耳鼻咽喉科
患者さまの目線に立って診療。補聴器の貸し出しも行っています
当院は耳・鼻・のどのお悩みに対応しております。中耳炎、めまい、副鼻腔炎(ちくのう症)、アレルギー性鼻炎、扁桃炎などで通われる患者さまが多くいらっしゃいます。当院では対応できない状態の場合は、レントゲンやCT、MRIなどの設備がそろった総合病院にご紹介しています。
どの科に受診してよいのかわからないために、長い間、受診されなかった方も少なくありません。そのため、初診では患者さまにしっかりとお話を伺い、病気を見極めることに注力しています。身体の状態や治療法について丁寧にお伝えし、不安を軽減することが肝心と考え、患者さまの目線に立つことを心がけています。その取り組みの一例として、当院では補聴器の貸し出しを行っています。
補聴器をお求めの患者さまにもすぐには購入をすすめず、2週間ほど試用期間を設けています。やっぱりまだ早かった、扱いが難しい、装着感がよくないなど、使ってみなければわからない問題点があるためです。補聴器にはさまざまな種類があるため、ご自分にあったものを慎重に選択していくことが大切です。患者さまが喜んでくれる診療が医師の使命だと考え、よりよい医療をご提供していけるよう尽力してまいります。
また、通院が困難になられた患者さまに対しては往診も対応していますので、ご希望の方はご相談いただければ幸いです。
中耳炎
急性の中耳炎は、耳の内部にある中耳が、肺炎球菌、インフルエンザ菌などの影響で炎症を起こす病気です。風邪、インフルエンザなどで起きた鼻とのどの炎症が耳にまで広がって発症することが多くあります。耳の痛み・腫れ・発熱などの症状が現れる、お子さまがかかることの多い病気です。
治療はまず点耳液や抗生剤をお出しして様子を見ます。抗生剤の強さは患者さまの症状に合わせて調整します。それでも改善が見られない場合は、鼓膜を切開して膿(うみ)を出す手術を行うことがあります。また、急性中耳炎から滲出性中耳炎という病気に進行する場合もあります。これは中耳に滲出液(しんしゅつえき)という液体が溜まり、難聴、耳つまり感、聞こえにくいなどの症状が起こる病気です。こちらも鼓膜切開を行うことで、滲出液が溜まらないように処置しています。
鼓膜切開を行っても中耳炎を繰り返し発症してしまう方には、鼓膜にチューブを入れる手術を行っています。鼓膜に小さな穴を開けて直径3~4mmのチューブを差し込み、中耳内の換気をよくして液がたまらないようにします。チューブを装着する期間は平均18ヵ月ほどです。手術は麻酔に20分、施術に片耳5分ほどです。原則、鼓膜の穴は自然にふさがるため、後遺症の心配も少ない治療方法です。
急性副鼻腔炎
ひたいや目の下などにある、鼻の内部とつながっている空洞を副鼻腔といいます。急性副鼻腔炎は風邪、インフルエンザなどのウイルスや細菌が原因で鼻に炎症が起き、頭痛、鼻水、鼻づまり、頭が重い、目の下や目の奥が痛いなどの症状を起こしてしまう病気です。点鼻液や抗生物質、薬を霧状にして吸引できるネブライザーなどをもちいて改善していきます。
副鼻腔炎はほとんどの方が自然に快方に向かうのですが、症状が改善されないまま放置をしていると慢性副鼻腔炎になることがあります。そのため、当院では早期の治療をご提案しています。
慢性副鼻腔炎(ちくのう症)
慢性的な副鼻腔炎は、ちくのう症とも呼ばれます。炎症が長期間続いたことで、副鼻腔内に溜まった膿が排出できなくなった状態です。早い段階で通院していただければ、点鼻薬と抗生物質を使って膿の排出を促すことができます。薬で改善が見られなければ、上顎洞穿刺という方法で改善を図ります。これは、直接鼻の穴から副鼻腔に専用器具を入れて、膿を取り出す方法です。
患者さまの病状が重傷で手術が必要な場合には、連携している病院やご希望の病院があればそちらにご紹介しています。
アレルギー性鼻炎
花粉症を中心としたアレルギー性鼻炎の治療を行っております。まずはアレルギーの原因(アレルゲン)を判別するために、患者さまのお話をしっかりと伺います。それでも原因が判別できない場合は、特定するために採血検査をします。治療方法としては、鼻づまりを改善する血管収縮剤、抗ヒスタミン剤、ステロイド薬など多種類の薬をそろえています。ご要望があれば、体質改善を目指して漢方薬もお出ししています。
また、鼻の粘膜を焼くレーザー治療も行っております。当院では小学一年生のお子さまから行っている治療方法です。レーザー治療では、鼻水や鼻づまりを抑える作用が期待できます。一回の治療で、ワンシーズンにわたって症状を防げる場合が多くあります。保険が適用されますので、毎年の薬代と同程度の金額負担で済む方も多いと思います。
患者さまによってどの治療方法が合っているかは変わってきます。当院ではきちんと検査をして、患者さまとご相談しながら治療方法を決めていきたいと思っています。
扁桃炎
扁桃炎はのどが炎症を起こして腫れる症状です。のどの痛み、飲み込みづらい、熱っぽいなどの症状の患者さまが多くいらっしゃいます。電子内視鏡で見て、単なる扁桃炎なのか、ほかの異常やポリープなどができていないかを確認しています。ポリープが見つかった場合、お薬でも改善が見られない時は、連携する医療機関で切除手術を受けることをご提案いたします。
炎症が進むと膿が溜まって腫れが悪化します。抗生物質を点滴すればほとんどの人は改善が見られます。重症の場合は手術が必要ですが、患者さまの負担も大きいため当院では注射器で膿を吸引しています。膿を取り除くだけで改善が期待できます。
めまい
