耳鼻咽喉科
過去の聴力検査データを保管し、今までの治療経験を今後に生かします
耳鼻咽喉科では、耳、鼻、喉(咽喉)、喉頭(発声する器官)疾患のほか、咽頭に接する口腔や食道、喉頭に続く気管、気管支の異常についての診察・治療を行っています。そのほか、めまい、聴覚・嗅覚・味覚の異常、音声言語障害、嚥下障害、顔面神経、唾液腺、甲状腺異常など、幅広く診療しており、補聴器の相談も応じています。
これまでさまざまな治療経験のある院長が、丁寧に診察を行い、鼻・喉の症状では内視鏡を用いて、病気の見落としがないようにしっかりと確認しています。手術が必要な場合は、連携している医療機関へ速やかにおつなぎいたします。
患者さまの聴力検査データに関しては、過去の履歴を保管しておりますので、1度でも聴力検査を当院で行っていれば、昔と現在の聴力データを比べることも可能です。数年でカルテの情報を破棄しないことが当院の特徴です。患者さまの健康状態を見守ってきた経験を、今後の診療にも生かしていきたいと考えております。
花粉症
アレルギー疾患のなかでも、お悩みの方が多いのが花粉症です。花粉症は花粉が飛散する前から抗アレルギー薬を内服することによって、症状の軽減を期待できます。本格的な飛散の2週間ほど前、スギ花粉であれば、2月初め頃からの内服をご提案しております。すでに花粉症にかかっていることがわかっている場合は、症状を軽減するために早めの対策が重要なのです。
当院では、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などの点鼻薬や内服薬による「薬物療法」、鼻の粘膜を焼く「手術療法」、原因となる抗原のエキスを皮下注射することにより耐性をつくっていく「減感作療法(げんかんさ療法)」を行っています。舌下免疫療法をご希望の患者さまには、連携医療機関へご紹介をしております。
難聴
ある日突然耳が聞こえなくなる病気が、突発性難聴です。原因は特定されていません。低音だけが聞こえなくなったり、高音だけが聞こえなくなったりするなど、部分的な難聴の場合はなかなか自覚することができません。耳がつまった感じや高いところに行った時のような感覚が現れた際はご相談ください。
突発性難聴の場合、放置してしまうと改善しにくくなりますので、早めに治療を始めることが大切です。初診で悪い状態と判断した場合は、点滴などの治療が必要な場合もありますので、速やかに対応可能な医療機関をご紹介いたします。
投薬治療としては、ビタミン剤やステロイド剤の内服を行います。治療期間は1~2週間ほどが一般的です。内服治療で症状の改善が難しい場合は、ステロイド剤やプロスタグランジン製剤の点滴治療が必要になることもありますので、対応可能な医療機関をご紹介いたします。
慢性的な老人性難聴については、補聴器のご提案なども行っています。
滲出性中耳炎
中耳腔で起こる炎症が、中耳炎です。小児やご年配の方に多く見られます。
小児に多いのが、急性中耳炎です。風邪をひいた時に「耳が痛い」という場合は、急性中耳炎が疑われます。一方、慢性中耳炎は、鼓膜に穴があいたままふさがらない状態のものや、周囲の骨をこわしてしまうものがあります。症状の改善には手術が必要になりますが、患者さまの年齢や状況、症状などに応じて、さまざまな処置・治療の可能性を考え、患者さまやご家族と相談しながら治療方針を決めてまいります。
子どもだけでなく、大人やご年配の方にも発症する疾患として、滲出性中耳炎があります。痛みや発熱を伴わないため放置されてしまうこともありますが、癒着性中耳炎などに進行するリスクがあるのでしっかりと治療を進めましょう。通常の治療で改善が見られない場合は、穴がふさがらないようにチューブを入れるなどの治療をご提案します。チューブを入れている間はプールに入れないなどありますので、ご家族とも治療方針をしっかり相談してから治療を進めてまいります。
副鼻腔炎
副鼻腔炎は、細菌やウイルス感染で炎症が起こり、鼻づまりや鼻水などの症状が見られるものです。時には、頭痛や歯の痛みなど、鼻ではない部分にも症状が出ます。
急性の場合は、薬物療法を行うことで改善を目指せます。しかし、きちんと治療しなかったり慢性化してしまったりする場合は、息ができなくなるといった危険な症状が出る場合もあるため、手術などの治療が必要になります。
慢性副鼻腔炎は、衛生状態や栄養状態、気候によっても症状が変化する場合があります。慢性化すると薬物療法だけでは改善が難しいため、ファイバースコープを使った手術などを行います。痛みがないため、少し鼻がつまった程度と放置する方もいらっしゃいますが、気になる症状がある場合は早めにご相談ください。
急性咽喉頭炎
急性咽頭炎とは、「喉風邪」のことです。ほとんどの場合、ウイルスや細菌に感染したことが原因となって発症します。有毒ガスや汚れた空気、薬剤を吸い込むことが原因になる場合もあります。年齢を問わず誰にでも起こり、年に1~2回ほどかかってしまう人もいる疾患で、咽頭全体が炎症を起こします。
喉の違和感や咳が長く続いている場合は、慢性咽頭炎の可能性もあります。目立つ症状としては、喉の痛み、咳、痰、声のかすれなどが挙げられます。きちんと治療をすれば、急性咽頭炎については、1週間ほどで改善が見込めます。また、予防するには、「マスクをする」、「うがいをする」など、基本的な予防方法をきちんと実行することが大切です。
喉の症状
喉に不調や違和感がある場合、咽頭アレルギーだけでなく、喘息や肺がんが隠れている場合があります。近年増えている胃食道逆流症など、暴飲暴食の習慣や加齢、肥満などが原因で、胃酸や胃の内容物が逆流し、喉のつかえ感や胸やけを起こしている場合もあります。
喉を診察しても原因がわからない際は内科をご紹介し、精密検査などを受けていただくことがあります。また、喘息の場合は、気管支の病気になりますから、呼吸器内科をご紹介します。
ほかにも、喫煙や有毒ガスが原因とされる「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」など、さまざまなケースがあります。精密な検査や診断をするためにも、耳鼻咽喉科だけで対応するのではなく、複数の診療科と連携して診療を進めていきます。
洛東耳鼻咽喉科医院の基本情報
診療科目 | 耳鼻咽喉科 | |||||||||||||||||||||||||||
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住所 |
京都府京都市山科区音羽役出町1-30 -2F
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アクセス |
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診療時間・休診日 |
休診日 水曜・日曜・祝日 土曜診療
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電話番号 |
075-501-0033 |
特徴・設備
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対応可能な症状・疾患など
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治療 |
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掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
掲載内容の誤り・閉院情報を報告EPARKスタッフが見た
おすすめポイント
ポイント1
耳、鼻、喉の不快な症状を相談できます
耳、鼻、喉の病気に幅広く対応されており、不快な症状がある時に相談しやすい医院です。必要に応じて、連携している地域の医療機関へ紹介してもらえます。
ポイント2
お子さまの症状も診療してもらえます
大人だけでなく、お子さまの「聞こえ方」などが心配な時も相談できます。お子さまが待ち時間を飽きずに過ごせるように、キッズスペースも用意されています。
ポイント3
バリアフリーでプライバシーに配慮した院内環境
院内は段差のないバリアフリーです。防音室や聴力検査室を設けており、医療機器では、エックス線検査装置、吸入器(ネブライザー)、内視鏡などがあります。