ひとつのIDでさまざまな施設の順番待ち・予約が可能

EPARKグループ

白いつぶつぶ「稗粒腫」の皮膚科でうける治療法。費用はいくらかかる?

更新日:2022/12/02 公開日:2017/12/20 view数:3,914
稗粒腫 皮膚科

目の周りや顔にできる白いつぶつぶとしたできものは『稗粒腫(ひりゅうしゅ/はいりゅうしゅ)』といいます。放置しておいてもとくに害はありませんが、皮膚科などの病院で治療することもできます。

こちらの記事では、稗粒腫の治療方法やかかる費用について解説します。

目次
  1. 稗粒腫とは
  2. 皮膚科でうける稗粒腫の治療
  3. 再発に注意。稗粒腫の予防法とは?
  4. まとめ

稗粒腫とは

1.顔にできる小さな白い粒はなに?

稗粒腫

稗粒腫とは目の周りや、顔にできる白い粒のようなものです。直径1~2㎜程度の大きさで、袋の中には角質が入っています。小さな角質の塊なので「脂肪の塊」という表現をする場合もあります。とくに害はなく、痛みなどもありません。

毛穴の奥にある毛包(もうほう)という袋や、皮脂をつくる腺のうち未発達なものに角質がたまることで発症します。また、脂っこいものや甘いものの過剰摂取により発症する場合もあります。

2.稗粒腫は2種類ある!

稗粒腫には、「原発性稗粒腫」と「続発性稗粒腫」の2種類があります。

原発性稗粒腫

原発性稗粒腫とは、とくに新生児や比較的若い女性に多く、原因なく突然できることが多いものです。ほとんどの稗粒腫がこの原発性稗粒腫です。

続発性稗粒腫

続発性稗粒腫とは、事故などの外的要因が原因となって発症するものです。皮膚に火傷などの強い刺激があった場合におこります。見た目は原発性稗粒腫と変わりません。

3.稗粒腫は自分でとれるの?

注射器

自分で対処することもできないわけではありません。注射針のような細い針先で皮膚を切り開き、中の角質を押し出してとることも可能です。

しかし、痛みを感じやすく、皮膚に負担をかけてしまうことになります。

また、傷跡が残ってしまったり稗粒腫ではないものを潰してしまったりする可能性も考えられます。

自分で対処せずに、皮膚科を受診して治療してもらいましょう。

皮膚科でうける稗粒腫の治療

皮膚科での稗粒種の治療法には良く分けて2種類あります。一つは皮膚を切り開いて中の角質の塊を押し出す方法で、もう一つはレーザー治療です。

1.皮膚を切り開いて、角質を取り出す治療

塗り薬

注射針のような細い針で皮膚を切り開き、角質を取り除きます。出血をともなう場合もあるので、施術後は抗生物質の軟膏を塗ります。

多くの場合は、保険適用なので費用負担も少なく済みます。2,000円~5,000円程度の病院がほとんどです。

2. レーザー治療で、角質を取り出す治療

医療費

稗粒腫の数が多い場合は、一つ一つ取り除くのは大変なので、レーザー治療をおこないます。

皮膚の表面にレーザーを照射することで皮膚の表面を削り、そこから中の角質を押し出して取り除いていきます。施術は比較的短時間で終わり、傷跡も残りにくいです。

場合によっては保険が適用されないこともあるため、事前に確認しておくのがおすすめです。

再発に注意。稗粒腫の予防法とは?

稗粒腫は、一度治療しても再発することがあるいため、再発の予防も重要です。

1.肌をつねに清潔な状態に保つこと

スキンケア

とくに皮脂の分泌が多い人は、毛穴に長い時間皮脂が詰まった状態になり稗粒種ができやすくなります。洗顔や保湿ケアをしっかりして、肌の状態を清潔に保ちましょう。

洗顔は、ゴシゴシこすって汚れを落とすのではなく、しっかりと泡立てた洗顔フォームを顔全体にのせ、汚れを溶かし落とします。必要以上に皮脂をこそぎ落とさなくても大丈夫です。

2.ニキビ用のピーリング化粧品を活用しても

気になる場合は、ニキビ用のピーリング化粧品などを活用することも一つの方法です。

ピーリング化粧品を使用するメリットは、古い角質を物理的に溶かす働きがあることです。それにより、肌のターンオーバーを正常に戻す働きをしてくれます。

デメリットは、肌に刺激があるものが多いことですが、化粧品の成分の配合によっては、ほとんど効果がないように作られているものもあります。

3. 肌の『ターンオーバー』を食事で整える

加齢や生活習慣の乱れで『ターンオーバー』がくずれる?

洗顔や化粧品によるスキンケアも重要ですが、肌の『ターンオーバー』を整えることも効果的です。ターンオーバーとは、肌が新しく生まれ変わる期間のことです。正常な場合はおよそ28日周期で肌が生まれ変わります。

しかし、加齢や生活習慣の乱れにより、吹き出物に悩む多くの人はその周期がくずれています。周期を正常にするためには生活習慣の改善が必要です。

ターンオーバーを整えるためにはバランスのよい食事が重要!

バランスの良い食事

まず、基本的な栄養素である、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランスよく摂ることが大前提です。

さらに肌の新陳代謝に関与する『ビタミンB』や美肌ビタミンともいわれる『ビタミンA、E、C』などは積極的に摂りたい栄養素です。ビタミンBならうなぎやレバー、ビタミンCはアセロラやピーマンに多く含まれています。ビタミンAとCは水に溶けにくく油に溶けやすい『脂溶性ビタミン』なので、油と一緒に摂取すると吸収率が良くなります。

栄養素の吸収を良くするために、腸内環境も整える

食べた栄養素がきちんと体の中に吸収されるように、腸内環境を整えておくことも大切です。整腸作用があり、リンゴやバナナなどの果物や、サツマイモなどに多く含まれている食物繊維や、ヨーグルトやチーズ、納豆やキムチなどの発酵食品も意識して食べるとさらによいでしょう。

肌の『ターンオーバー』には睡眠も大きく影響

睡眠

また、食事だけではなく肌のターンオーバーを整えるためには『睡眠』も重要です。睡眠時間の目安としては、7-9時間といわれています。また、寝る前にブルーライトを見ない、照明を消す、好きなアロマを焚いて寝るなど、リラックスできる環境を整えることも大切です。

美しい肌を作るためにも、起床や就寝、食事の時間を決め、少し運動もするなど、規則正しい生活を意識しましょう。

まとめ

稗粒腫は放置しておいてもとくに問題はなく、自分で対処することも可能です。しかし、きちんとした治療をしなければ再発を繰り返す可能性もあります。

自分で判断せずに、早めに皮膚科や形成外科を受診して、取り除いてもらったほうが傷跡になる心配もありません。気になる方は、まず一度医療機関で相談したほうがよいでしょう。

 

執筆・監修ドクター

長谷川 佳子
長谷川 佳子 医師 ルサンククリニック銀座院 院長 担当科目 形成外科/皮膚科/内科

経歴北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

メールアドレス:任意
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション):

関連コラム

「白いつぶつぶ「稗粒腫」の皮膚科でうける治療法。費用はいくらかかる?」以外の病気に関するコラムを探したい方はこちら。

関連する病気

「白いつぶつぶ「稗粒腫」の皮膚科でうける治療法。費用はいくらかかる?」に関する病気の情報を探したい方はこちら。