内分泌内科
甲状腺疾患や下垂体疾患など、内分泌疾患全般を診療いたします
内分泌疾患とは、体の代謝に作用するホルモンを産生・分泌する臓器の病気です。甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病など)、副甲状腺疾患(副甲状腺機能低下症、高カルシウム血症など)、下垂体疾患(下垂体機能低下症、高プロラクチン血症、成人成長ホルモン分泌不全症など)、副腎疾患(副腎皮質機能低下症、クッシング症候群など)、性腺疾患(性腺機能低下症、クラインフェルター症候群など)などがあります。
当診療所では、これら内分泌疾患を専門に診療します。診療では問診・診察をし、必要に応じて血液検査、甲状腺超音波検査、穿刺(せんし)吸引細胞診などを実施します。そして、患者さまの病状や症状などに合わせた治療をご提案いたします。なお、より専門的な検査や治療などが必要でしたら、他の医療機関とも連携しつつ対応してまいります。
院内設備
血液検査やエコー検査は診療所内で行い、可能な限り当日結果をお伝えします
甲状腺に関連する血液検査や甲状腺超音波(エコー)検査は、その日のうちに結果が出るよう診療所内で行っています。エコー検査では、甲状腺の大きさ、炎症や病変の有無などを確認し、しこり(腫瘍)がある場合は穿刺吸引細胞診を行います。
甲状腺ホルモンのほか、診療所内で測定可能な血中ホルモンは、プロラクチン・コルチゾールで、その日のうちに結果がわかります。また、白血球・赤血球・ヘモグロビンや、肝機能・腎機能・脂質の状態といった一般的な血液検査の結果も即日お伝えすることが可能です。
甲状腺関連血液検査を行うことで、甲状腺ホルモンの分泌の異常を起こす病気かどうかの診断ができます。その日のうちに結果が出るので、ご来院くださった当日に治療の方向性を定め、治療を始めることができます。
診療所は遠方の患者さまもお越しいただきやすい立地にあります。さらに、検査結果をお伝えするごとにお越しいただく手間を軽減するため、すぐに検査結果が出るようにしていますので、気になることがございましたらお気軽にご相談ください。
十分な説明
コミュニケーションを大切に患者さまの背景をふまえて治療方針を決定します
生活環境やお仕事、妊娠のご希望など患者さまそれぞれの背景を考慮しながら治療の方針を決めていきます。また、内分泌疾患について説明するときは検査結果の数値や画像を用いて、わかりやすい言葉でお伝えするようにしています。
体内には100種類以上のさまざまなホルモンがありますが、眠っているときに増加するホルモンもあれば、季節や時間によって増減するホルモンもあります。体重や年代によっても変化しますし、女性であれば月経の周期、妊娠しているかどうか、妊娠の時期によってもホルモンの状態は変化していきます。
患者さまの生活を把握するためにも、ていねいにお話をお伺いしながら、コミュニケーションが取れる関係性を構築することを重視しています。また、甲状腺ホルモンは代謝にも関係しています。甲状腺機能の低下によりLDLコレステロール値が高くなる場合もあるので、慢性の疾患で通院されているかどうかも伺っていきます。
妊娠をご希望されているかいないかによって、目標値が変わってくるホルモンもあります。患者さまの方向性を見据えながら、臨機応変に対応していくのがわれわれの努めだと考えています。
院内設備
待合室にはリラックスしながら検査結果をお待ちいただける広めのソファを配置
検査結果が出るまで1時間ほどお待ちいただくので、ゆっくりとくつろげる居心地のよい待合室をつくりました。窮屈さを感じることなくお座りいただけるよう、待合室のソファは、診察室のいすや中待合室のいすよりも奥行きが広くなっています。照明も明るさを落として、落ち着いて過ごせるよう配慮しました。
受付カウンターの中は、カルテなどを排除して広くゆったりとした配置にいたしました。BGMにクラシックの曲を流して、リラックスできる雰囲気にしています。
検査の結果が出るのをお待ちいただく間、万が一、何かありましたらスタッフにお声がけください。