めまいは眼球の動きを調べる眼球回旋撮影装置と、身体の重心を測定する重心動揺計で検査します。内耳にある三半規管が原因のめまいであれば、対応した薬をお出しします。必要に応じて、三半規管に入った耳石を元の場所に戻すための「めまい体操」のパンフレットをお渡ししています。
めまいが数時間続くようなメニエール病は、耳鳴り、難聴も引き起こします。内耳のリンパ液が過剰にたまっていることに由来している以外は、はっきりとした原因がわからない病気です。メニエール病だと判明した場合は、対応した薬を処方します。薬だけでは治療が難しい場合は手術も選択肢に入ってきます。その際は、連携している手術を行える病院やご希望の病院があればそちらにご紹介しています。
お子さまの診療
赤ちゃんの耳あか取りや鼻水の吸引、お子さまの中耳炎などに対応しています
当院では、産科から退院されたばかりの新生児のお子さまから診療を行っています。耳あかが溜まったお子さまの耳あか取り、鼻づまりによってミルクの吸いが悪いお子さまの鼻水の吸引などに対応していますのでご相談ください。
ファイバースコピー(電子内視鏡)は、赤ちゃんにも使用できるよう、1.9mmの細い内視鏡もご用意しています。
検査や処置を行う際には、無理強いをせず、お子さま自身の意思を尊重した上で進めるようにしています。説明を理解できる年齢のお子さまには、治療が必要であるということを、時間をかけてきちんと説明し、お子さま自身が納得した上で治療を行っています。泣いている場合には泣き止むまで待ち、無理に治療するようなことはいたしません。
検査や処置を行う際は、スタッフがお子さまを保定させていただくことがございます。耳・鼻・のどは細く、狭いため、お子さまが動いて器具が当たると危険です。お子さまを保定されていただくのは、検査器具でお子さまを傷つけることなく治療を行うために必要な行為ですので、ご理解いただければ幸いです。
お子さまに多い耳鼻いんこう科疾患のひとつが、中耳炎です。お子さまは、鼻をかむことができずに鼻をすすってしまうことが多いのですが、これは中耳炎を引き起こす原因ともなります。鼻をすすることによって中耳が陰圧となり、耳管から中耳に鼻水が入り込み、中耳炎を引き起こす一因となるのです。鼻が原因で中耳炎を引き起こしている場合には、耳だけではなく鼻も一緒に治療を行います。中耳炎になると、膿が鼓膜の中に溜まります。重症の急性中耳炎では、鼓膜切開を行い、膿を吸い出した上で抗生剤を使用した治療を行います。
松山耳鼻咽喉科の基本情報
診療科目 | 耳鼻咽喉科 | |||||||||||||||||||||||||||
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診療内容 |
抗体検査 抗体検査(おたふくかぜ) 健康診断 |
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住所 |
大阪府東大阪市新家西町8-23 東大阪Mビル2F
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アクセス |
駐車場有り(13台) |
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診療時間・休診日 |
休診日 金曜・日曜・祝日 土曜診療
■午前は8:30、午後は15:30から受付を開始いたします。 |
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電話番号 |
06-6784-8871 |
特徴・設備
特徴 |
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待合室 |
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待ち時間対策 |
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設備 |
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駐車場 |
駐車場有り(13台) |
専門医 |
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対応可能な症状・疾患など
症状・疾患 |
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関連リンク
掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
掲載内容の誤り・閉院情報を報告EPARKスタッフが見た
おすすめポイント
ポイント1
電子内視鏡検査は録画映像を後から確認できます
ファイバースコピー(電子内視鏡)は乳幼児にも使用可能、幅広い年代の検査に対応。検査映像は録画しているので、検査後に映像を見ながら説明を聞くことができます。
ポイント2
院長は甲状腺疾患のほかがんの早期発見にも注力
院長は日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医。甲状腺疾患も得意としており、喉頭がんや舌がんの手術に従事した経験を持ち、がんの早期発見にも注力しています。
ポイント3
月・火・水・木の午後は19時まで。往診も対応
月・火・水・木・土の午前は12時半まで、月・火・水・木の午後は19時まで診療。お仕事帰りにも立ち寄りやすい医院。通院が困難な方には往診も対応しています。