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手首の痛みの原因は?骨折や病気の可能性も?痛む場所別に対処法も解説

更新日:2022/09/26 公開日:2020/03/03 view数:298,475

一口に手首が痛いといっても、痛みの種類はさまざまです。

このコラムでは、手首が痛くなる主な原因と、それぞれに対応した、おすすめのケアー方法、また、病院へいくべきかどうか、いくとしたら、何科がいいかについて、考えてみたいと思います。

目次
  1. さまざまな手首の痛み
  2. 手首のケガは整形外科へ
  3. 慢性的な痛みの原因は日常生活のなかに!?
  4. 病気のせいで痛くなっているのかもしれません
  5. まとめ

さまざまな手首の痛み

一口に手首が痛いといっても、痛みの種類はさまざまです。

まず、「痛む場所」による違いがあります。手首全体、親指側(内側)、小指側(外側)など、手首のどのあたりが痛むのかによって、考えられる原因は違ってきます。

また、「痛み方」による違いもあります。

急に強い痛みがあらわれる場合もあれば、強くはないものの長い期間ずっと痛んでいる場合、いつもではなくときどき痛む場合など、こちらもさまざまなパターンがあります。

ほかにも、腫れがあるか、ないかという違いもあります。

このコラムでは、手首が痛くなる主な原因と、それぞれに対応した、おすすめのケアー方法、また、病院へいくべきかどうか、いくとしたら、何科がいいかについて、考えてみたいと思います。

手首のケガは整形外科へ

何かにぶつける、ひねる、扉や重いものなどに挟むといった、瞬間的な、強い衝撃によって生じたことが明らかな痛みであれば、なるべく早く整形外科を受診してください。

打撲、骨折、脱臼の恐れ

損傷が皮膚と筋肉にとどまっていれば、打撲、骨が折れていれば、骨折となります。いわゆる「骨にヒビが入っている」という状態も骨折の一種です。

また、関節が外れる脱臼をおこしている恐れもあります。すぐに強い痛みがあらわれることもあれば、少したってからの方がより痛むこともあります。

ご自身でできる手当てには限界が

極軽い打撲であれば、市販の冷やすタイプの湿布薬で対処できることもありますが、基本的には、整形外科を受診するのが間違いないでしょう。

骨折や脱臼は、早く治療を始めた方が、その後の治りも早い傾向があります。

また、手、手首は日常生活において、とても重要な役割を果たしています。ですから、後遺症をもたらすリスクは最小限にとどめなければなりません。

一分一秒を争うことも

夜間や休日であっても、痛みでまったく動かせない、時間がたつにつれて痛みが増してくるといったことがあれば、救急車や、緊急外来の利用も検討してください。

慢性的な痛みの原因は日常生活のなかに!?

ケガによる急な痛みではなく、いつからか出てきた痛み、長く続いている痛みであれば、原因に心当たりがないか、一度、考えてみてください。

なんでもないようなことが原因に

「痛みの原因」というと、なんだか大げさに感じられるかもしれません。しかし、実際には、日常生活のなかで、手首を使うあらゆることが痛みの原因になりえます。

よく聞かれるものとして、

・テニスなどのスポーツ
・ダンベル体操などの筋力トレーニング(筋トレ)
・文字を書く、キーボードを打つなどの仕事上の動き
・食器を洗う、雑巾を絞るなどの家事上の動き

などがあげられます。近年では、長時間にわたってスマートフォンを操作することによって、手首を痛めてしまう患者さんもいます。

一回一回はたいしたことでなくとも、繰り返しおこなうことによって、少しずつ手首に負担がたまっていき、やがて、痛みとなってあらわれることがあるのです。

原因を遠ざけてみましょう

何かしらの原因が思い当たるようであれば、一時的にでも、その原因を遠ざけることができないか、考えてみましょう。

完全にやめることはできなくても、頻度を落とす、一回あたりの時間を短くする、負荷を軽くするといったことで、痛みが楽になることもあります。

サポーターやマッサージで負担を軽減

・手首を使うときには、サポーターやテーピングで保護する
・手首を使い終わったあとに、冷やしたり、マッサージしたりする

といったことで、手首への負担を軽くする方法も考えられます。

こうした方法は、インターネットなどでも数多く紹介されています。

しかし、可能であれば、まずは医師、トレーナーなど、専門家に相談し、正しいやり方を教えてもらってから実行することをおすすめします。

ご自身の状態と合っていなかったり、やり方が間違っていたりすると、かえって手首への負担になることがあるからです。

再発にも注意をしてください

さまざまな工夫をすることで、痛みが楽になっても、油断をしていると、また痛くなってしまうことが多くあります。

「手首に負担がかかっている」ということを、常に頭に置いて、無理のない生活を送ることが大切です。

病気のせいで痛くなっているのかもしれません

痛みの原因が思い当たらないとき、もしくは、原因を遠ざける工夫をしても、痛みが楽にならない(痛みが増していく)ときは、やはり、整形外科医に相談してみるのがいいでしょう。

・痛みが自分で対処できる範囲を超えている
・何かの病気が原因で痛くなっている

といったことが考えられます。

日常生活での負担が積み重なることで、手首の病気になっていることもあります。また、年齢や、性別、生活習慣によってかかりやすい手首の病気もあります。

女性に多いドケルバン病

関節を動かす腱(けん)に炎症がおこるドケルバン病という病気があります。

これは狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)とも呼ばれます。手首の親指側が痛んだり、腫れたりします。

手をよく使う人だけでなく、妊娠出産期や更年期の女性がかかりやすいという特徴があります。

手首を固定して、なるべく動かさないようにすることで治療しますが、飲み薬や注射を使うこともあります。場合によっては、手術もします。

働き盛りの男性はキーンベック病に注意

キーンベック病とは、手首にある月状骨(げつじょうこつ)という骨が、血液の巡りが悪くなることによって、つぶれてしまう病気です。

手首が痛んだり、ものを握る力が弱くなったりします。大工など、日常的に手をよく使う男性に多いといわれています。

ドケルバン病と同じく、固定によって治療するほか、飲み薬や、湿布も使い、手術をすることもあります。

手首が痛くなる病気はたくさんあります

これらはほんの一例で、手首の痛みを引きおこす病気は、ほかにもたくさんあります。

ケガの場合と同じく、早めに治療を始めることが、その後の経過にもよい影響を与えます。

1カ月など、長い期間、痛みが続く場合は、迷わず整形外科で相談しましょう。

まとめ

ケガなどで、急に痛みがおこった場合は、すぐに整形外科を受診してください。

慢性的な痛みであれば、まずは、日常生活のなかに痛みの原因となる動作がないかを考えて、それを遠ざける努力をしてみてください。

それでも改善しないようであれば、何らかの病気が原因となっている恐れがあります。やはり、整形外科への相談が必要です。

いずれの場合も、早く治療を始めた方が、治りも早く、治療後の状態もよりよくなることが期待できます。

「こんな程度の痛みで……」と軽く考えず、前向きに受診を検討してください。

執筆・監修ドクター

國重 義文
國重 義文 医師 くにしげクリニック 院長 担当科目 整形外科/形成外科

経歴1978年 奈良県立医科大学卒業
1978年 同整形外科入局
1980年 北里大学形成外科

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