耳鼻咽喉科
患者さまの目線に立って診療。補聴器の貸し出しも行っています
患者さまのお話をしっかり伺い、症状に適した治療につなげます
当院は耳・鼻・のどのお悩みに対応しております。中耳炎、めまい、副鼻腔炎(ちくのう症)、アレルギー性鼻炎、扁桃炎などで通われる患者さまが多くいらっしゃいます。当院では対応できない状態の場合は、レントゲンやCT、MRIなどの設備がそろった総合病院にご紹介しています。
どの科に受診してよいのかわからないために、長い間、受診されなかった方も少なくありません。そのため、初診では患者さまにしっかりとお話を伺い、病気を見極めることに注力しています。身体の状態や治療法について丁寧にお伝えし、不安を軽減することが肝心と考え、患者さまの目線に立つことを心がけています。その取り組みの一例として、当院では補聴器の貸し出しを行っています。
補聴器をお求めの患者さまにもすぐには購入をすすめず、2週間ほど試用期間を設けています。やっぱりまだ早かった、扱いが難しい、装着感がよくないなど、使ってみなければわからない問題点があるためです。補聴器にはさまざまな種類があるため、ご自分にあったものを慎重に選択していくことが大切です。患者さまが喜んでくれる診療が医師の使命だと考え、よりよい医療をご提供していけるよう尽力してまいります。
また、通院が困難になられた患者さまに対しては往診も対応していますので、ご希望の方はご相談いただければ幸いです。
お子さまの診療
赤ちゃんの耳あか取りや鼻水の吸引、お子さまの中耳炎などに対応しています
お子さまの人格も尊重して対応をいたします
当院では、産科から退院されたばかりの新生児のお子さまから診療を行っています。耳あかが溜まったお子さまの耳あか取り、鼻づまりによってミルクの吸いが悪いお子さまの鼻水の吸引などに対応していますのでご相談ください。
ファイバースコピー(電子内視鏡)は、赤ちゃんにも使用できるよう、1.9mmの細い内視鏡もご用意しています。
検査や処置を行う際には、無理強いをせず、お子さま自身の意思を尊重した上で進めるようにしています。説明を理解できる年齢のお子さまには、治療が必要であるということを、時間をかけてきちんと説明し、お子さま自身が納得した上で治療を行っています。泣いている場合には泣き止むまで待ち、無理に治療するようなことはいたしません。
検査や処置を行う際は、スタッフがお子さまを保定させていただくことがございます。耳・鼻・のどは細く、狭いため、お子さまが動いて器具が当たると危険です。お子さまを保定されていただくのは、検査器具でお子さまを傷つけることなく治療を行うために必要な行為ですので、ご理解いただければ幸いです。
お子さまに多い耳鼻いんこう科疾患のひとつが、中耳炎です。お子さまは、鼻をかむことができずに鼻をすすってしまうことが多いのですが、これは中耳炎を引き起こす原因ともなります。鼻をすすることによって中耳が陰圧となり、耳管から中耳に鼻水が入り込み、中耳炎を引き起こす一因となるのです。鼻が原因で中耳炎を引き起こしている場合には、耳だけではなく鼻も一緒に治療を行います。中耳炎になると、膿が鼓膜の中に溜まります。重症の急性中耳炎では、鼓膜切開を行い、膿を吸い出した上で抗生剤を使用した治療を行います。
医師・スタッフの専門性
日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医が、よりよい治療に努めます
患者さまの検査データを記録しているため、ご希望があれば以前のデータをお見せします
院長は日本耳鼻咽喉科学会認定の耳鼻咽喉科専門医です。また、ホルモンを分泌する甲状腺の治療を得意としています。患者さまの診療データを蓄積して統計データを取っており、病気と年齢の相関性や、病気ごとの特徴を項目別にまとめることで、患者さまの診療に活かしています。
昼の休憩時間を利用して、患者さまから依頼があれば往診をしています。事前に問診票を記入していただき、当日持ち運び可能な検査機器を使用して診察することができます。身動きできなくて耳あかが溜まっていたり、中耳炎で苦しんでいたりする患者さまにご相談いただいています。
十分な説明
模型や検査映像をご覧いただきながらご説明しています
患者さまのお身体の状態をしっかりお伝えします
患者さまはご自分の病気の原因がわからない不安から、病院を避けてしまう方も少なくありません。そのため、当院では診療時間を十分にとって、患者さまの目線で不安を軽減することに注力しています。
現在の状態や治療内容は、検査映像や模型を使いながら、わかりやすくご説明しています。また、患者さまの検査映像は、圧縮して保存しているため、法定期間内であれば過去のデータを取り出し、現在のデータと比較することができます。
ファイバースコピー(電子内視鏡)による検査の映像は録画しております。検査後に、患者さまにも映像を一緒にご確認いただきながら説明をしています。百聞は一見にしかずという言葉の通り、画像や映像を見ていただくことで、患者さまの理解が深まると思います。
また、めまいの体操や嚥下の体操など、ご自宅で患者さまに行っていただく必要のある療法については、説明を書いた用紙をお渡しするようにしています。