爪が内出血を起こしたときの応急処置とは?剥がれかけの対処法も!

【医師監修】
爪を挟んだり突き指をしたりといった衝撃で、爪が内出血を起こすことがあります。
この記事では爪が内出血しているときの応急処置と、剥がれそうなときの対処法や病院での治療法を紹介します。
爪の内出血ってどういう状態?
爪の内出血は「爪下血腫(そうかけっしゅ)」とも呼ばれ、爪の内側が黒くなるため視覚的にも気になるものです。
骨折がなければ自然に治るのを待つだけですが、治るのを待っている間に爪が剥がれていくケースもあるため、正しい処置が必要です。
爪の内出血は治る?

爪が剥がれたり傷んだりしても、爪甲は再生します。
しかし、爪を作る組織である『爪母』がダメージを受けた場合は、再生が難しくなるケースもあるため注意が必要です。
特に通常ピンク色である根元部分が黒色に変色していたり、内出血を起こしたりしている場合は、爪母を負傷している可能性が高いです。
病院で処置を受けましょう。診療は皮膚科で行います。
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爪が内出血を起こしたときはどうすればいい?
1.内出血の応急処置

まずは消毒を
爪が内出血を起こしているときは、細菌感染や悪化を防ぐために爪と周りの皮膚を消毒しましょう。
絆創膏で保護
外部からの刺激を減らすために、絆創膏などを貼って患部を保護しましょう。
冷やす
内出血を起こした直後であれば、冷やすことで出血を抑えられます。
熱を持っていたり腫れていたりする場合も、冷やすと炎症を抑えられるでしょう。
患部は心臓より高い位置へ
患部を心臓より高い位置に上げることで、指先に血液が流れ込むのを抑えられます。
これによって痛みだけでなく、内出血や腫れの軽減にもつながります。
なるべく動かさない
内出血のある部分は炎症を起こしている状態なので、安静にしてなるべく動かさないようにしましょう。
痛みがあるなら鎮痛剤を
痛みがある場合は、市販の鎮痛剤を使用しても良いでしょう。
ただし服用しても痛みが治まらなければ、早めに病院を受診してください。
2.爪が剥がれそうなときの対処法

無理に剥がさない
爪が剥がれると足の場合は力が入らなくなったり、手の場合は物をつまむ動きに困難が生じたりします。
そのため無理に剥がさないようにしましょう。
消毒をする
剥がれてきた場合は消毒を行い、ガーゼなどで固定してすぐに病院へ行きます。
すぐに受診するのが難しい場合は、病院に行くまでの間、絆創膏などで固定し傷口を清潔に保ちましょう。
爪が伸びてくるのを待つ
爪母を負傷していないのであれば、傷口を清潔に保ったまま新しい爪が生えてくるのを待ちましょう。
悪化させないことが大切です。
爪の治療について
1.こんな症状があれば病院へ

軽い内出血であれば病院へ行く必要はありませんが、次のような場合は病院を受診することをおすすめします。皮膚科を受診しましょう。
・内出血が広範囲に広がっている
・指の骨に異常がある
・爪の根元を負傷している
・ひどい痛みがなかなか改善しない
原因がなく爪が剥がれた場合も病院へ
爪が剥がれたときは、その原因が内出血などとはっきりわかっていれば問題ありません。
しかし原因もなくいきなり爪が剥がれた場合は、下記のようなことが原因として考えられるので病院を受診しましょう。
・感染症
・内臓にかかわる病気
・アトピー性皮膚炎
・腸の炎症
・栄養不足
・肺の病気、先天的な疾患(爪が青や紫色の場合)
・悪性の貧血、心臓の病気(爪が黒っぽい紫色の場合)
2.治療方法

痛みがひどかったり、大きな血腫が爪を圧迫していたりする場合は血腫を抜くことがあります。
特に爪の根元にできる血腫は再生に影響するため、爪がきれいに生え変わらなくなる可能性があります。
自己判断で血腫を取り除こうとせず、きちんと病院で治療を受けましょう。
3.治療期間はどれくらい?

治療期間は爪が生え変わるまでとなります。
症状によっても異なりますが、数ヵ月で治ると思って良いでしょう。
また、血種を取り除くか自然治癒にまかせるかによっても治療期間は異なります。
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まとめ
爪が内出血を起こしたときはその範囲がどのくらいか、爪の根元に炎症が起きていないかを注意して観察しましょう。
痛みがひどい場合や爪母を負傷している場合は、早めに病院を受診してください。
内出血が爪の再生に影響しないよう、きちんと対処することが大切です。
執筆・監修ドクター
経歴2007年 山梨大学医学部卒業
国際医療センター国府台病院で初期研修の後、日本医科大学麻酔科学講座に入局
2011年 皮膚科、美容皮膚科に転科
現在はGINZA Zen 禅クリニック院長に至る
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