耳鼻咽喉科
声の研究を続けてきた院長が、できるだけわかりやすく説明をします
当院で心がけていることは、患者さまの訴えに対して耳を傾けることです。診察の見落としはしないよう、時には自覚症状が出ている場所以外も見るなど、考えられる病気はすべて確認するようにしています。また、検査機器の整備にも力を入れています。
病気や治療内容についてご説明することはもちろん、検査の結果はモニターに映して患者さまにもご覧いただくようにしています。普段、患者さまは耳や鼻の中をご自分で見ることはできません。見えない場所に異常が起こっていることで、不安を感じることもあると思います。検査結果を見て現在の状態を知ることは、患者さまの不安の軽減につながると考えています。
声のトラブル
当院の院長は音楽大学で講師をしており、音楽や演劇など、声を仕事にしている方のサポートに力を入れています。ご相談いただくお悩みで多いのは、声帯にできるポリープと、声帯結節(せいたいけっせつ)です。声帯結節は、左右の声帯に節(ふし)のようなものができる病気で、声帯を使いすぎていることが原因で起こると考えられています。症状としては、かすれ声やしわがれ声になることが特徴になります。
逆に、声を使わない状態が長く続くことで、声帯が萎縮してしまう病気もあります。これは、長期間人と話をしない方、たとえば独居老人の方などにみられる症状です。声を出す筋肉が弱くなってしまいます。また、声帯は食べ物や飲み物を飲み込むときにふたをする役割もあります。そのため声帯が弱ると、食べ物が気管に入ってしまいやすくなり、肺炎などを引き起こしてしまうことがあるのです。
病気は早めの治療が大切になります。当院では、かすれ声などの症状が二週間以上続くようであれば、一度ご来院いただくようお願いをしています。
喉頭ストロボスコープ
患者さまの喉を調べるために、喉頭ストロボスコープという機器を導入しています。声帯は声を出すときに高速で振動しているため、発声中の様子を観察することが困難です。この機器を使えば、高速で振動する様子をスローモーションのように見ることができます。
当院ではこの喉頭ストロボスコープを、かすれ声などの検査に使っています。ファイバースコープ(内視鏡)と同時に使用することで、より詳細に声帯の動きを見ることができます。
また、患者さまのご要望を受けて、この機器で声帯の様子を観察することもあります。たとえば、「歌っているときに声帯が動く様子を見たい」とご希望される歌手の方などがいらっしゃいます。できる範囲でご要望にお応えいたします。気兼ねなくご相談ください。
赤外線暗視野CCDカメラ
主にめまいを訴えている患者さまに、CCDカメラを使って検査をしています。めまいは耳だけでなく、脳が原因のこともあります。CCDカメラで検査をすることで、原因を判断してから治療に移ります。
耳が原因と判断された場合、めまいの治療には主に飲み薬を使用しています。症状が強い場合には、注射を打つこともございます。運動療法にも対応しており、めまいによって起きる頭痛を和らげたり、平衡バランスを整えたりするために行う訓練の方法をお伝えしています。
睡眠時無呼吸症候群
当院では、診察で睡眠時無呼吸症候群がうたがわれるとわかった場合は、より詳しい検査を行うために、簡易型の検査装置を貸し出ししています。
呼吸状態や睡眠状態、血中の酸素濃度を調べることができます。
治療としては、人工的に空気を送り込むことで気道を開く方法や、扁桃(へんとう)摘出手術などがございます。また、睡眠中の姿勢を変えることも治療に役立つ場合があります。あおむけやうつぶせに寝ると気道がふさがりやすいため、横向きに寝ていただくようお願いをしています。
漢方薬
当院では、一般的な西洋薬だけではなく、漢方薬を使うこともございます。漢方薬は、副作用が少ない傾向があることが特徴の一つです。東洋医学は「体に足りないものを補って、体力や気力を充実させる」という考え方です。西洋医学の薬が合わない人や強すぎると感じる人には使いやすいと考えています。
例えば、風邪の症状を抑えたい場合、西洋薬では眠くなるといった副作用が出ることがあります。演奏の発表などがある場合は、そうした副作用が大きな障害になってしまうかもしれません。副作用の比較的少ない漢方薬で、そうした事態に対応できればと思っています。西洋薬で補えない部分を漢方薬で補っていくことで、より良い治療を提供できれば幸いです。
舌下免疫療法
