診療案内｜八木小児科

一般診療

小児科の診療で心がけていることはありますか？

一人ひとりに合わせた治療と、親御さまも含めたトータルサポートを心がけています。


診療では、お子さま一人ひとりに合わせた治療を提供するように心がけています。たとえば、幼稚園や保育園があるため昼の服薬が難しい場合は、朝晩のみのお薬を処方して対応することもあります。

また、当院ではお子さまだけでなく、親御さまの診療も可能です。お子さまと別の病院を受診するのは大変かと思いますので、もし親御さまも体調不良でお困りでしたらお気軽にご相談ください。

伝染性軟属腫（水イボ）

水イボに対してどのような治療をしていますか？

基本は外科的処置で対応していますが、必要に応じて、薬を使って経過観察することもあります。


水イボ（伝染性軟属腫）に対しては、基本的に外科的処置でイボを取り除く治療をしています。その際、治療にあたってはなるべく痛みを軽減できるように、麻酔テープを使用しています。麻酔の作用が見られるまで時間がかかるので、お時間に余裕をもってお越しください。

ただし、イボがあまりに大きかったり、数が多すぎて取りきれなかったり、顔や陰部にできていたりする場合は、傷跡が残らないように配慮し、内服治療で半年～1年程度、経過観察をする場合もあります。

予防接種

子どもの予防接種を受けることはできますか？

各種予防接種を取り扱っています。当院までお電話いただければと思います。


当院では定期予防接種と任意予防接種（※）の両方に対応しています。事前にご予約いただく必要があるので、お電話または受付までご連絡いただければと思います。なお、当院では「防げるお子さまの病気は防ぎたい」という思いから、同時接種をおすすめしています。なるべく注射を怖がらせないよう、お子さまのご様子を伺いながら接種させていただきます。

（※）自由診療です。料金は料金表をご確認ください。

予防接種のスケジュールはどのように管理したらいいですか？

接種のスケジュールについては、一度受付スタッフにご相談ください。


予防接種（※）はワクチンの種類も多く、スケジュールの管理などが大変です。当院では、基本的に受付スタッフが接種スケジュールを管理していますので、「1回に何本を同時接種できるのか」といった質問などがありましたら受付までご相談ください。また、予防接種についてわからないことがあれば、そのときに合わせてご相談いただければと思います。

（※）自由診療の場合があります。料金は料金表をご確認ください。

乳幼児健診

健診と合わせて育児の相談にものってもらえますか？

もちろんです。発達や育児のことなど、何でも遠慮なくお聞かせください。


当院では母子手帳にある公費の乳幼児健診を中心に、任意の乳幼児健診（※）にも対応しています。乳幼児健診では、お子さまの成長発達の検査だけでなく、育児全般のご相談にも対応させていただきます。どんな些細なことでも構いませんので、事故予防、離乳食、母乳、夜泣きなどについてもご相談ください。

また、より専門性の高い検査や治療が必要になった場合は、連携している保険センターを紹介することも可能です。そこでは、二次健診を受けたり、必要に応じて、言葉や運動の訓練を受けたりすることもできます。

（※）自由診療の場合があります。料金は料金表をご確認ください。

気管支喘息

気管支ぜんそくの治療で気をつけていることはありますか？

ガイドラインに沿った治療を実施しつつ、イベントや行事に合わせて処方を調整しています。


気管支ぜんそくの治療には、小児と成人で別々のガイドラインがあるため、基本的にその内容に沿った治療を実施しています。また、中には長期的な管理が必要な場合もあるので、長期管理にもしっかりと対応させていただきます。もし気管支ぜんそくが疑われる場合は、一度当院のようなアレルギー科を受診してください。

また、運動会をはじめとした行事やイベントで気管支ぜんそくの症状が悪化することもあります。そのため、当院ではそうしたお子さまの行事やイベントに合わせてお薬の処方も調整しています。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎に対してどのような治療をしていますか？

塗り薬で症状をコントロールしつつ、スキンケアのアドバイスをしています。


アトピー性皮膚炎の原因には大きく、アレルギー性のものと乾燥性のものがあります。このうち、アレルギー性のものに関しては「一生の付き合いが必要になる」ことをお伝えしています。しっかりと治療を続けて、良い肌の状態を維持していきましょう。

アトピー性皮膚炎の治療は、塗り薬とスキンケアの2つを基本としています。塗り薬については、主にステロイド薬を使い、症状をコントロールできるように目指しています。また、スキンケアについては「ちくちくする肌触りの衣類は着ない」「こまめに保湿をする」「汗をかいた後にはシャワーを浴びる」など、お子さまの月齢・年齢に合わせた具体的なアドバイスをさせていただきます。

アレルギー性鼻炎の舌下免疫法

舌下免疫療法とはどのような治療法ですか？

アレルギーの原因物質を含むお薬を数年に渡って継続的に投与し、体質改善を目指す治療法です。


舌下免疫療法とは、ごく少量のアレルギーの原因物質（アレルゲン）を含むお薬を舌の下にのせて投与し、それを数年間繰り返し継続することによって徐々にアレルギー体質の改善を目指す治療法です。

舌下免疫療法で改善が期待できるアレルギーはスギ花粉とダニで、どちらもお子さまから大人の方まで対応できます。体質改善を実感できるまでに2～3年はかかるとされていますが、日常生活に支障があるほどアレルギー症状が強い方は一度ご検討ください。

なお、最初の投与は医師の前でおこない、それ以降は患者さまや親御さまに管理していただくことになります。

アドレナリンの自己注射薬

アナフィラキシーの自己注射薬とはどういったお薬なのでしょうか？

アナフィラキシーを一時的に抑えるための注射薬です。注射後はすぐに医療機関を受診してください。


アドレナリンの自己注射薬は、命に関わる急性のアレルギー反応である「アナフィラキシー」を抑えるためのお薬です。ただし、症状を抑えられるのは一時的であり、あくまで「病院を受診するまでの時間稼ぎ」にすぎません。肌の湿疹や息苦しさなど、何か急にアレルギー反応が出てきたときは、自己注射を打ったあと速やかに病院を受診してください。