
塩澤 佳先生(日本形成外科学会認定 形成外科専門医)にインタビュー
千葉県、茨城県、山形県など各地の病院で形成外科の医師として研鑽を積む
今はどちらかと言うと活発な性格をしていると思いますが、小さな頃はあまりしゃべらないおとなしい子どもでした。小学3年生の時に転校をしたのですが、その頃から少しずつ、学校で発言をしたり、自由研究の発表をしたり、自己主張ができるように変わっていったように思います。
自由研究と言えば、中学生の時に、父と一緒にフナの解剖をして、学校でその成果を発表したのをよく覚えています。その頃から、やはりメスを握ることに興味があったのでしょうね。
その時に、「悩みの種だったアトピー性皮膚炎から解放されると、こんなにも気分が晴れやかになるんだ」ということを、自らの身を持って体験しましたね。悩んでいる症状が改善されると、こんなにも人は気分まで良くなるものなのだ、ということを悟ったのだと思います。
高校・大学時代には、留学も経験し、さまざまな社会経験を積んでいく中で、次第に「見た目がきれいになること」に対して興味を覚えるようになりました。私自身、アトピー性皮膚炎の悩みから解放されるという体験をしたこともあり、悩んでいる傷や傷あとを改善するということに、興味を抱き始めたのです。そして、実際に形成外科の医師になろうと決意したのは、臨床研修を始めてからのことでした。
私自身が大学院で研究テーマとして選んだのは、顔面表情筋の支配神経の走行に関することです。論文を書くにあたり、20体の病理解剖をさせていただき、とても勉強になりました。
「日本形成外科学会認定 形成外科専門医」の資格は取ろうと決めていました。一般の患者さまは、何を基準に医師を選んだら良いかという点で、迷われることも多いのではないかと思います。「日本形成外科学会認定 形成外科専門医」は、最低7年間は形成外科の医師として勤務しないと取得することができません。また、資格を持っているということで、基本的なことを勉強していることがわかっていただけるのではないかと思い、取得しようと思ったのです。
シミやにきびの改善は原因をしっかりと確認した上で原因に応じた施術を提案
シミと一口に言っても、シミにはさまざまな種類があります。長期間にわたり紫外線を浴びたことで生じる老人性色素斑、一般的にそばかすと呼ばれる雀卵斑、ホルモンバランスが原因で現れる肝斑などがあります。私は中でも、老人性色素班や雀卵斑といったシミの改善(※)を得意としています。
シミの種類によって改善方法が異なるため、まずはシミの種類を鑑別し、そのシミに適した施術(※)をご提案していくことが大切です。シミであれば、何でもレーザーを当てれば良い、というわけではありません。シミの中には施術をしても、薄くすることが難しいものもあります。これまで、さまざまな種類のシミを実際に診てきた経験を活かし、シミの種類をしっかりと鑑別した上で適した施術方法を判断し、ご提案していきたいと考えています。
(※)は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。
にきびの治療と言うと、一般的にケミカルピーリングが良いのではないかと考えられがちですが、バリア機能が低下して肌が弱った状態でできたにきびには、ケミカルピーリングは適していません。にきびも、シミと同様、その原因に応じた治療を行う必要があります。そのためにも、まずは、そのにきびのできた原因を探っていくことが大切なのです。
アレキサンドライトレーザーによる施術では、パチンとはじかれたような痛みを感じる方もいらっしゃいます。痛みに敏感な方には、塗る麻酔薬を使ってから施術を行うよう、配慮しています。
(※)は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。
気兼ねなく相談しやすい美容皮膚科を目指し、アフターフォローもしっかりと
また、自分自身も日々進歩する新しい医療知識を取り入れる努力を重ね、さらに研鑽を積むことで、患者さまへと還元していけるように努めていきたいです。
(※)は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。
また、シミ改善のためレーザーを照射した後、「このまま色素沈着してしまうのではないか」と不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。当クリニックでは、シミ改善の施術を受けられた後は、色素沈着を予防するためにテープを貼って、保護をしています。最近は、コロナ禍でずっとマスクをつける生活になりましたので、マスクとこすれないよう、今まで以上に、術後の保護については気を付けるようにしています。
そのほか、術後は定期的な診察を行っています。施術をしてそれで終わりではなく、2週間後再診、1カ月後再診をお願いし、アフターフォローをしっかり行うことで、不安や疑問を少しでも和らげることができればと考えています。
(※)は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。
施術前の不安をできるだけ軽減させていただくためにも、ていねいな説明を心がけています。その場で施術を受けるかどうかを決める必要もありませんので、ご検討された上で、日をあらためてご予約をお取りいただけます。不安があれば診察時に何でもご質問ください。
「日本形成外科学会認定 形成外科専門医」として、これまで学んできたことを患者さまに還元していきたいと思っていますので、受診しようかどうかと迷っていらっしゃる方も、まずは気兼ねなくご相談いただければと幸いです。