塩澤 真司先生(日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医)にインタビュー
医療の根本はどの科も同じく、困っている人の不安を取り除くこと
ただ、子どものころから「医者になるぞ!」と勉強に励んでいたわけではなく、活発で、どちらかと言うとサッカーなどをして外で遊んでいることのほうが多かったですよ。サッカー自体はもちろん、チームとして仲間と切磋琢磨するのがとても楽しかったです。
泌尿器科の医師として勤務医になってからは、さまざまな患者さまを診てきましたが、中でも多かったのは前立腺がんの患者さまだと思います。今でも、大学病院などと連携をして前立腺がんの治療を行っていますし、大学病院でロボット手術などに携わることもあります。この地域は泌尿器科があまりありませんが、医療連携をしっかりすることで、よりよい医療を身近な場所で受けていただけるようにしています。
年のせいだとあきらめる前にできることがある。それを伝えたい
そんなに困っていないという方もいらっしゃいますが、治療方法があるかないかで言えばあるわけです。何もしないであきらめているのであれば、ぜひ一度相談にお越しいただきたいですね。
治療は、「症状があるからすぐに投薬」というわけではなく、まずは現状を知っていただくことからだと思っています。そのうえで、お薬や手術など選択肢をオープンに提示するようにしています。
どのような症状に対しても、納得していただけるような診断と治療の提供を
症状が出ている一つの理由として、男性ホルモン・女性ホルモンの低下や血流の悪化などが挙げられるのですが、メカニズムとしてはわかっていてもなかなか改善しづらいというのが現状です。
なので当クリニックでは、そういった血流を改善するための機器の導入や姿勢に関するアドバイスなどにも力を入れています。服薬や手術といった治療だけでなく、医療機器の導入や生活習慣に関するアドバイスなどでも改善をサポートしていきたいですね。
日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医だからというわけではなく、お越しになった患者さまに対しては、どんな症状であったとしても、納得いただけるように診察をし、治療なりアドバイスなり、必要に応じた対応を今後も続けていきたいと考えています。