫い合わせをおこないます。
手術当日はこれで終了です。
3.手術にかかる時間

取り出すしこりの大きさにもよりますが、基本的には15~30分程度で終わるもので、決してむずかしいものではありません。
4.手術は保険適用?

ものもらいは保険が適用されます。
そのため医療費は3割負担で治療を受けられます。
手術後について。眼帯は何日間?コンタクトはいつから?
1.手術当日は眼帯をして帰宅

手術後は、当日中に眼帯をして帰宅することができます。
術後麻酔が切れると多少痛むこともありますが、いつまでも続くわけではないので心配ないでしょう。
その後1週間以内に抜糸をして経過観察をします。
2.眼帯はいつまでつける?
眼帯はいつまでつけたらいいの?

眼帯は腫れを隠したり出血を吸収したりする目的で使うので、術後は自分のタイミングで外して大丈夫です。
細菌が入ったりする可能性がある場合や、つい気になって手で触ってしまう恐れがある場合は眼帯をつけておきましょう。
夜寝るときは眼帯をつけるのがおすすめ

夜寝ている間は無意識に目の周りを触っているかもしれません。
再び細菌が入る可能性もあるため、眼帯をつけておくのがおすすめです。
通常は抜糸の時に眼帯もはずすことができますが、医師の判断や指示に従うようにしてください。
3.手術後の注意点。コンタクトや化粧は?
コンタクトや飲酒、運転、化粧など手術後に注意するポイントについて解説します。
コンタクトレンズ

コンタクトレンズは目に刺激を与えるので、抜糸が終わるまでは控えてください。
飲酒

飲酒に関しては血行を促進し、切開した部分から出血するおそれがあるので、傷が癒えるまではおすすめしません。
運転

術後は視覚がはっきりせず安全とは言えないので、腫れが引いて視界が晴れるまでは控えるべきでしょう。
化粧

化粧は傷が完全にふさがって、かさぶたも取れてからにしたほうがよいでしょう。
その他

そのほか具体的なことは医師の判断と指示に従うようにしてください。
4.手術後に生じる可能性のある症状

手術後は白目の部分に血がにじんでしまう『球結膜下出血』や、まぶたが青あざのようになったり、青黒くなったりすることがあります。
また、少し腫れてしまうこともあるでしょう。
しかし、これらは一時的なもので時間が経つと薄れていくので、基本的には問題ありません。
まとめ
ものもらいは、通常なら自然に治ることもある病気です。
しかし、膿がたまったり、しこりができたりすると手術が必要になることもあります。
手術は短時間で終わるもので、むずかしくはありません。
まずは、ものもらいが大きい、治らないなど、気になっている場合は、早めに病院を受診してください。
執筆・監修ドクター
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