専門医インタビュー

専門医インタビュー(石田 由美先生)|綱島クリニック

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綱島クリニック 綱島駅_専門医インタビュー(石田 由美先生)の写真 女性が何でも相談できるクリニックで経験を基に等身大の女性として診療する
院長 石田 由美
取材日:2021年10月22日

石田 由美先生(日本内科学会認定 総合内科専門医)にインタビュー

女性が何でも相談できるクリニックを作りたいという思いから開業する

医師を志したのはいつ頃のことですか? きっかけがあれば教えてください。
綱島クリニック 綱島駅 医師を志したのはいつ頃のことですか? きっかけがあれば教えてください。の写真
私が子どもの頃は、結婚したら仕事を辞めて家庭に入る女性が多い時代でした。しかし、私は、生涯仕事を続けたいと思っていたので、女性が自立して続けていける仕事は何かないかと、中学生の頃に職業の本を参考にして探したんです。
医師、看護師、臨床検査技師などの医療従事者は、社会から必要とされる職業ですし、活躍の場として素敵だなと思い、漠然と医師になりたいと憧れ始めました。

会社員の両親が働く姿を見て、「仕事をするのは大変だな」と子ども心に思いつつも、仕事を続けて社会に貢献していきたいと思っていたのです。そうした経緯から医師という道を選びました。
勤務医時代にはどういった分野の診療に力を入れていたのでしょうか?
綱島クリニック 綱島駅 勤務医時代にはどういった分野の診療に力を入れていたのでしょうか?の写真
医学部を卒業した後は、埼玉医大総合医療センターのリウマチ・膠原病内科に入局しました。実は、乳腺や甲状腺の手術を行う外科の医師に少し憧れていた時期もあったんです。ただ、私は背が低く、手術をする他の医師と身長が合わないと難しいため、外科の医師になるのは断念し、内科に進むことに決めたのです。

膠原病とは、皮膚や血管など全身に炎症を起こす病気の総称です。全身を管理する必要がある慢性疾患を、かかりつけの医師としてずっと診ていくというところにやりがいを感じて、リウマチ・膠原病内科の道に進みました。

結婚を機に転居して、聖マリアンナ医科大学病院に勤務することとなり、そこでは呼吸器に惹かれて、研鑽を積むようになったのです。また、嫁ぎ先の実家は産婦人科のクリニックを開業しており、家族としてそちらも支えられるようになりたいと産婦人科領域についても学び始めました。

とはいえ、呼吸器疾患だけを診たい、婦人科疾患だけを診たいというよりも、総合診療的にさまざまな疾患に対応できるような医師になりたいと思っていましたね。
どのようなクリニックを作りたいと思って開業したのでしょうか?
綱島クリニック 綱島駅 どのようなクリニックを作りたいと思って開業したのでしょうか?の写真
出産を契機に当クリニックを開業しました。総合的な診療を提供していきたいという夢は、開業した方が実現できるのではないかと思ったためです。また、自分が妊娠・出産を経験して思ったのは、産婦人科に限らず、女性がデリケートな悩みも含めて何でも相談できるようなクリニックがあったら嬉しい、ということです。これまで、さまざまな診療科目で勤務してきた経験と、私自身が女性として経験してきたことを還元できるようなクリニックを作りたいと考えて、女性のためのクリニックを開業しました。

クリニックでは、受診したことでお悩みが改善され、ホッと笑顔で帰れることを目指して診療しています。おせっかいだと思われることもあるかもれませんが少し踏み込んだアドバイスもしながら、患者さまと同じ目線に立って、共につらいことを乗り越え成長していければと思っています。親御さまと一緒に通っていた小さなお子さまが大人になり、妊婦さまとして受診されることもあります。こういった患者さまの成長を見られるのは、開業医でなければ経験できない醍醐味ですね。

内科、婦人科と診療科目を分けずに女性のお悩み全般を伺いサポートする

患者さまからはどんな相談が多いでしょう。診療の際に心がけていることは?
綱島クリニック 綱島駅 患者さまからはどんな相談が多いでしょう。診療の際に心がけていることは?の写真
内科と婦人科で分けて診療を行わないのが当クリニックの特徴であり、強みかもしれませんね。例えば、腹痛で受診されても内科疾患ではなく婦人科疾患の場合もあれば、逆に婦人科疾患のつもりで受診されても自律神経が原因でその症状が現れている場合もあります。内科、婦人科という先入観を持つことなく、患者さまのお話を伺っていくことで診断をつけられるのです。

