口コミ｜神奈川中央病院

私の母が認知症で、母の問題行動が家族の負担となってきたので、ケアマネージャーさんに相談したところ、認知症専門病院に入院し、治療することを勧められました。
かかりつけ医には、こちらの病院を紹介されました。
母を連れて何度か受診し、検査を一通り受けて、ベッドの空き待ちをしていました。突然、翌週から入院できると連絡があり、入院初日、主治医と面談をしました。細かい説明を受けて、その中で衝撃を受けたのは、夜間は看護師が少ないこともあり、病院に慣れるまではベッドに拘束します、と言われたこと。問題行動がひどくて、やむを得ない時に拘束することもあるのかな、と思っていたので、非常に驚き、ショックを受けました。
母はゆっくり歩いて自力でトイレに行けるので、昼も夜も自宅でトイレに行っていました。それが紙オムツをつけられ、消灯時間の９時から朝の６時までベッドに拘束されるなんて、入院させた日の夜は、母のことを想うと、悲しくて眠れませんでした。
翌日の朝、母の様子を聞こうと病院に電話したところ、申し送り中だから、折り返し連絡をします、と言われて１時間くらい連絡がこなかったのです。再び電話をしたら、主治医につなげてもらいました。主治医によると、母は朝食後に嘔吐して血圧低下となり、ショック状態になったので、救急搬送します、と言われました。
母を入院させたことを、ものすごく後悔しました。搬送先がなかなか見つからず、不安な中、やっと受け入れてくれる病院が見つかり、家族でそちらへ駆けつけました。
脳のCTや、いろいろ検査をした結果、異常はなく、原因は不明でした。母はその後、血圧も正常に戻り、意識も回復していました。
付き添いの神奈川中央病院のスタッフの話では、夜間に拘束された母は、ずっとベッドから起きようと暴れていたそうで、手の甲と額には入院前にはなかった紫の鬱血痕がありました。
夜間にずっと拘束されて、大量に鎮静作用のある薬を投与された母は、心身ともにショックを受けて、血圧低下になったのだと思います。
こうなってみて、とても母を引き続き入院させる気持ちには、微塵もなれず、搬送された病院では、もう帰っていいと言われたので、すぐに神奈川中央病院の退院手続きをしました。
帰宅した日の母は、液体の薬のようなものを、何度も吐いていました。母が苦い薬をたくさん飲まされた、と話していました。
こちらの病院のパンフレットには、認知症患者を尊重し、思いやると謳っていますが…。
夜間の看護師の人手不足が理由で患者を拘束するのなら、病院に慣れても、夜間は拘束しているのではないでしょうか。
こちらの病院に限らず、人手不足等で、認知症患者を拘束することは少なくないようで、今回の件は、日本で自分が老いることが怖くなる出来事でした。

ワクチン接種（３回目）で受診した。完全予約制ではあったが、ひとつの枠が３０分と広いので２０人程度が集まり、受付までに１０分程度待たされた。受付の方が多少不慣れな様子で、奥に確認しにいくといった場面もあった。