肛門外科
大学病院と連携した地域のおしりの症状に特化した病院です
当院では三大肛門疾患である、いぼ痔(痔核)・切れ痔(裂肛)・あな痔(痔ろう)に対応した診療をしています。この3つの症状は生活療法・薬物療法・外科的手術の中から治療を行っていきます。
診察を行う際、便のリズム、便秘なのか・下痢なのか、アレルギーの有無、既往歴、飲酒の有無、タバコを吸うのか等の生活習慣をお伺いします。あわせて、おしりから直腸までを直腸鏡で検査いたします。
検査結果によって生活療法なのか、薬での治療なのか、もしくは手術が必要なのか説明いたします。その際、患者さまにしっかりご理解いただけるよう、分かりやすくイラストや撮影画像を用いて説明させていただきます。手術となると不安になる患者さまもいらっしゃいますが、しっかりご納得いただいてから治療いたします。なお、手術となった場合は、入院が必要です。
また、大学病院と連携し、医師の指導に取り組むなど、おしりの症状に特化した病院として地域に貢献できるよう努めております。
患者さま1人ひとりのことを考え、1日もはやく心地よい日常生活が送れるようお手伝いいたしますので、おしりのトラブルはなんでも気軽にご相談ください。
三大肛門疾患
いぼ痔
いぼ痔には肛門の内側にできた「内痔核」、外側にできた「外痔核」があります。排便時にいきむ回数が多い、便秘で長時間いきむなどで、肛門によけいな負荷がかかり、直腸肛門部の毛細血管がうっ血して腫れたことで起こります。
まずは患者さまからお話しをお伺いし、その後診察いたします。治療方法は生活療法、薬物療法で経過をみることもありますが、それでも改善がみられない場合は、外科的手術へと移行します。
切れ痔
切れ痔は、肛門の出口付近の皮膚が、切れた状態で出血したものです。原因は硬い便や、回数の多い下痢、冷えて血行不良が起こり、直腸肛門部の血流が悪くなることが挙げられます。
特に切れ痔は女性に多く、無理な食事制限、冷え性などで起こります。特徴は、排便時の痛み、出血、排便後のジーンとした痛みなどです。切れ痔についても、まずは患者さまからお話をお伺いし、診察いたします。お話と診断状況から、生活療法・薬物療法と患者さまに合った治療方法をご提案いたします。まれに、肛門狭窄を起こしている場合があり、狭窄を改善する目的で外科的手術を行うこともあります。
あな痔
あな痔とは、肛門周辺に膿がたまり、肛門周囲の膿瘍が悪化することで発症する痔のことです。主な原因は、下痢で肛門周辺の組織に細菌が入ってしまうことです。身体の免疫力が低下していると細菌に感染し、膿ができてしまいます。この膿がたまってしまうと、直腸と肛門周辺の箇所に空洞ができます。それが「あな痔」です。
あな痔の治療はまず問診を行い、診察した後に症状の進行度合いによって治療方針を決めていきます。痔ろう根治手術を行う場合は、10~20日の入院が必要です。
我慢してしまうと悪化する一方となり、入院期間もその分長くなりますので、患者さまの負担が増えてしまいます。少しでも気になる方は、早めにご来院ください。
痔の治療法
生活療法
生活習慣の改善で疾患の症状を改善、軽減する治療法があります。
生活習慣の中で、何が原因で悪くなったのか患者さまご自身で、しっかり把握していただき、改善に繋げます。原因で1番多いのが、便のリズムの乱れです。便秘で強くいきんだり、逆に下痢で回数が多かったりなどがあげられます。
また、食事が肉類に偏っている、脂っこい物、辛い食べ物など刺激になるものを取り過ぎることも便の乱れに繋がる場合があります。
お仕事が肉体労働中心なのか、デスクワーク中心なのか、そういった患者さまのライフスタイルをお聴きしたうえで、控えるものや取り入れるものをアドバイスいたします。
便のリズムをコントロールできるようにする。お風呂で温まって血流を良くする。睡眠が不足しない様にする。患者さま1人ひとりに合った具体的なアドバイスをご提案いたします。
日々の生活から改善することで、病気の再発防止にも繋がります。
薬物療法
生活療法だけではどうしても改善できない場合、お薬も主体に治療を行っていきます。
当院で処方する、一般的なお薬の種類は、肛門の腫れを抑える軟膏、腫れを抑える飲み薬などがあります。便のリズムが乱れている患者さまには、状態に応じて処方いたします。漢方も併用し肛門疾患の原因である身体の冷え・疲労・倦怠感、便秘等の改善をはかります。
おしりのトラブルで市販薬を使用される方も多いですが、長期の使用は避け、病院で早めに診察をうけられることをおすすめいたします。市販薬だけではなく、ご自身の判断で放置すると症状を悪化させてしまう場合もありますのでご注意ください。
まずは、食事と生活習慣の改善にお薬を取り入れつつ、症状の緩和、改善を目指します。それでも変化がみられず、症状がなかなか改善しない患者さまは、外科的手術という流れになります。
外科的手術
生活療法・薬物療法だけで改善しない症状の場合、外科的手術となります。
術後は安静を要するため、入院が必要となります。
医療法人三渓会 川堀病院の基本情報
診療科目 | 肛門外科 | |||||||||||||||||||||||||||
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住所 |
広島県広島市南区松川町3-8
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アクセス |
稲荷町 バス停から徒歩5分 駐車場有り(7台) |
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診療時間・休診日 |
休診日 日曜・祝日 土曜診療
※木曜日午後は女性のみの診療となります。 |
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電話番号 |
082-263-0303 |
特徴・設備
特徴 |
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設備 |
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駐車場 |
駐車場有り(7台) |
専門医 |
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対応可能な症状・疾患など
症状・疾患 |
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関連リンク
掲載している情報についてのご注意
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掲載内容の誤り・閉院情報を報告EPARKスタッフが見た
おすすめポイント
ポイント1
最寄り駅から徒歩約3分 駐車場は7台分ご用意
広電「段原一丁目電停」より徒歩約3分、稲荷町より徒歩約5分、JR広島駅より徒歩約15分の立地にあります。駐車場も7台分あり、お車での通院も可能です。
ポイント2
キッズスペースをご用意しお子さま連れの方に配慮
小さなお子さま連れの方でも気兼ねなく受診できるよう、キッズスペースを設置しています。また患者さまが心地よく過ごせるようスタッフ一同、細やかな配慮に気を付けていらっしゃいます。
ポイント3
診療は大腸肛門病専門医である2名の医師が対応
「日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医」の資格を有する院長と女性医師の2名が大腸・肛門の診療に対応しています。