同じ女性として、出産や子宮筋腫、子宮内膜症などを経験しているからこそ、痛みも理解できます。患者さまの不安に寄り添ってお話を伺うことができ、教科書的な答えにとどまらず自身の体験を還元できるのではないでしょうか。さらに、私が年を取ったせいか、性交痛や性病といったデリケートなお悩みについても患者さまは相談しやすいと感じてくださっているように思います。私が、さっぱりと恥じらいなく答えるから聞きやすいということもあるかもしれませんね。

かかりつけとして、本音で相談していただきたいと思っています。垣根を取り払い、同じ空間に一歩踏み込んで、お話を伺うように心がけています。
生理痛や生理不順などで悩んでいる方に伝えたいことはありますか?
綱島クリニック 綱島駅 生理痛や生理不順などで悩んでいる方に伝えたいことはありますか?の写真
月経痛、PMS症候群、月経不順といった婦人科系のお悩みをご相談に来られる若い女性も最近は増えていますね。以前よりは受診のハードルが低くなっているのかもしれません。ただ、まだ婦人科は怖い場所だと思っているのか、緊張して来られる患者さまが多いので、気兼ねなく相談していただきたいですね。

もし、生理でつらい日が月に3日あるとしたら、それが年に12回で、1年のうち36日、1カ月以上も損しているということです。そうお伝えすると皆さま苦笑いされるんですよ。生理痛は、今はもう我慢する時代ではありません。生理に伴う不便さは、漢方薬やホルモン治療によって管理することも目指せると知っていただきたいですね。未病であっても日常生活の質(QOL)を下げないようにサポートしていくのが婦人科の役割です。もし、一人でつらさを我慢している方がいらっしゃったら、婦人科をうまく利用していただきたいと思います。

また、生理のつらさは子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が隠れていることもありますので、ご相談いただきたいですね。
乳腺や甲状腺の疾患の診療で開業医として大切にしていることは何ですか?
綱島クリニック 綱島駅 乳腺や甲状腺の疾患の診療で開業医として大切にしていることは何ですか?の写真
当クリニックでは、助産師が母乳に関するお悩みに対応しています。また、胸の張り、しこり、痛み、違和感などのお悩みで、総合病院を受診すべきか迷っている方のご相談にも乗っています。乳がんの疑いがある方には、紹介状を書いて、受診の橋渡しをしています。

最近多いのは甲状腺に関するご相談ですね。健診で甲状腺の腫れを指摘されて受診される方のほか、最近は甲状腺疾患について認知度も上がってきたのか、動悸や倦怠感から、甲状腺疾患を疑われてご相談に来られる方もいらっしゃいます。当クリニックでは甲状腺超音波検査ができますので、血液検査と合わせて診断を行うことも可能です。甲状腺機能低下症は、不妊にも繋がるため、妊娠を望まれるのであれば治療をしっかりと行っておくことが大切です。当クリニックでも治療は可能ですし、甲状腺疾患を専門に診療している医療機関での治療をご希望される場合は、紹介も行っています。

普段はクリニックで診て何かあったら総合病院を受診するという形でもいいと思います。病診連携で、サポートしていきたいですね。

等身大の女性として、教科書的な知識だけではなく経験も活かした診療を行う

今後、さらに力を入れていきたいと考えていることがあれば教えてください。
綱島クリニック 綱島駅 今後、さらに力を入れていきたいと考えていることがあれば教えてください。の写真
クリニックでやりたいことは今でも十分に行っているかと思いますので、今後は人間的な成長をしつつ、医療に関する知識もさらに学び続けていきたいと考えています。年を取るごとに経験値を重ね、成長したところを患者さまに見ていただきたいですし、診療という形で還元していきたいと思います。

知識には、教科書的な知識だけではなく、自身が経験を積むことで初めてわかる知識があると思っています。例えば、自身も更年期の年代になって初めて更年期障害の患者さまの訴える不調を理解することができるようになりました。今後、さらに年を重ねることで、ご年配の方が抱えていらっしゃる不調についても、どこまでが年齢的なものでどこからが異常なのか、理解することができるでしょう。