アレルギー治療では、舌下免疫療法を取り入れています。舌下免疫療法とは、アレルギーの原因となるものを少しずつ身体に与えて、それに対する抵抗力をつける治療法です。当院では、スギとダニのアレルギーに対して行っています。痛みなど患者さまへのご負担も少ない治療法のため取り入れました。
舌下免疫療法は、治療期間は長くかかりますが、根本的な治療につながる可能性があります。長期にわたって行う治療のため、患者さまには、細かくご説明をした上で、意志を確認してから治療を始めています。
アレルギー性鼻炎
鼻づまりでお悩みの方には、飲み薬やスプレー式のお薬、場合によっては漢方薬も用いて治療を行っていますが、症状が改善されない場合は舌下免疫法による治療を行います。それでも症状が改善されない場合はレーザー治療となります。
レーザー治療は麻酔をかけて短時間で行うため、痛みも少ないのが特徴です。患者さまによっては一度の治療で5年程度維持できることもありますので、ハウスダストやダニなどのアレルギーで鼻づまりに苦しんでいる方にもおすすめです。
なお、アレルギー性鼻炎は普段の生活の中で、アレルゲンを吸い込まないことも重要です。例えば、アレルゲンが付きにくい服装を心がけること、ダニ対策としては布団をこまめに乾燥機にかけ、掃除機で吸い取ることで減らせます。
仙川耳鼻咽喉科の基本情報
診療科目 | 耳鼻咽喉科 アレルギー科 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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診療内容 |
耳、鼻、咽頭、喉頭疾患、アレルギー性鼻炎、音声障害など |
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住所 |
東京都調布市仙川町1-12-46 根岸ビル2F
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アクセス |
小田急バス 仙川、仙川駅入口停留所から徒歩5分 提携駐車場あり 仙川商店街30分まで |
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診療時間・休診日 |
休診日 木曜・日曜・祝日 土曜診療
休診日:木、日、祝 |
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混雑の目安 |
午前中 ※混雑状況の目安は各医院への取材情報を元にして掲載しておりますが、実際の状況とは異なる場合がございます。あくまでも参考の一つとしてご活用ください。 |
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電話番号 |
03-5313-3281 |
特徴・設備
駐車場 |
提携駐車場あり 仙川商店街30分まで |
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専門医 |
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対応可能な症状・疾患など
症状・疾患 |
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治療 |
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掲載している情報についてのご注意
医療機関の情報(所在地、診療時間等)が変更になっている場合があります。事前に電話連絡等を行ってから受診されることをおすすめいたします。情報について誤りがある場合は以下のリンクからご連絡をお願いいたします。
掲載内容の誤り・閉院情報を報告EPARKスタッフが見た
おすすめポイント
ポイント1
京王線「仙川駅」から徒歩約3分の好立地です
京王線「仙川駅」から徒歩約3分の立地にあります。駐車券をお持ちいただければ、商店街にある駐車場を30分無料でご利用いただけます。
ポイント2
モニターで画像をお見せし、わかりやすく説明
診療の際にはモニターを使用。画像をお見せしながら、普段は見ることのできない体の内部の状態をわかりやすくご説明いたします。
ポイント3
呼吸法や発声法についてもアドバイスできます
院長は和楽器の演奏者でもあり、呼吸や発声の研究も積んできました。そのため、耳や鼻、喉の治療はもちろん、呼吸や発声についてのお悩みにも対応しています。