伊藤 幹彦先生(日本循環器学会認定 循環器専門医)にインタビュー
命にかかわる責任とやりがいを感じ、心臓血管外科の道へ進む
全身管理の大切さを学んだことも、今の診療に生かされています。特に手術をするにあたっては、全身を全般的に診ることが大切です。糖尿病があるのに、それを無視してほかの病気の手術をするということはリスクにつながりますからね。全身のさまざまな手術を行ってきた経験が、全身を診て適した判断をすることに役立っていると思います。
一つの症状だけでなく、「全身を診る」ことを大事に、合併症や再発を予防
こういった病気は、初期症状がほとんどないこともあるため、ぜひ定期的に検査を受けてほしいと思っています。クリニック内には、超音波診断装置、心電計、骨密度測定装置、血液検査機器、HbA1c測定装置などがあり、ほとんどの検査は当日中に結果がわかります。ご自宅での心電図の記録が可能な、24時間ホルター心電図検査にも対応しています。
血圧に関しては、俗に「白衣血圧」と呼ばれる院内で測った時の血圧と、ご家庭での血圧が違う場合があります。院内だと高くなってしまったり、逆に院内だと低くなったり、とかですね。なるべく緊張を感じさせない診療を心がけていますが、そういったことは少なからずありますので、血圧手帳をお渡しするなどして日常的な血圧も診ながら診療しています。
「全身管理」と「密な病診連携」で、責任をもって患者さまの健康をサポート
そのために取り組んでいるのが、定期的な検査のご提案や、日常生活についてのヒアリングです。「普段どんなものを食べてるんですか」といったことを聞いたり、「お酒は控えましょうね」「適度に運動しましょうね」とアドバイスしたり、患者さまといろいろ話しながら、その方に合った方針で治療を進めています。
開業医になり、実際にほかの医療機関へ患者さまを紹介することもありますが、顔を知っている先生がいれば「あそこに紹介しよう」と迷いなく思えます。また、勤務していた東京警察病院で今も手術をさせてもらえる環境があるなど、連携を密にとれることで、責任をもって患者さまを見守ることができると感じています。
当クリニックでは、新宿区の特定健康診査や肝炎ウイルス検診、中野区の国保特定健診(※1)や、がん検診(※1)を受けていただけます。雇用時健診や定期健診といった、一般の健康診断(※2)にも対応していますので、ぜひ一度ご相談ください。
(※1)は、お住まいの市区町村によっては補助制度を利用できます。料金は料金表をご確認ください。
(※2)は自由診療です。料金は料金表をご確認ください。