今の私の年代ではまだ経験していないことは、人生の先輩でもある年上の患者さまに教えていただいています。例えば、「のぼせやほてりは80代になっても続きますか?」と患者さまに伺って、教えていただいた答えを他の患者さまにフィードバックしているんです。
クリニックで大切にしていることや課題と考えていることを教えてください。
綱島クリニック 綱島駅 クリニックで大切にしていることや課題と考えていることを教えてください。の写真
当クリニックは、女性の患者さまを対象に幅広い疾患に対応する女性のためのクリニックですが、名称に「レディース」と入れていないのは、私自身のこだわりでもあるんです。婦人科にかかっていると周囲に知られたくないという方や、会社や学校に提出する診断書にレディースクリニックと入っているのは抵抗があるという方もいらっしゃいます。受診するためのハードルを下げ、デリケートなお悩みも相談していただきやすいようにと考えて、あえて「レディース」とは入れていないのです。

できれば、女性の方を最期まで診させていただきたいと考えていますが、当クリニックはビルの2階にあり、階段しかないため、どうしても足腰が不自由になると通院が難しくなってしまいます。そこが当クリニックの抱えている課題でもあり、限界点を感じているところですね。マンパワー的にも私が訪問診療まで行うのは現時点では難しいですし、私一人ですべてを抱えるというのはおこがましいことなので、地域で訪問診療を行っている先生と連携しバトンタッチしていきたいと思っています。
最後に、女性の読者の方に向けてメッセージをお願いします。
綱島クリニック 綱島駅 最後に、女性の読者の方に向けてメッセージをお願いします。の写真
等身大の女性として、今後も幅広く女性のお悩みに応えていきたいと考えています。何か困ったことがあったら一緒に考えていきたいですね。

クリニックには、お仕事や子育て、介護などで疲労が蓄積された方や不定愁訴の患者さまも多くご来院されます。病気ではないので、治療をするのは難しいかもしれません。しかし、お話を伺って現状を把握し、気持ちの交通整理のお手伝いをさせていただくことはできると思うんです。その上で、漢方薬を使って体質を改善して、つらさを軽減して差し上げることはできるかもしれません。

私自身が更年期を迎えてみてわかったのですが、薬では改善しきれない症状があり、それは長く付き合っていかなければならないものです。つらさをできるだけ軽減できるようなお薬を探してご提案しますが、年齢という流れに逆らわず身を任せることも大切だと思っています。私もスタッフも女性として患者さまと同じような悩みを抱えていますので、気持ちを理解し寄り添いながら、つらさを軽減するお手伝いをしていければと思っています。

綱島クリニックの基本情報

医院名 綱島クリニック
診療科目 内科 産婦人科 小児科 呼吸器内科 婦人科
診療内容

インフルエンザ予防接種 おたふくかぜ予防接種 MRワクチン予防接種 水痘・帯状疱疹予防接種

ネット受付
電話問合せ

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住所
アクセス
  • 東急東横線綱島駅西口 徒歩2分 
  • 東急東横線大倉山駅(神奈川県) 車9分 
  • グリーンライン日吉本町駅 車10分 
  • グリーンライン高田駅(神奈川県) 車11分 
  • ブルーライン新羽駅 車9分 
  • 東急東横線日吉駅(神奈川県) 車10分 
  • ブルーライン北新横浜駅 車13分 
  • 横浜線菊名駅 車15分 

東急電鉄東急新横浜線新綱島駅 出口徒歩2分

駐車場有り(2台)

診療時間・休診日

休診日

日曜・祝日

土曜診療

10:00~13:00
15:30~19:00

【最終受付時間】
午前:12:45
午後:18:45

※木曜午後:産婦人科のみ診察

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午前中

※混雑状況の目安は各医院への取材情報を元にして掲載しておりますが、実際の状況とは異なる場合がございます。あくまでも参考の一つとしてご活用ください。

電話番号

045-540-4887

特徴・設備

特徴
  • 院内感染対策 院外待機が可能 女性医師による診療 母乳相談 女性専門 妊娠と薬
待合室
  • 空気清浄器 加湿器
設備
  • 個室 駐輪場 駐車場 おむつ交換台 ベビーキープ 4D超音波診断装置
駐車場

駐車場有り(2台)

サービス
クレジットカード利用可

オンライン診療のみ

専門医
  • 日本内科学会認定 総合内科専門医
  • 日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医

対応可能な症状・疾患など

症状・疾患
  • 肝疾患
  • 肥満(大人)
  • 喘息(大人)
  • 糖尿病
  • 慢性疲労症候群
  • 痛風
  • 甲状腺疾患
  • 脂質異常症
  • 更年期障害
  • 子宮内膜症
  • 骨盤臓器脱
治療
  • 禁煙治療
  • 漢方
  • 高血圧
  • 不妊治療(不妊治療/不妊相談)
  • モーニングアフターピル(緊急避妊法)

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