皮膚科
患者さまの日常生活向上のために根気よく治療します
皮膚科では、とびひ・水イボ・ヘルペス・水虫・帯状疱疹といった感染症や、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)などに対して幅広く診療を行っています。また痒みや皮膚の症状を抑える治療のほか、巻き爪治療、ほくろ除去、アレルギー検査も行っています。
皮膚は年齢に関係なく一年中乾燥などの刺激にさらされ、夏は特に皮膚トラブルが起きやすいなど気候にも影響を受けます。日頃のお手入れが大切ですので、ご家庭でのスキンケア指導にも力を入れており、患者さまからのご質問にも誠実にお答えいたします。
ニキビ(尋常性ざ瘡 じんじょうせいざそう)
皮膚の表面は、乾燥や菌の増殖から皮膚を守る皮脂(ひし)で薄く覆われ、皮脂が分泌される器官を皮脂腺(ひしせん)といいます。ニキビは皮脂腺から皮脂が過剰に分泌され、毛穴に皮脂がたまり、菌が増殖して炎症を起こした状態です。
ニキビ治療は、思春期の患者さまも多く受診されます。思春期にニキビが出やすいのは、皮脂分泌が活発になるためです。ご自身の外見が気になりやすい時期でもありますので、重症化して跡が残ってしまう前に受診いただき、治療を開始できたらと思います。ニキビにはいくつかの種類があるため、患者さまの症状に合わせた塗り薬を処方いたします。
皮膚炎・湿疹(しっしん)
湿疹とは、皮膚が赤くなる、ぶつぶつができる、水ぶくれができる、乾いて皮がポロポロと落ちてくるなどの症状をいいます。湿疹が痒いから当たり前に掻いてしまう、そんな経験は誰にでもあると思います。掻いているときは一時的に気持ちが良くても改善することはなく、引っ掻くことで軽い皮膚炎・湿疹から傷が広がり、炎症を起こし悪化するケースも少なくはありません。
湿疹の治療ではアレルギーの有無などを調べ、病気を鑑別することが重要です。そのためにはていねいな問診によって、発症時期や発症部位、症状の悪化と緩和を繰り返す時期、発汗や日光との関連性などを把握します。そして考えられる原因を取り除き、塗り薬と合わせて治療を進めていきます。
蕁麻疹(じんましん)
蕁麻疹(じんましん)とは、突然皮疹(ひしん)が円状、線状に赤くくっきりと広がり、激しい痒みが起き、しばらくすると跡形もなく消えてしまうといった病気です。蕁麻疹の種類は急性、慢性などさまざまで、発症の原因は大きくアレルギー性と非アレルギー性にわけられます。
血液検査や皮膚のプリックテスト等でアレルギー検査を行い、アレルギー性でない場合は必要に応じて内科的な検査を行い、症状や経過も総合的に見て診断します。治療としては、症状の原因となる物質を取り除くことのほか、薬による治療を行います。蕁麻疹が起きしばらくすると消えてしまうことも多いですが、症状がおさまったから大丈夫と見過ごさず、お気軽にご相談ください。
あせも(汗疹)
全身には汗腺(かんせん)という汗を出すための器官があります。あせもは、汗の出口(汗腺)の詰まりが原因で炎症を起こした状態です。赤ちゃんがあせもになりやすいのは、皮膚の面積が狭く、皮膚が薄いのに、新陳代謝がよく汗を多くかくためです。汗をかきやすい場所(額、首回り、わきの下、背中、おしり、肘や膝の裏など)にできやすいとされています。
ケアとしては、第一に肌を清潔に保つことが重要です。汗をたくさんかいたらお風呂で洗い流すなどしましょう。入浴後は保湿することが大切です。ご自宅でのケアで改善しない場合は、ご自宅の環境や感染症の有無などを確認のうえ治療いたしますので、気軽にご相談ください。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、原因が複雑に絡みあって起こるアレルギー疾患のひとつです。原因の多くは、遺伝的素因(アレルギー体質)とアレルゲン(ダニ・ハウスダスト・食物など)に関係しています。強い痒みを伴う湿疹が、おさまったり発症したりを繰り返し、皮膚の状態が悪化することで感染症が起こりやすくなります。
治療では、軽く安定した状態を目指して、薬で症状をコントロールします。短期間の治療では改善せず、薬を塗るのをやめてしまう方もいますが、これはかえって症状を悪化させる要因になります。継続して薬で症状をコントロールすることで、薬を使用しなくても良い状態が目指せます。患者さまと相談しながら治療方法をご提案しますので、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
治療・検査
紫外線治療
当院では、症状に応じて紫外線治療を取り入れています。症状のある部位に光を照射するだけの簡便な治療のため、これまで薬で改善が見られなかったり、外用薬に抵抗があったりする患者さまにもおすすめしています。主に、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、尋常性乾癬、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、類乾癬などの疾患に対して行います。
当院では、ナローバンドUVBまたはエキシマライトを用いて紫外線治療を行います。患者さまの症状が出ている部位や状態に合わせて使いわけています。
接触皮膚炎検査、金属アレルギー検査(プリックテスト・パッチテスト)
アレルギー症状を引き起こす原因となる物質を「アレルゲン」と呼びます。そのアレルゲンをさまざまな手段を使って皮膚と接触させ、アレルギー反応の有無を確認する検査を行っています。
即時型アレルギーを調べるプリックテストは、少量のアレルゲンを含ませたピンを皮膚に触れさせ、約15分後に反応を測定する検査です。遅延型のアレルギーを調べるパッチテストは、アレルギー性接触皮膚炎や薬疹の診断に使う検査法です。原因として疑われるアレルゲンを背中もしくは二の腕に貼付し、貼付してから48時間後にパッチテストユニットを外し、1時間30分~2時間後、72時間後、1週間後などのタイミングで判定します。
アナフィラキシー補助治療剤の処方可能
当院では、アナフィラキシー補助治療剤の処方に対応しています。補助治療剤は、アナフィラキシーがあらわれたときに使用し、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に遅らせ、ショックを防ぐための自己注射薬です。アナフィラキシーを根本的に治療するものではなく、ハチ刺傷や食物によるアナフィラキシーなどに使用されます。
注射薬は常備することが大切なので、通勤・通学時や外出時に携帯するときの注意点、保存方法についてもしっかりお伝えいたします。
松尾皮膚科医院の基本情報
診療科目 | 皮膚科 | |||||||||||||||||||||||||||
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住所 |
岡山県総社市総社2丁目23-14
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アクセス |
総社小学校前停留所 下車徒歩約2分 |
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診療時間・休診日 |
休診日 木曜・日曜・祝日 土曜診療
※土曜17時まで 臨時休診あり |
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電話番号 |
0866-93-3188 |
特徴・設備
設備 |
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対応可能な症状・疾患など
症状・疾患 |
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